塩の撒き方にも個人差が如実に現れる大相撲力士あれこれ【小量撒き編】
2018年6月14日 更新

塩の撒き方にも個人差が如実に現れる大相撲力士あれこれ【小量撒き編】

「塩の撒き方にも個人差が如実に現れる大相撲力士あれこれ【大量撒き編】」の続編だ。大相撲中継をテレビで見ているとやはり、大量の塩を豪快に撒く力士たちの方が人気があるし、注目されやすいが、私の記憶の片隅には、その正反対の力士、すなわち葬式の焼香の際に摘む灰の如く、小量の塩で済ます力士たちもいる。今回はそのような力士たちを紹介したい。

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まずは、塩撒きに関するトリビア2-塩撒きの塩はどこから??

大相撲の塩の種類は?一日の量は?といった事柄を纏めてみた。

力士が土俵に撒く塩なんですが、産地はどこで、一日どのくらいの量を使うものなのか?また、使用後の処理や処分はどのようにされているのだろうか? 今まで疑問に思ってた方もこれですっきりするでしょう!!

「伯方の塩」CM 2003年

答えは、東京の両国国技館で行われる初場所(1月)、夏場所(5月)、秋場所(9月)に使われている塩は、皆さん良くご存知の「伯方の塩」だそうで産地はメキシコらしい。
CMで有名なあの「はっ、かっ、たっ、のっ、塩!」は耳に残っているだろう。
味の素 瀬戸のほんじお 1kg

味の素 瀬戸のほんじお 1kg

大阪場所(3月)、名古屋場所(7月)、及び、九州場所(11月)の地方場所では、「瀬戸のほん塩」(岡山産)が使われている。
「伯方の塩」も「瀬戸のほん塩」も食卓で使うような「精製塩」ではなく、天然の海水を天日干しして作られる「荒塩」だそうだ。

塩の使用量については、本場所で1日当り平均45kg使用され、1場所当りでは675kg(45[kg]×15[日])消費されることになる。

なお、この大量の塩は伯方塩業株式会社と味の素株式会社が無償提供している。また別に懸賞金も出している。塩の提供は年3回なので、年間では、675[Kg]×3[回]=2、025kgということになる。

ここからは「私のゲスの勘繰り」になるが、このような塩は1キロ約300円位だから、普通に買ったら約60万円になるが、企業ですから原価はこれよりもっと低いと予想される訳で、広告費と思えば企業側にとっても大変魅力的に映っているかも・・・??。

後、撒かれた塩はどうなるのか?? つまり不要となった土俵の「著しく塩分濃度の高い土」は「産業廃棄物」になるそうで、「産業廃棄物処理事業者」に処分を委託しているそうです。

それから、私は相撲を見ていて、いつも気になっているのが、よく足の指などを怪我している力士は、著しい酸性の土で余計痛くならないのか??あいにくこの質問に答えてくれる資料が見つからなかった。だれか判る方いませんか???

現役力士の中では、”宇良”が塩撒きの塩が少ないことで有名!!

宇良 和輝(うら かずき)

宇良 和輝(うら かずき)


本名 宇良 和輝(うら かずき)
生年月日 1992年6月22日(25歳)
出身地 大阪府寝屋川市
身長 体重 172センチ 113キロ
大学 関西学院大学
所属部屋 木瀬
改名歴 宇良 和輝
初土俵 2015年3月
最高位 前頭 4

好物は卵、スパムのおにぎり。嫌いなものは甘いもの。趣味はラップ(特にMCバトル)。平成4年度生まれの関取を指す、いわゆる「花のヨン組」の1人と言われていたが現在は幕下に転落している。
この動画の相手方は普通の塩の量なのだが、宇良が少なすぎるので、ちょっと多めに見えてしまっている。
まるで”トリック”だ。
なお、宇良の塩撒きは”パスタ”を茹でる際に入れる塩の量より少ないそうだ!!

俵の上で綱渡り!! 宇良×旭日松 平成28年5月場所 十両

この動画に出ている”旭日松”は大量の塩を撒く人物として有名で、私の以前の記事「塩の撒き方にも個人差が如実に現れる大相撲力士あれこれ【大量撒き編】」にも紹介していて、本割りもものすごい良い試合だったのは勿論だが、仕切の塩撒き対決も大変笑えた。

思い出に残る小量塩撒き力士は元祖タレント力士の”出羽錦”!!

