2010年から2014年まで、広島カープの監督を務めた野村さんですが、監督時代の優勝はかなわなかったものの、大野さんは、「優勝へのチーム作りは謙二郎の影響が大きい」と高く評価しています。
「ズムスタ」の効果。
2人が口を揃えて言うのは、「マツダスタジアム」の登場が大きい、と述べています。
2人が現役時代を過ごしたのは、広島市民球場。老朽化もあり、新しい球場の建設が望まれていました。
2人が現役時代を過ごしたのは、広島市民球場。老朽化もあり、新しい球場の建設が望まれていました。
この新しい快適なスタジアムの建設により、観戦するファンが徐々に戻ってきます。
もともと市民球団である広島。観戦するファンは圧倒的に広島側が多く、スタジアムは赤で埋め尽くされます。
このような盛り上がりの中で、選手の気持ちが高揚しないわけがありません。
「自分のため」のプレーから、「チームのため」そして「広島という街のため」という大きな使命感を原動力にして、広島カープはセ・リーグを制覇するまでの力を付けたのでしょう。
もともと市民球団である広島。観戦するファンは圧倒的に広島側が多く、スタジアムは赤で埋め尽くされます。
このような盛り上がりの中で、選手の気持ちが高揚しないわけがありません。
「自分のため」のプレーから、「チームのため」そして「広島という街のため」という大きな使命感を原動力にして、広島カープはセ・リーグを制覇するまでの力を付けたのでしょう。
27年前の優勝は「津田さんのために」。
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2016年の優勝の前の優勝は、1991年でした。
この年は、広島の炎のストッパー、津田さんが離脱した年であり、チームが一丸となって「津田さんのために優勝するぞ!」という目標を掲げ、見事にそれを成し遂げました。
この年は、広島の炎のストッパー、津田さんが離脱した年であり、チームが一丸となって「津田さんのために優勝するぞ!」という目標を掲げ、見事にそれを成し遂げました。
大野さんと野村さんの共通の趣味。
大野さんと野村さんは、11歳も年が離れていますが、グラウンド以外でも付き合いがありました。共通の趣味はマージャンだそうです。
2人だけでなく、達川さん、長内さん、小早川さんなどとしょっちゅうマージャンをやっていたそうです。
これだけの名選手とともに遊んだわけですから、もちろん会話の中にも、チームを強くする会話などを吸収することもあったことと思います。
2人だけでなく、達川さん、長内さん、小早川さんなどとしょっちゅうマージャンをやっていたそうです。
これだけの名選手とともに遊んだわけですから、もちろん会話の中にも、チームを強くする会話などを吸収することもあったことと思います。
繊細な人が多い「投手」という職業。
投手という職業は、ボール1つとっても性格がものすごく違うそうです。
大野さんは、新しいピカピカのボールが大嫌いで、野村さんは新しいボールが来たらスパイクの裏の土を使ってこねてから大野さんに渡したそうです。「大野をつぶすには新球を投げさせればいい」というくらいだったそうですから、相当なものです。
逆に北別府さんは、真っ白なきれいな球でなければ嫌なタイプだったそうです。
これは、凡人にはわからない世界ですね。
大野さんは、新しいピカピカのボールが大嫌いで、野村さんは新しいボールが来たらスパイクの裏の土を使ってこねてから大野さんに渡したそうです。「大野をつぶすには新球を投げさせればいい」というくらいだったそうですから、相当なものです。
逆に北別府さんは、真っ白なきれいな球でなければ嫌なタイプだったそうです。
これは、凡人にはわからない世界ですね。
この本から垣間見える、2018年の広島カープ。
この本から、2018年の広島カープの行方が垣間見えてきます。
大野さんや野村さんのように、世代を超えてマージャンなどの濃い交流があるかどうか。
2016年に野村祐輔投手がぐんと成長したのは、黒田さんからさまざまな指導を受け、それをモノにしたからだと言われています。
そして、3年連続セ・リーグ制覇と、34年越しの日本一の夢に向けた「大義名分」が共有されているかどうか。
1991年は、「闘病している津田さんに優勝を届ける!」2016年は「引退する黒田さんに花道を!」という、チーム一丸となった「大義名分」があったからこそセ・リーグを制覇することができたのではないでしょうか。
昨年の広島カープの戦いぶりを見ると、一見、「全員で総力戦で勝利を勝ち取る」チームに見えます。
それは裏を返せば、「絶対的なエース、スラッガーが不在」ということにもなります。
2年連続でセ・リーグを制覇しながら、日本一になってはいないという事実以上に、2016年は日本シリーズで4連敗、2017年はCSで4連敗、と、一旦気持ちが切れてしまうとボロボロになりかねないという、危ういチームでもあります。
プロ野球は、スタジアムを新しくしたくらいで日本一になれるような甘い世界ではありません。
地元広島のみならず、「カープ女子」なる言葉まで生まれた熱狂的ファンを再び興奮の渦に巻き込むためにも、ぜひ、一丸となって2018年は日本一を目指して欲しいものです。
大野さんや野村さんのように、世代を超えてマージャンなどの濃い交流があるかどうか。
2016年に野村祐輔投手がぐんと成長したのは、黒田さんからさまざまな指導を受け、それをモノにしたからだと言われています。
そして、3年連続セ・リーグ制覇と、34年越しの日本一の夢に向けた「大義名分」が共有されているかどうか。
1991年は、「闘病している津田さんに優勝を届ける!」2016年は「引退する黒田さんに花道を!」という、チーム一丸となった「大義名分」があったからこそセ・リーグを制覇することができたのではないでしょうか。
昨年の広島カープの戦いぶりを見ると、一見、「全員で総力戦で勝利を勝ち取る」チームに見えます。
それは裏を返せば、「絶対的なエース、スラッガーが不在」ということにもなります。
2年連続でセ・リーグを制覇しながら、日本一になってはいないという事実以上に、2016年は日本シリーズで4連敗、2017年はCSで4連敗、と、一旦気持ちが切れてしまうとボロボロになりかねないという、危ういチームでもあります。
プロ野球は、スタジアムを新しくしたくらいで日本一になれるような甘い世界ではありません。
地元広島のみならず、「カープ女子」なる言葉まで生まれた熱狂的ファンを再び興奮の渦に巻き込むためにも、ぜひ、一丸となって2018年は日本一を目指して欲しいものです。