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「七瀬ふたたび」とはどんなドラマ?
『七瀬ふたたび』(ななせふたたび)は、筒井康隆のSF小説。
1972年10月から1974年10月にかけて『別冊小説新潮』『小説新潮』に連作の形で発表された。「邂逅」(初出時は「七瀬ふたたび」)「邪悪の視線」「七瀬 時をのぼる」「ヘニーデ姫」「七瀬 森を走る」の5編からなる。読心能力を持つ火田七瀬の様々な超能力を持つ仲間との交流や敵対者からの逃亡を描く。
登場人物紹介
火田七瀬:多岐川裕美
ノリオ:新垣嘉啓
ヘンリー:アレクサンダー・イーズリー
岩淵恒夫:堀内正美
漁藤子:村地弘美
ヘニーデ姫:田坂都
山村栄一:高橋長英
西尾正人:藤木敬士
語り:芥川隆行
当時の私には分かりませんでしたが、今となってはかなり豪華なキャストです。七瀬役の多岐川裕美は、今でもきれいですが、「美貌の女性」というのは、こういう人のことを言うんだなーと、妙に納得していました。
多岐川裕美は、この少年ドラマシリーズ以前に、TBSで放送された「芝生は緑」というドラマでも七瀬を演じています。こちらは七瀬シリーズとも呼ばれるうちの「家族八景」が原作です。
書店で偶然「七瀬ふたたび」を見つけて、その隣にあった「家族八景」と「エディプスの恋人」とともに、夢中になって読んだものです。
現代のように、パソコンやインターネットなどもなく、情報が少なかったとはいえ、こんなに面白い本を知らなかったなんて、本当に何も知らない高校生でした。
書店で偶然「七瀬ふたたび」を見つけて、その隣にあった「家族八景」と「エディプスの恋人」とともに、夢中になって読んだものです。
現代のように、パソコンやインターネットなどもなく、情報が少なかったとはいえ、こんなに面白い本を知らなかったなんて、本当に何も知らない高校生でした。
「七瀬ふたたび」の映像
「七瀬ふたたび」は、毎日18時から約30分の放送でした。CMが入らないので、民放の番組の1時間ものに近い密度だったと思います。そして何より、毎日の放送なので、毎日楽しめます。この辺りは、朝ドラの感覚に近いものがありますね。
小学生のころは、朝ドラは登校時間があったので見られなくても、夕方の少年ドラマシリーズは毎日見ることができました。中学生になり、部活動が始まって、18時に帰宅するのが難しくなったことで、何年かは遠ざかることになりますが、「七瀬ふたたび」が放送されたこの時期は、また毎日見ることができるようになっていました。
小学生のころは、朝ドラは登校時間があったので見られなくても、夕方の少年ドラマシリーズは毎日見ることができました。中学生になり、部活動が始まって、18時に帰宅するのが難しくなったことで、何年かは遠ざかることになりますが、「七瀬ふたたび」が放送されたこの時期は、また毎日見ることができるようになっていました。
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Amazon.co.jp | NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびI [DVD] DVD・ブルーレイ - 多岐川裕美, 新垣嘉啓, 堀内正美, 筒井康隆
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現在では廃番になっていますが、Amazonに出品されているものもあるようです。
収録されたマスターテープは高価なため、上書きされて使われていたというのは有名な話ですが、視聴者が録画していたビデオがあり、また見ることができるようになりました。
NHKの「みのがしなつかし」のサイトで、3分ほどのダイジェスト映像を見ることができます。
このころは、家庭用のビデオレコーダーなど、まだまだ高嶺の花で、今のように気軽に録画できる日が来るなんて、想像もできませんでした。SFの世界のようです。
NHKの「みのがしなつかし」のサイトで、3分ほどのダイジェスト映像を見ることができます。
このころは、家庭用のビデオレコーダーなど、まだまだ高嶺の花で、今のように気軽に録画できる日が来るなんて、想像もできませんでした。SFの世界のようです。
「七瀬ふたたび」のあらすじ
お手伝いさんという存在
七瀬は初め、お手伝いさんとしていろいろな家庭で働きます。お手伝いさんという存在は、昭和の頃にはよく登場しましたが、最近では家政婦という呼び方のほうがしっくりくるようです。
お手伝いさんのイメージとしては、長年使えているおばあさん、または最近働き始めた若い女の子という設定が多く、脇役としてあまり目立たないものです。多岐川裕美演じる七瀬のようなお手伝いさんは、あまりにも美しすぎて、雇っている側も心穏やかではいられないだろうと思います。
男性はいろいろ妄想してしまうだろうし、奥様達はそういう夫や息子を見て嫉妬するだろうし。小説の中でもその美しさと「テレパス」の能力のせいで様々なトラブルがあり、勤め先を転々とするようになります。そして「七瀬ふたたび」の冒頭の列車のシーンにつながっていくのです。
お手伝いさんのイメージとしては、長年使えているおばあさん、または最近働き始めた若い女の子という設定が多く、脇役としてあまり目立たないものです。多岐川裕美演じる七瀬のようなお手伝いさんは、あまりにも美しすぎて、雇っている側も心穏やかではいられないだろうと思います。
男性はいろいろ妄想してしまうだろうし、奥様達はそういう夫や息子を見て嫉妬するだろうし。小説の中でもその美しさと「テレパス」の能力のせいで様々なトラブルがあり、勤め先を転々とするようになります。そして「七瀬ふたたび」の冒頭の列車のシーンにつながっていくのです。
超能力者たちとの出会い
この列車の中で、七瀬と同じテレパスの能力を持つ「ノリオ」と、予知能力を持つ「岩淵恒夫」と出会うのですが、列車の事故を予知した岩淵と、そのイメージを読み取ってしまった七瀬とノリオが列車を降りることで、事故から逃れることができます。
ノリオと一緒に暮らすようになった七瀬は、その後念動力者のヘンリー、タイムトラベルができる藤子などと出会い、一緒に行動するようになります。
ノリオと一緒に暮らすようになった七瀬は、その後念動力者のヘンリー、タイムトラベルができる藤子などと出会い、一緒に行動するようになります。
高級バーのホステスをしたり、マカオのカジノで生活費を稼ぐという生活をしていますが、NHKの少年ドラマシリーズということもあり、そのあたりはドラマではあまり詳しく描かれていなかったと記憶しています。
人の心が読めるということは、ホステスとしてはかなり役立つ能力だといえますが、実際はどうなんでしょうか?下心ばかりが伝わってきて、つらかったのではないかと思います。
人の心が読めるということは、ホステスとしてはかなり役立つ能力だといえますが、実際はどうなんでしょうか?下心ばかりが伝わってきて、つらかったのではないかと思います。
小学生のころから少年ドラマシリーズを見ていたので、タイムトラベルなどは知っていましたが、人の心を読む「テレパス」という能力って、便利なのかつらいのか、いくら考えても答えは見つかりませんでした。