70年代に、大映テレビが制作した「岡崎友紀」主演のライトコメディシリーズ。
2019年8月24日 更新

70年代に、大映テレビが制作した「岡崎友紀」主演のライトコメディシリーズ。

大映テレビが制作したライトコメディシリーズによって岡崎友紀はブレイクし、それまでのアイドルの概念を変えてしまいました。70年代の前半は岡崎友紀のものだったといってよいでしょう!

4,892 view

なんたって18歳! オープニングテーマ

「なんたって18歳」も漫画があるのですが、「おくさまは18歳」とは違い原作ではありません。ドラマに合わせて漫画化されたんです。それほどまでにヒットしたドラマだったというわけです。
なんたって18歳

なんたって18歳

牧野和子 (著)
それにしても牧野和子、絵が下手い。とても6年後に「ハイティーン・ブギ」を描いた人と同一人物とは信じがたいです。急激に成長したんですねぇ。「ハイティーン・ブギ」最高ですもんねぇ。

ママはライバル

岡崎友紀主演のライトコメディシリーズ第3弾は「ママはライバル」で、佐々木守・作、忠津陽子・画で週刊マーガレットに連載されていたものが原作となっています。
ママはライバル

ママはライバル

脚本:佐々木守ほか
監督:ゆあさのりあきほか
出演者:岡崎友紀、純アリス、高橋悦史ほか
プロデューサー:春日千春、野木小四郎、下川隆輝
制作:TBS、大映テレビ
放送期間:1972年10月4日~1973年9月26日
放送時間:水曜19:30 - 20:00
放送枠:TBS水曜7時30分枠の連続ドラマ
放送分:30分
回数:52
【あらすじ】
早乙女ツバサは学校では明るく成績優秀、スポーツ万能で人気者だったが、そこへ美少女の転校生青海マリがやってくる。彼女は何をやってもそれまで一番だったツバサの上をいくライバルとなった。そんな時ヤモメ暮らしだが、2枚目でモテモテのパパ卓也が結婚するという。父離れできない甘えん坊のツバサは最初はOKするが、その相手が転校生のマリだと知って大反対!
結局パパとマリは結婚してしまうが、ツバサには相手がライバルで同級生のマリではどうしても認められない! しかもパパの「結婚しても高校だけは卒業させたい」という思いから二人の結婚は学校や近所には内緒で「お手伝いさん」だとしてマリをツバサと同じ高校に通学させることになってしまう。
大好きなパパを取り戻そうと、家でも学校でも奮闘するがいつも上手のママにはかなわない・・!?
内容的にもタイトル的にも前作、前々作と大きく変わってます。ラブコメではありませんね。対象がパパですもんね。ただライバルのママを演じるのが純アリスです。美人。
同級生がママになるという、「おくさまは18才」とはまた違ったコメディです。

ママはライバルOP 岡崎友紀

「ママはライバル」は純アリスのデビュー作なんですよね。それなのにソフト化されていないようですし、観ることが出来ないのは残念でなりません。原作の漫画も入手困難ですしね。なんとかならんもんですかね。

ラブラブライバル

第4弾「ラブラブライバル」。なんか呪文のようなタイトルに見えますが、「ラブ・ラブ」です。それに「ライバル」です。となると、3作目の「ママはライバル」とタイトルが似てくるわけですが、まぁ、問題ありません。
原作は岡崎友紀が20歳になった記念に出版した「明日のスケッチ」なのですが、自分の原作を自らが演じるというのは、なかなか珍しいですね。
ラブラブライバル

