「10年間の事務作業は意外ですね」
ミド編は思わず、そう口にしてしまいました。
多忙を極めた芸能界を強い意志で過ごされてきたイメージからすると「事務」という言葉が、なんだかとても退屈に感じるような気がしたのです。
ミド編は思わず、そう口にしてしまいました。
多忙を極めた芸能界を強い意志で過ごされてきたイメージからすると「事務」という言葉が、なんだかとても退屈に感じるような気がしたのです。
それも人生経験として活きています。まだパソコンがないワープロの時代からはじめて、小さな会社でしたが最後は中間管理職までやらせていただいて会社全体を見ていたので、色々な勉強が出来ました。
志したのは「心理カウンセラー」
ただ、いきなり心理カウンセラーと名乗ったところで、急に「あなたの悩み聞きますよ」だけではなく、何か別の窓口もあった方がよいと考えて足裏マッサージとアーユルヴェーダというインドの伝承医学の勉強を始めた桜香さん。
並行してカウンセリングの勉強を進める中で、特に女性が輝くために大切なことが「心」「美容」「健康」の3つと考え、次はエステサロンで修行することとなりました。
並行してカウンセリングの勉強を進める中で、特に女性が輝くために大切なことが「心」「美容」「健康」の3つと考え、次はエステサロンで修行することとなりました。
芸能界でストイックに励んだ10代を経て20代のOL時代。
しかしここでも、30歳から本当にやりたいことが出来るための準備に余念がなかった桜香さん。
人並な表現かもしれませんが「芯の強さ」を感じずにはいられません。
しかしここでも、30歳から本当にやりたいことが出来るための準備に余念がなかった桜香さん。
人並な表現かもしれませんが「芯の強さ」を感じずにはいられません。
30歳になったら本当に好きなことをはじめようって20代の頃から思っていたのでブレなかったですね…。ちなみに合コンは一回も行ったことありません。そんな大人あまりいないかもしれないんですけど(笑)
心配する人や反対する人、誘惑もきっとあったと思うんですけど、全然気にしなかったですね。この人はこう言っているけど私は私、という信じる何かがあったんだと思います。
小さい頃から自分で旗を立てたことに向って・・・で、また旗を立てて向って、という小さな成功体験を積んでいきました。そうはいっても芸能界時代にダイエットが上手くいかなくてスランプに陥ったりとか、正直芸能界自体は売れなかったので、私のことは“知ってる人は知ってる”みたいな感じだったので、そんなに期待に応えられてないな、とか苦しんだり葛藤はありました。けれども揺るがない何かがあったのだと思います。
「時間は未来からはじまる」?
「元アイドル」であることより、それも含めて幼き日の想いをそのままストレートに叶えるために行動する人生。
そんな桜香さんの人生観は、もしかすると現代を生きる私たち誰もにとってヒントとなる言葉な気がします。
そんな桜香さんの人生観は、もしかすると現代を生きる私たち誰もにとってヒントとなる言葉な気がします。
主人と33歳で出会って、35歳で結婚するのも運命だったと思います。結婚して私の人生は始まる、と小さい頃から私は漠然と思っていたので。で、結婚できて、小さな頃からの大きな夢が叶いましたので個人的な夢はなくなったんです。残りの夢は世界平和、今の唯一の夢です。世界中のみんながハッピーになること。何より人として最低限の暮らしができて平和に暮らせること。世界の現実は厳しいと思いますが、それでもいつかその日がくることを信じています。
普段私は、時間は未来から始まるものだとお伝えしています。普通は、過去-現在-未来って、過去の経験が今になって、それが未来になるって考えると思うんですけれども。でも最初に人は描いた未来から来て、それを行動することで現在になって、過ぎれば過去になる、という考え方。
例えば「今日お寿司を食べたいなぁ」って思う=それが未来ですよね。実際にお寿司屋さんに行って食べてます=それが現在になって、お寿司屋さんを出る=それが過去になるんですよね。「お風呂上りに喉が渇いたので何か飲みたいなぁ」って未来を描いて、冷蔵庫の中のお水を実際に飲んでると現在になって、飲み終わったら過去になる。全部そうやって流れているのが人生なんですよね。『受験』もそうですよね、『明日何着ていこう』もそうですよね。
「だからまず未来を描きましょう」
「信じれば叶う」ともちょっと異なるのです。
桜香さんご自身の言葉を、読んでいただきたいところです。
桜香さんご自身の言葉を、読んでいただきたいところです。
人は悩んだり失敗したことだけは描けないんです、自分のいいようには。でも、例えば“来週旅行に行く”ことを先に決めて準備をしていけばそれは全てできているのに、失敗したことだけは過去から持ってきてしまう。そうすると未来が描けないんですよね。失敗ばっかり。なので、時間というのは「未来~現在~過去」って流れてるんですよ、と伝えているんです。
どうしても過去の失敗に引きずられている人は、未来から持ってくるということをクセづけていけば、誰でも変われるんですよね。
もう一つ、人には生まれてくる前にストーリーがあって、だから人って夢を見るんだと思っているんです。昔は“描いたから叶う”と思っていました。矛盾するようですけど、そもそも決めていないことは夢に見ないと思っています。だから、全部叶っているんだ、というのも思っていて。だから私はあまり高望みもしないんですよね。自分にとってありえない夢は見ていなくて。自分の人生を見た時に、生まれた時に全て決まっていて、叶うことを夢見て夢を見るから頑張れる、っていうのが人生だと思うんです。
例えば20代とか30代で安全な道を選んでしまったり、本当はやりたくないけれどもみたいな人も多いじゃないですか。その人達にとってはこの考え方はわかりやすく、動きやすいと思います。
もしかしたら考え方ひとつなのかもしれません。
しかし、往々にして40代や50代ともなると「過去の経験」が思考を支配することは当たり前のようになっている気がします(少なくともミド編はそうです…)。
そんなとき、桜香さんのこの言葉は思わず「みなさんにも目を通していただきたい!」なんて気にさせられる言葉でした。
そんな桜香さん、2009年に内面と外面から女性の美と健康と幸せをサポートする『サロン・ド・エンジェル・エンジェル』をオープンしてからはサロン経営、メンタルカウンセラー養成、商品開発、出版、講演活動と実に幅広く活躍なさっています。
しかし、往々にして40代や50代ともなると「過去の経験」が思考を支配することは当たり前のようになっている気がします(少なくともミド編はそうです…)。
そんなとき、桜香さんのこの言葉は思わず「みなさんにも目を通していただきたい!」なんて気にさせられる言葉でした。
そんな桜香さん、2009年に内面と外面から女性の美と健康と幸せをサポートする『サロン・ド・エンジェル・エンジェル』をオープンしてからはサロン経営、メンタルカウンセラー養成、商品開発、出版、講演活動と実に幅広く活躍なさっています。
ところで「主人と33歳で出会って、35歳で結婚する」とありました。桜香さんのご主人は元格闘家の大山峻護選手です。先日、ミド編も取材の機会を頂戴しました。
PRIDEからHERO'S、パンクラスと格闘家の道を歩んだ大山峻護、40歳を超えてのプロレスチャレンジ! - Middle Edge(ミドルエッジ)
柔道一筋の学生時代からPRIDE、HERO'S、パンクラスと格闘家としての道を歩み続けた大山峻護。眩いばかりのスポットを浴び、ときに峻烈極まる罵声に晒された彼は40歳でその格闘家人生を終え、いまはトレーニングプログラム「FIGHTNESS」を提唱して日々躍動中。そんな中、なんと42歳にしてプロレスにチャレンジするという彼に話を伺った。
結婚して人生がスタートするって子どもの頃から漠然と思っていましたが、実際主人と出逢って結婚してからはグンと広がったし、速くなったと思います。主人も主人でそうだと思うんですけど。
そう語ってくださった桜香さん。
「そもそもお二人の出会いは?」と、つい質問してしまうミド編。。。
「そもそもお二人の出会いは?」と、つい質問してしまうミド編。。。
「私が本当にやりたかったことはコレだったんだ!」ということに気付きました。
自分がこうブラウン管の前に立って、カメラの前でお芝居することではなく、本当に色んな経験をしたいということが、今まさに日々やっていることで、だから今やっているお仕事が本当に幸せなんです。