プリンスが手掛けた外仕事を振り返る!
2017年4月24日 更新

プリンスが手掛けた外仕事を振り返る!

プリンスの突然の訃報に驚かされてから、早一年。色々な楽器を変幻自在に演奏するマルチ・ミュージシャンであり、緻密なスタジオ・ワークから、華やかなライヴ・パフォーマンスまで、まさに天才と呼ぶのにふさわしい活躍を見せてくれた殿下。その音楽性はジャンル横断的に幅広く、遂には自身の作品だけでは飽き足らず、他アーティストへの楽曲提供やプロデュース、変名サイド・プロジェクトなども数多く手掛けていたことで知られていますね。また、殿下が作り上げた魅力的な楽曲は、様々なアーティストたちによってカバーされることも多かったのです。今回は、そんなプリンスが残してくれた他アーティスト作品の数々を振り返ってみたいと思います。

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The Bangles - Manic Monday

プリンスがクリストファー名義で提供した楽曲。全米2位の大ヒットとなり、バングルスが世界的に成功するきっかけとなりました!元々はアポロニア6のために書いた楽曲とのことですが、シーラ・Eのグラマラス・ライフもそうだったように、アポロニアはプリンスにとってヒット曲のインスピレーションになりやすい女性だったんですね~。プリンスは第2弾主演映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』でクリストファー・トレイシーという役を演じるわけですが、そんな関係もあってこの変名を使っていたのでしょう。

アレクサンダー・ネヴァーマインド(ALEXANDER NEVERMIND)

シーナ・イーストン

当時ヒットを連発していたシーナ・イーストンも、大人のシンガーへとステップ・アップするタイミングで、プリンスとコラボレーションするようになったわけですが、そのきっかけは、プリンスがアレクサンダー・ネヴァーマインド名義で提供し、全米9位のヒットとなったこの曲!これ以降、プリンスとは「U Got The Look」でデュエットするなど、何度もコラボレーションする深い関係となっていったのでした~

プリンス(PRINCE)

前述のように変名で提供した楽曲以外にも、プリンス名義や、プリンスの存在を一切伏せて発表した作品も多々ありました。というわけで、そんな楽曲や、他アーティストによるプリンス楽曲のカバーなどをまとめてご紹介します!

スティーヴィー・ニックス

Stevie Nicks - Stand Back (Official Video)

ラジオから流れてきたプリンスの名曲「リトル・レッド・コルヴェット」を聴きながら、そのコード進行に合わせて勝手に口ずさんだメロディーを、自分の新曲としてリリースしたスティーヴィー・ニックス。ロイヤリティーを折半することでプリンス本人の承諾も得て、レコーディングではプリンスがシンセサイザーを演奏。全米5位のヒットとなりました!

シンディ・ローパー

When you were mine - Cyndi Lauper - letra

プリンスのサード・アルバム『ダーティー・マインド』収録曲を、シンディはデビュー・アルバムでカバー!日本やカナダではシングル・カットもされました~

チャカ・カーン

Chaka Khan - I Feel For You (ft. Melle Mel) [HQ Video]

プリンスのセカンド・アルバム収録曲をチャカ・カーンがカバーし、全米3位の大ヒットを記録!これ以降、プリンスは自作曲をチャカへ提供したり、ライヴで共演したりするなど、親しい間柄となっていったのでした~

マドンナ

madonna ft Prince-love song

同い年のスーパースター二人によるコラボレーション!ミネアポリスのペイズリー・パーク・スタジオでレコーディングされ、この曲を含むマドンナのアルバム『ライク・ア・プレイヤー』では、クレジットされていないものの、プリンスがギターを弾いている楽曲が他にもいくつか含まれていました~

メリッサ・モーガン

Meli'sa Morgan - Do Me Baby

プリンスが幼馴染みのアンドレ・シモンと共作し、4枚目のアルバム『コントラヴァシー』に収録した楽曲。メリッサ・モーガンがカバーし、全米R&Bチャート1位を獲得!

メイヴィス・ステイプルズ

Mavis Staples Time Waits For No One

70年代にステイプル・シンガーズで活躍したメイヴィス・ステイプルズが、プリンスのプロデュースで80年代後半に見事復活!

シネイド・オコナー

Sinead O'Connor - Nothing Compares 2 U Music Video

プリンスがザ・ファミリーに提供した楽曲を、シネイド・オコナーがカバーし、全米・全英ともに1位を獲得!このヒット以降、プリンス本人もライヴで頻繁に披露する定番となりました~
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