ラブラブライバル

原作:岡崎友紀「明日のスケッチ」より
脚本:ながのひろし、村山庄三、佐々木守、胡桃哲
監督:ゆあさのりあき、岡屋竜一、青木敏、帯盛迪彦
出演者:岡崎友紀、時本和也 ほか
プロデューサー:野木小四郎、春日千春、下川隆輝
制作:大映テレビ TBS
放送期間:1973年10月2日~1974年3月26日
放送時間:火曜 19:00 - 19:30
放送枠:TBS火曜7時枠の連続ドラマ
放送分:30分
回数:26
【あらすじ】
主人公の秋元しずかは20歳になったのを機に家から独立し、幼馴染の北山洋一も勤める旅行会社に就職した。
しずかは海外研修を終えて帰国してきた洋一を迎えに空港まで行ったが、その際に南太郎という青年に一目惚れされ、彼からしつこく付きまとわれる。そして洋一との再会を果たすも、洋一もまたしつこく見合いを勧めてくる叔母の出雲フサエから逃げている最中だった。洋一は叔母から逃れるため、口からでまかせでしずかを自分の婚約者だと言ってしまう。一方のしずかも太郎から逃れるためにそれに乗り、婚約者のふりをする。
かくして互いの利益が一致したしずかと洋一はそのための嘘を貫き通すが、恋人役を演じているうちに次第に心が魅かれあっていく。
岡崎友紀が手掛けているのは原作だけではありません。このシリーズの主題歌は岡崎友紀が歌っており「ラブラブライバル」の主題歌「風に乗って」もそうなのですが、作詞を担当している高木飛鳥、実はこれ岡崎友紀のペンネームなんです。高木飛鳥というのは、「おくさまは18歳」で岡崎友紀が演じたヒロインの名前ですね。

ラブラブ・ライバルOP 風に乗って 岡崎友紀

ニセモノご両親

第5弾にして最終作「ニセモノご両親」。タイトルからして新機軸って感じしますね。というか、このシリーズ、実は内容的にはバラエティにとんでるんですよね。それはそれとして、「ニセモノご両親」で驚かされるのは岡崎友紀が大人になっているということです。ヘアスタイルがボブということもあるのでしょうが、いやぁ、岡崎友紀が大人になっています。

ニセモノご両親 第01回 これが私のパパとママ?

脚本:ながのひろし、村山庄三、佐々木守、胡桃哲、三宅直子
監督:ゆあさのりあき、岡屋竜一、青野暉、帯盛迪彦
出演者:岡崎友紀、牧伸二、冨士眞奈美、大石悟朗、原泉 ほか
ナレーター:坂本九
プロデューサー:野木小四郎、下川隆輝
制作:大映テレビ TBS
放送期間:1974年4月2日~1974年8月27日
放送時間:火曜 19:00~19:30
放送枠:TBS火曜7時枠の連続ドラマ
放送分:30分
回数:22
41 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

A級~C級なんでも来い!の70年代アイドル(1970年に歌手デビューしたアイドルたち)

A級~C級なんでも来い!の70年代アイドル(1970年に歌手デビューしたアイドルたち)

1970年にデビュー曲を出したアイドルを集めてみました。バラエティに富んだアイドルが続々と登場したのも、現在につながるアイドル像を確立したのも70年代。1970年もステキなアイドルが登場していますよっ!
obladioblada | 2,064 view
脚本家「松木ひろし」の70年代は神がかっています。後悔しないように、これだけは見とけ!

脚本家「松木ひろし」の70年代は神がかっています。後悔しないように、これだけは見とけ!

今回ご紹介するこれらのドラマは是非とも見て頂きたい!「雑居時代」「パパと呼ばないで」「池中玄太80キロ」など名作と言われ、その後のドラマにも多大な影響を与えた松木ひろしのホームコメディドラマ。70年代の作品はどれもこれもまさに“神”。
obladioblada | 5,512 view
大原麗子があまりにも美しく輝いている「ムズキュン」ドラマの金字塔。その名は「雑居時代」

大原麗子があまりにも美しく輝いている「ムズキュン」ドラマの金字塔。その名は「雑居時代」

顔を合わせるといつもケンカばかりしている大原麗子と石立鉄男の2人。ケンカをしながらも徐々に心を通わせていくわけですが、まぁ、そりゃじれったい。しかし、それがいい。それこそが70年代王道のラブコメであり、まさにムズキュン。大原麗子の魅力全開ですよ。
obladioblada | 18,211 view
国民的アイドルとして人気を博した18歳の奥さまこと岡崎友紀にクローズアップ!

国民的アイドルとして人気を博した18歳の奥さまこと岡崎友紀にクローズアップ!

「おくさまは18歳」で国民的アイドルとなった岡崎友紀。その歌声とその演技力に大注目!岡崎友紀ライトコメディシリーズと共に歌声に耳を傾けあの頃を懐かしもう!
はんまのまま | 6,764 view
いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

女性アイドルデュオとして一世を風靡したピンク・レディー。その爆発的人気に伴い、巷では様々なピンク・レディーグッズが販売されていました。この記事では、ほんの一部ではありますが懐かしのピンク・レディーグッズを振り返ってみました。
ハナハナ | 437 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト