中居
「(女子プロは)勝利賞金みたいのは、ないんですか?」
飛鳥
「ない
もらってる人ともらってない人が
ジャガーさんはもらってたと思う」
中居
「ジャガーさん、もらってました?」
ジャガー横田
「ここ、3年時代が違うんで
ビューティ・ペアとクラッシュ・ギャルズの間はちょっといい思いしてたんですよ」
(女子プロ界のスター、ビューティ・ペアは1975年、ジャガーは77年、クラッシュ・ギャルズは80年にデビュー)
飛鳥「ほんとにね、いい思いしてるんですよ
人気なかったのに」
ジャガー横田
「うるせぇな!」(飛鳥にチョップ)
お前は確かに強い でも面白くない
全日本ジュニア王座、
全日本シングル王座を獲得
(クラッシュギャルズとして)WWWA世界タッグ王座
を獲得している
「自分が初めて(賞金の)目録をもらったのが新人王の時
いくら入ってるんだろう?と中を見たら
古いポスターが折りたたんで入っていた」
運動神経が良く
何もかもそつなくこなしてしまうため
お客さんを感動させることができないと指摘されることもあった
「お前は確かに強い
技もすぐに覚える
でもお客さんに伝わるものが何も無く
見ていてまったく面白くない」
クラッシュギャルズ
女子レスラー クラッシュ伝説 - YouTube
長与千種と「クラッシュギャルズ」を結成した
きっかけはケンカ
長与が飛鳥の持つ全日本選手選手権への挑戦したときのことだった
そのとき飛鳥は
「何でもこなせるけどつまらない選手」
長与は
空手をしていたので蹴りが使えたが「小さくてつまらない選手」
2人は共に「つまらない」といわれていた選手同士だった
試合前日、
長与が飛鳥に話を持ちかけてきた
「今までにない試合をしよう
嫌かもしれないけど
殴って蹴って絞めて投げるから
どんなにやられても私は立ち上がるから」
飛鳥はいった
「わかった」
ライオネス飛鳥 vs 長与千種 1/2 - 판도라TV
互いに顔面を張り合って蹴り合って投げ合って
まるでケンカのような試合だった
それまでの女子プロレスは押さえ込み中心だった
その退屈な常識を覆す激しい試合内容に
場内は異様なムードに包まれた
試合後、
会社のフロントに呼び出された
「クビ!」も覚悟したが
「おもしろかった!
こんなことができるのに、何でやらなかったんだ?」
と褒められた