1/2600 グラム・ザン 1982年7月 300円
イデプラがアニメスケール初動の1981年3月に、主人公サイドの戦艦、ソロ・シップが1/2600スケールで発売されたために、イデオン世界の戦艦は、重機動メカほどサイズの落差が激しくないということもあって、そのまま劇中に登場する戦艦群を、このスケール統一で商品化する、1/2600シリーズというカテゴリが出来上がった。
商品ラインナップは、ソロ・シップの後は、ガタマン・ザンと、今回紹介するグラム・ザン。そしてドロワ・ザン、サディス・ザン、ガロワ・ザンと続いて、発売が告知されていたブラム・ザンやガドモワ・ザン、地球軍の戦艦ムサッシなどが未発売のまま終わってしまった。
この時期には既にアオシマのロボットアニメの商品化の主軸も、『無敵ロボ トライダーG7』(1980年)『最強ロボ ダイオージャ』(1981年)を経て、『魔境伝説 アクロバンチ』(1982年)へと移っており、そこではやはり合体ロボットシリーズなど、本来のアオシマ路線へと戻っていく流れがあるのだが、このグラム・ザンは、イデオンプロポーションタイプと共に、アオシマのアニメメカリアル路線の最期を飾る時期のキットである。
その割には、アニメ設定画と比較すると、メインボディの前部インテーク側や、後部バーニア側等で、いろいろと間違いや解釈ミスが数多く、これは塗装をする時に大変悩まされた。
その割には、アニメ設定画と比較すると、メインボディの前部インテーク側や、後部バーニア側等で、いろいろと間違いや解釈ミスが数多く、これは塗装をする時に大変悩まされた。
アニメ設定画とキットが違うだけではなく、塗装説明画とキットもまた違うのだから、どうすればいいのか本気で判断できなくなる。
5種あった1/2600スケール戦艦シリーズの中で、どうしてグラム・ザンを選んだかというと、書いてしまうと元も子もないが、ヤフオクで一番安く手に入ったからで、一応画として、バッフ・クラン側の戦艦も一つぐらい欲しいと思った以上の理由もなく、なので身も蓋もないがこのキットを選択した。
5種あった1/2600スケール戦艦シリーズの中で、どうしてグラム・ザンを選んだかというと、書いてしまうと元も子もないが、ヤフオクで一番安く手に入ったからで、一応画として、バッフ・クラン側の戦艦も一つぐらい欲しいと思った以上の理由もなく、なので身も蓋もないがこのキットを選択した。
シミルボンの再現画像では、肝心のソロ・シップはアオシマのプラモデルではなく、近年バンダイ系列のメガハウスから発売された、完成品フィギュア「コスモフリートコレクション グランメカニクス 02」のソロ・シップを使用している。
グラム・ザンの塗装の方だが、キットの白をベースに、シャアザクの赤茶色とインディブルー、後はオーメの部分を艶消し黒とシャアピンクで塗装して完成させた。
グラム・ザンの塗装の方だが、キットの白をベースに、シャアザクの赤茶色とインディブルー、後はオーメの部分を艶消し黒とシャアピンクで塗装して完成させた。
改めて、今回のイデオンのバッフ・クラン側のメカを一堂に並べて見返す。
グラム・ザンとジョングはスケールが違うので比較にならないが、ガンガ・ルブとザンザ・ルブが、基本構造とシルエットが似ているのに、全体的なボリュームが倍ほど違うことに改めて気づかされた。組み立てていてでかいはずだ(笑)
また、繰り返すが『ガンダム』世界では、ビグ・ザムがこの写真中央のアディゴと近いサイズなので、ザンザ・ルブがどれだけ巨大な機動メカなのかが理解していただけるであろう。
必要最小限にて、『イデオン』全編とはいかないまでも、ある程度の名場面を網羅するための脇役敵メカ6種。
その活躍にご期待ください!
(取材協力 青島文化教材社)
グラム・ザンとジョングはスケールが違うので比較にならないが、ガンガ・ルブとザンザ・ルブが、基本構造とシルエットが似ているのに、全体的なボリュームが倍ほど違うことに改めて気づかされた。組み立てていてでかいはずだ(笑)
また、繰り返すが『ガンダム』世界では、ビグ・ザムがこの写真中央のアディゴと近いサイズなので、ザンザ・ルブがどれだけ巨大な機動メカなのかが理解していただけるであろう。
必要最小限にて、『イデオン』全編とはいかないまでも、ある程度の名場面を網羅するための脇役敵メカ6種。
その活躍にご期待ください!
(取材協力 青島文化教材社)
市川大河公式サイト
光の国から愛をこめて
フリーランスライター・脚本家・演出家・元映画助監督・制作進行
市川大河が語る、ウルトラマン、ガンダム、日本のカルチャー