『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話
2016年3月28日 更新

『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

東映魔女っ子シリーズ第8作の『花の子ルンルン』(1979年)は主人公の「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるというお話でした。オテンバだけど心優しいルンルンの魅力、ルンルンの魔法の道具である「花の鍵」とは?ルンルンが淡い恋心を抱くイケメンの助っ人『セルジュ・フローラ』の正体とは?探し求めていた「七色の花」は結局どこで見つかったのか?この辺にポイントを置いて振り返ってみましょう。

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東映魔女っ子シリーズ第8作『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

東映魔女っ子シリーズ第7作『花の子ルンルン』(1979...

東映魔女っ子シリーズ第7作『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

『花の子ルンルン』(はなのこルンルン)とは、1979年2月9日から1980年2月8日まで、テレビ朝日系列で毎週金曜 19:00 - 19:30に全50話が放映されたテレビアニメ。『キャンディ・キャンディ』の後番組として製作・放映された。東映魔女っ子シリーズの1つに数えられる。
フランスにある小高い丘のふもとにある小さな田舎町に、ルンルンという名の活発な女の子が住んでいた。彼女の父母はすでに亡くなっていたので、花屋を営む祖父母と共に暮らしていた。

ルンルンが12歳の誕生日を迎えたある日、「花の子」を探しているという白い猫の「キャトー」、犬の「ヌーボ」が現れた。

「花の子」を見つけ出す魔法の綿毛によりルンルンが「花の子」であると確信した二匹は、フラワーヌ星王国からの使者であると名乗り、「王国の王が代替わりするにあたり、地球のどこかに咲くという七色の花が必要で、それを探すことができるのは、花の子の女の子にしかできない」それがルンルンなのだと、探索を懇願される。

驚き、祖父母を置いていけないと固辞するルンルンだったが、祖父母らは「花探しを頼まれることは名誉であり、七色の花を見つけた女の子は幸せになれる」との家伝をもとに、探索の旅を後押しするのだった。

『花の子ルンルン』(1979年) オープニングテーマ[STEREO] - YouTube

オープニングテーマ
「花の子ルンルン」
作詞 - 千家和也 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 堀江美都子、ザ・チャープス
オープニングテーマとして使用される。主人公の名前ルンルンを繰り返す、軽快な曲である。

『花の子ルンルン』の主人公「ルンルン・フラワー」(花の精の血をひく花の子)

ルンルン・フラワー

ルンルン・フラワー

ルンルン・フラワー
声 - 岡本茉利
花の精の血をひく(花の子)、12歳の女の子。七色の花をさがす旅に出る。

明るく快活で、登場時は男の子と一緒に芝そりで遊ぶほどのおてんば。しかし、ドレスアップした時は華やいだ雰囲気を持つ美少女でもある。

彼女の父母はすでに亡くなっていたので、花屋を営む祖父母と共に暮らしていた。

困った人を放っておけない性格で、自分のことよりまず他人の事を思いやる優しさと行動力を持つ。
花に対する愛情も人一倍強く、花言葉もすらすらといえるほど。

第34話までは姫野美智がデザインした、肩に独特のフリルを付けた赤いコスチュームを着用し、第35話以降は進藤満尾がデザインした新コスチュームとなる。(第37話までは橙色、第38話以降は赤)

出典:wikipedia/花の子ルンルン
ルンルンの父母はすでに亡くなっていたので、花屋を営む祖...

ルンルンの父母はすでに亡くなっていたので、花屋を営む祖父母と共に暮らしていた。

明るく快活で、登場時は男の子と一緒に芝そりで遊ぶほどの...

明るく快活で、登場時は男の子と一緒に芝そりで遊ぶほどのおてんば。

「花の子ルンルン」は家族で見て、安心・感動な話ですが、70年代の作品だけあり、やはり現代の放送コードでは放送が難しい回はあります。
壁を乗り越えて、池に落ちるおてんば娘のルンルン。

壁を乗り越えて、池に落ちるおてんば娘のルンルン。

ルンルンはおてんば娘ですが、とても心が優しい子。
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しかし、ドレスアップした時は華やいだ雰囲気を持つ美少女でもある。

話の最後には必ずセルジュがその話でルンルンと深く関わった登場人物に、ルンルンの思い出にと花の種を手渡し、その後の花が咲いた様子と花言葉が紹介された。
花ことば「スズラン」幸福がかえる

花ことば「スズラン」幸福がかえる

話の最後には必ず、この画像のように花が咲いた様子と「花言葉」が紹介された。
花 - 花言葉:イロマツヨイグサ - 静かな喜び

花 - 花言葉:イロマツヨイグサ - 静かな喜び

ルンルンを旅をともにする「キャトー」(ネコ)と「ヌーボ...

ルンルンを旅をともにする「キャトー」(ネコ)と「ヌーボ」(犬)

キャトー
声 - 白石冬美
フラワーヌ星からの使者の一人。男性。地球ではネコに化けている。頭の回転が速く道中の参謀役としても活躍。本来は、小柄で目の青い少年のような姿をしている。

ヌーボ
声 - 神山卓三
同じくフラワーヌ星からの使者の一人。男性。地球では大型のイヌに化けている。結構のんびり屋だがいざというときは頼もしい。本来は、恰幅の良い温厚な中年紳士のような姿をしている。

『花の子ルンルン』の悪役(ルンルン・フラワーの敵役):トゲニシアと、その手下のヤボーキ

トゲニシア(ルンルン・フラワーの敵役)

トゲニシア(ルンルン・フラワーの敵役)

トゲニシア
声 - 喜多道枝(ナレーター・アイキャッチも担当)

フラワーヌ星のトゲトゲ花の精で15歳。七色の花を横取りし、フラワーヌ星の女王になろうと企む。
ルンルンとは対照的な、スラッとした体型の美人である。
特殊能力として、「花粉嵐」という突風を起こす事が出来るが、これを使うと1週間、自身の顔が皺だらけになる。
出典:wikipedia/花の子ルンルン
ヤボーキ

ヤボーキ

ヤボーキ
声 - はせさん治
トゲニシアの従者。一見中年男性風だが、実は狸。トゲニシアには忠実だが、どじも多い。
特殊能力として、傘を使って変身&変装する事が出来るが、すぐバレてしまう。
トゲニシアの特殊能力「花粉嵐」

トゲニシアの特殊能力「花粉嵐」

花粉嵐
トゲニシアの特殊能力、花びらを含む突風を起こし、相手を吹き飛ばしてしまう。しかしこれを使うと、トゲニシアは1週間顔が皺だらけになる。

劇場版第2作では、ルンルン一行を上野公園から浅草の五重塔最上部まで吹き飛ばす描写がある。
(絵本版)トゲニシアの特殊能力「花粉嵐」

(絵本版)トゲニシアの特殊能力「花粉嵐」

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