出羽錦 忠雄(でわにしき ただお)

出羽錦 忠雄(でわにしき ただお)


出羽錦 忠雄(1925年7月15日 - 2005年1月1日)は、東京府南葛飾郡(現:東京都墨田区)出身の元大相撲力士。
重い腰と半身の構えで上位力士を苦しめた力士だったことを朧気ながら思い出がある。体格や貫禄から見ると、大関になってもおかしくない人でしたが、関脇で終ってしまった。子供心にも、もうちょっとがんばれないのかと思えるくらいの持久戦法だった。

最高位 関脇
本名 小倉 忠雄→奈良崎 忠雄
生年月日 1925年7月15日
出身地 東京都墨田区
没年月日 2005年1月1日(79歳)
身長 体重 181センチ 143キロ
所属部屋 出羽海
改名歴 小倉 忠雄 → 出羽錦 忠雄
初土俵 1940年5月
最終場所 1964年9月
年寄名跡 田子ノ浦 忠雄
だが資料によると、出羽錦は最初から守りの相撲をしていたわけではなかったそうだ。最初は突っ張って前へ出る激しい取り口だったが、膝を怪我したのが原因で相撲の取り口が一変したと言われている。昔、膝にいつも包帯を巻いていた姿を思い出すのですが、そのせいだったんですね!

Dewanishiki vs. Wakanohana : Haru 1957 (出羽錦 対 若ノ花)

土俵の上では常にユニークだったことで人気があった。そんな出羽錦の塩撒が少なかったのには、訳があったのだ。それは先日紹介した、若秩父との対戦の時に、思いついたそうだ。当時、若秩父と言えば大量の塩を撒くことで超人気だったので、自分が目立つためにはどうしたら良いのかと考えていて、若秩父と反対のことをやれば”ウケ”るだろうと塩を指先にちょっとだけ付けて撒いたそうだ。

Dewanishiki vs. Asashio : Aki 1961 (出羽錦 対 朝潮)

出羽錦の塩撒きは、宇良のそれとはちょっと違い、まるで焼き鳥に塩を振っているような感じの撒き方だった。

それから若秩父の川柳と同じように出羽錦の塩まきにも川柳が詠まれている。

「出羽錦、塩の値段を知っており」とね!!。
出羽錦忠雄/田子ノ浦親方/ドリフターズ【ズンドコズンド...

出羽錦忠雄/田子ノ浦親方/ドリフターズ【ズンドコズンドコ全員集合】

相撲もある意味、個性的でしたが、相撲の他に色々と芸達者な人で、現役時代からテレビや映画に出演したりしていた。引退後は『土俵の砂は知っている』なんていう本までを書いたりしている。
出典 buyee.jp
1990年から1999年までNHK専属解説者だったが、なかなか明解で、聞きやすかった。また、生放送中に突然川柳を詠むことでも知られ、「勇退の 伯父にはなむけ 初賜杯」「寝て起きて また強くなる 貴花田」「曙が 朝日に変わる 九月場所」「智ノ花 先生辞めて 良かったね」などを残した。ただ現代流に言うと”ウケねらい”なのだろうが、サービス過剰な面もあった。

体は”デカ”いが、塩を撒くより舐めるのが多かった”高見山”!!

髙見山 大五郎(たかみやま だいごろう)

髙見山 大五郎(たかみやま だいごろう)

日本初の外国人関取。アメリカ合衆国ハワイ準州 (Territory of Hawaii) マウイ島出身で高砂部屋所属の元大相撲力士。最高位は東関脇。身長192cm、体重205kg。’80年に日本に帰化。本名は渡辺 大五郎(わたなべ だいごろう)、米国名はJesse James Wailani Kuhaulua(ジェシー・ジェームス・ワイラニ・クハウルア)、愛称はジェシー。
現在の相撲界は一年前にやっと日本人の稀勢の里がようやく横綱昇進に漕ぎ着けたが、未だに他の大横綱二人がモンゴル出身であり、大相撲がもはや日本の国技であるということを忘れてしまわせるような状態だ。しかし、今の大相撲の国際化を語る上で忘れてはいけない人物がいるとすれば、それは元関脇”ジェシー”こと高見山大五郎だろう。彼はなんと相撲界で最初の外国人力士として活躍した人物のだ。
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