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(最終戦終了後)
オフトも僕とは握手しなかったんですよ。
彼は『覚えていない』って言うんだけど、イラク戦を終えてみんなと握手をしていって、最後に僕のところだけスッと避けた。
あれは、『おまえのせいだ』っていう、オフトの本音が行動に出た瞬間だったと思う。
僕も現役を引退して監督をやったから、その気持ちはわかる。選手を選んだのは監督だから、監督に責任があるんだけど、つい、そういう感情が選手に対して少しだけ出てしまうことがあるんですよ。
あの瞬間は、20年経った今でも覚えているし、そのとき味わった感覚はずっと忘れられない。
別にオフトを恨んだりはしていないですよ。でも、あの瞬間、『俺のせいだよな』って、改めて痛感させられた……。
「僕はいまでも、自分がドーハの戦犯だと思っています。」
(ドーハの悲劇に関してのコメント)
あんなケガ人が日本代表内にいることで、チームの運が逃げたと思っているから。
サッカーってそんなに甘くないんです。
チームのために働ける選手がいることは大切ですけど、それは100点満点の中の80点以上のプレーができる選手が行くべきで、50点しかできない選手を連れて行ってもダメだと思う。
いいキャラクターでチームのためになっても、仕事ができないんじゃ、話にならない。