サントリーゴールド900
1976年、「サントリーゴールド900」の CMが話題となります。CMというよりも、正確にはCMソングと言った方が良いかもしれません。出演もしている野坂昭如が歌った「ソクラテスの唄」がそれです。
suntory gold akiyuki nosaka
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このCMで、ソクラテス、プラトン、ニーチェ、サルトルを覚えたちびっ子たちは結構多かったのではないでしょうか?!何より野坂昭如の存在が知れ渡りました。商品とは全く関係のない人名が多数出てきて、オチは「みんな悩んで大きくなった」ですからね。良くできてます!
ブラックストライプ
1976年に放送された東芝の「ブラックストライプ」のCM。これはもう桂三枝でないと成り立ちません。「1・2・三枝、ご苦労さ〜ん」ですから。現在六代目 桂 文枝として活躍中ですが、まぁ、この芸風は変わらないというか、不滅ですね。
197X 東芝 ブラックストライプ
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70年代は、いや、いつの時代でもそうなのでしょうが、ゴロ合わせのようなセリフやキャッチコピーって浸透しやすいみたいですね。なんだかんだと言われながらも、おおらかな感じがする70年代には特にバッチリです!
リポビタンD
「ファイトー!」と言えば、「イッパーッツ!!」と応える。忘れようにも忘れられない大正製薬の「リポビタンD」のCM。このCMが始まったのは1977年のことです。意味もなく危険な状況で声高らかに叫ぶ二人の男。テーマは常に「努力・友情・勝利」だそうですよ。「勝利」って?!
懐かしいCM 大正製薬「リポビタンD」
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「偉大なるマンネリ」と呼ばれ永く続いたこのCMも、2016年9月より三浦知良・大谷翔平をメインとした爽やか路線へと変更しています。寂しいよなぁ。時代に合わなくなったということのようですが、結局「リポビタンD」のメイン購入者っておじさんなのではないですかね?若者や時代に合わせなくてもいいような気がします。根性と筋肉路線で走ってもらいたいものです。
キンチョール
大日本除虫菊と言われてもピンときませんよね?「金鳥」若しくは「KINCHO」(きんちょう)の商標名で知られている会社で、正式な社名より商標が浸透しているという珍しい会社でもあります。
で、そこの商品「キンチョール」。研ナオコを起用した1977年のCMが爆発的な話題となりました。
で、そこの商品「キンチョール」。研ナオコを起用した1977年のCMが爆発的な話題となりました。
研ナオコ CM キンチョー キンチョール 1977年.mp4
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一人二役でバカバカしいようなやりとり。セリフだけを読んでも、おそらく面白さは伝わりにくいのではないかと思います。なので、やはり研ナオコなんですね。
美人ではないことを逆手に取ったキャラクター設定が秀逸です。しかし、本人はこうしたキャラから脱却したかったのでしょうね。その後はご存知のように、イイ女路線へと変更していきます。
こうして70年代を代表するCMを観ていくと、なんか、こう、開放感のようなものを感じますね。「フリーダム」、そんな感じか。または、「モーレツ」と言いながらも、それほどでもないって感じ。まぁ、こうして日本はバブルへと突入していくんですね。
美人ではないことを逆手に取ったキャラクター設定が秀逸です。しかし、本人はこうしたキャラから脱却したかったのでしょうね。その後はご存知のように、イイ女路線へと変更していきます。
こうして70年代を代表するCMを観ていくと、なんか、こう、開放感のようなものを感じますね。「フリーダム」、そんな感じか。または、「モーレツ」と言いながらも、それほどでもないって感じ。まぁ、こうして日本はバブルへと突入していくんですね。