生き方に憧れる人多し!の高田渡。音楽的絶頂期を飾る70年代のアルバムがこれです。
2020年9月5日 更新

生き方に憧れる人多し!の高田渡。音楽的絶頂期を飾る70年代のアルバムがこれです。

近年、高田渡の生き方に憧れている人が多くいますね。その高田渡の音楽的な絶頂期は70年代。個性の強い曲ばかりですが、生き方同様に一度聴くと耳に残って忘れられなくなる優しい曲ばかりなんですよ。

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高田渡 私の青空

ないんだ。それにしてもないんです。若き日の高田渡の動画はない。ヒゲがないころの高田渡。せめてひげが黒いころの高田渡が観たいのですが、それは贅沢というものかもしれません。観れるだけで最高です。

FISHIN' ON SUNDAY

高田渡に海外録音というのは似合わないのではないか?あの日本人独特の世界観は日本でないと作れないのではないか?素人考えではそう思います。が、高田渡は素人ではありませんし、今回のアルバムは細野晴臣、中川イサトとのトリオ編成ということですから、ロサンゼルス録音というのもアリなのでしょう。
アルバムには、ヴァン・ダイク・パークスが参加しています。う~ん、ロサンゼルスといいヴァン・ダイク・パークスといい、これは高田渡というよりも細野さんの趣味のような気がしますが、実はそうでもないんですよね。
FISHIN' ON SUNDAY

FISHIN' ON SUNDAY

01. 魚つりブルース
02. 頭を抱える宇宙人
03. ヘイ・ヘイ・ブルース
04. 自由な奴
05. 秋の夜の会話
06. 初めての我が児に
07. 質屋
08. 雨の日
09. 漣
10. フィッシング・オン・サンデー
もともと高田渡はアメリカ音楽に興味を持っていた。1971年に参加していた武蔵野タンポポ団はジャグ・バンドでしたしね。アメリカでのレコーディングの話は何年も前から出ていたようで、それがついに実現したという訳です。
レコード会社をフィリップス・レコードに変え、3年ぶりとなるアルバム「FISHIN' ON SUNDAY」。高田渡は当時27歳です。
アルバム発売後はヒルトップ・ストリングスバンドを結成して精力的に活動しています。

ヴァーボン・ストリート・ブルース

高田渡&ヒルトップ・ストリングス・バンド名義で1977年にフォーライフレコードよりリリースされた「ヴァーボン・ストリート・ブルース」。ヒルトップ・ストリングス・バンドとのライブ活動は高田渡にとって非常に充実したものだったようです。
ヴァーボン・ストリート・ブルース

ヴァーボン・ストリート・ブルース

01. ヴァーボン・ストリート・ブルース
02. 夜汽車のブルース
03. ウイスキーの唄
04. シグナルは青に変わり汽車は出てゆ
05. G・M・S(グラフィス・マンドリン・ソサエティ)
06. その向こうの
07. ダイナ
08. 猿股の唄
09. 座蒲団
10. すかんぽ(哀れな草)
11. リンゴの木の下でドミニクは世界の日の出を待っていた
小室プロデュース。といっても哲哉ではなく等です。小室等にプロデュースされたアルバム「ヴァーボン・ストリート・ブルース」。残念ながら商業的には成功とは言い難い結果でしたが、高田渡にとっては思い入れが強いアルバムのようです。2001年に刊行された唯一のエッセイ集に同名のタイトルを付けているくらいですからね。

70年代に高田渡が残したアルバムは以上の5枚となります。80年代、90年代はスタジオアルバムは僅かに各1枚しかリリースしていません。不遇の時代へと突入していくのですが、さて、ご本人は不遇と思っていたのかどうか。思っていないでしょうね。そこにまた憧れるわけです。

2005年4月16日、高田渡は心不全により56歳で亡くなりました。亡くなる10日ほど前の4月3日、北海道白糠町で行われた最後のライブ映像が残されています。

【最期のライブ】 高田 渡/生活の柄 仕事さがし など

高田渡の曲は個性が強い。そのため聴きにくいと感じる人も多いことでしょう。しかし、よく聴いてみてください。優しい曲ばかりなのですよ。そして高田渡の生き方は多くの人々を魅了して止みません。あえて時代から取り残されようとした男、高田渡。今の時代にこそ聴いて欲しいミュージシャンのひとりです。
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