【体操】日本人の名前のついた“技”まとめ
2016年11月25日 更新

【体操】日本人の名前のついた“技”まとめ

白井健三が自身の編み出した技「シライ3」を披露したのは記憶に新しいが、他にも日本人の名前がついた技は多数ある。1972年ミュンヘンオリンピックで塚原光男が披露した「ツカハラ」(月面宙返り)や1984年ロサンゼルス五輪での森末慎二の「モリスエ」など、日本人の名前のついた技を振り返る。

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●ケンモツ

ケンモツ(C難度)

ケンモツ(C難度)

【考案選手】監物永三
【技の内容】後方車輪倒立

1978年に監物永三が発表したこの技は平行棒に革新をもたらした。それまでの平行棒では懸垂で膝を曲げることは認められないと考えられていたが、監物のこの実施は減点されず、平行棒に“後方車輪”が誕生した。
 (1726061)

※監物永三本人の演技
※「ケンモツ」の名前が付いているが、通常は単に「車輪」と呼ばれる。

●カトウ

カトウ(B難度)

カトウ(B難度)

【考案選手】加藤沢男
【技の内容】屈腕前振りとび上向き転向支持

平行棒の「カトウ」

●ヤマワキ

ヤマワキ(C難度)

ヤマワキ(C難度)

【考案選手】山脇恭二
【技の内容】後ろ振り上がり前方かかえ込み1+1/4宙返り腕支持

鉄棒

●ヤマワキ

ヤマワキ(D難度)

ヤマワキ(D難度)

【考案選手】山脇恭二
【技の内容】伸身マルケロフ
 (1726101)

※通称「伸身コスミック」とも呼ばれる技

●ツカハラ

ツカハラ(C難度)

ツカハラ(C難度)

【考案選手】塚原光男
【技の内容】後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり下り
ツカハラ(C難度)

ツカハラ(C難度)

※塚原光男本人の演技
この技は、「後(前)方二回宙返り一回ひねり」で、塚原光男がトランポリンの技「ハーフインハーフアウト」(後方1回宙返り1/2ひねり+前方1回宙返り1/2ひねり)に想を得て編み出し、1972年(昭和47年)のミュンヘンオリンピック団体の自由演技で鉄棒の下り技として発表したのが最初である。
発表当初の演技ではアンコールが鳴り止まず、塚原は9.90の高得点を獲得し、「神技」「宇宙遊泳」等と讃えられた。

●エンドー

エンドー(B難度)

エンドー(B難度)

【考案選手】遠藤幸雄
【技の内容】前方開脚浮腰回転倒立
 (1725605)

●ワタナベ

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