70年代にアルバート・ハモンドが歌った美しいメロディは、今でもひっそりと日本のアーティストの楽曲の中に潜んでいます
2018年9月20日 更新

70年代にアルバート・ハモンドが歌った美しいメロディは、今でもひっそりと日本のアーティストの楽曲の中に潜んでいます

70年代前半のアルバート・ハモンドはそれはもう光り輝いていましたが、今ではあまり語られることがなくなったように思えます。しかし、彼が生み出した美しい曲は多くの人の心に今も残っているんです。若い世代がリスペクトしちゃってますからね。

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「It Never Rains In Southern California」に「カリフォルニアの青い空」という邦題は見事いう他はありませんが、日本で大ヒットしたアルバート・ハモンドを代表する曲「For The Peace of All Mankind」の邦題「落葉のコンチェルト」はこれまた大金星といっていでしょう。
落葉のコンチェルト

落葉のコンチェルト

なんとも耳触りのいいこの曲。日本人好みのメロディラインですよねぇ。実は「落葉のコンチェルト」は日本でのみシングルカットされ大ヒットしたんです。曲の良さもさることながら邦題が大きく貢献しているように思います。

For The Peace Of All Mankind (落葉のコンチェルト) / ALBERT HAMMOND

Love Love Love

「落葉のコンチェルト」といえば、どうしてもこの曲を出さないわけにはいきません。1995年7月24日にリリースされたDREAMS COME TRUEを代表する曲のひとつ「LOVE LOVE LOVE」です。
「落葉のコンチェルト」がリリースされたのは1973年ですから20年以上も前の曲をリスペクトして作られた曲ですね。

では、大きくインスパイアされたと思われる「LOVE LOVE LOVE」を英語バージョンで聴いてみましょう。影響の大きさがよく分かるのではないでしょうか?

Love Love Love English Version

まぁ、どちらも良い曲ということで問題ないかと思います。「落葉の」も「コンチェルト」も原曲とは関係ありませんが、秋になると聴きたくなる曲ではありますね。

アルバム

アルバート・ハモンドのファースト・アルバム「カリフォルニアの青い空」は1973年にリリースされています。現行のアルバムには「落葉のコンチェルト」がボーナストラックとして収録されています。
カリフォルニアの青い空

カリフォルニアの青い空

1. 世界に平和を
2. 気儘な女
3. カリフォルニアへ愛をこめて
4. 新たなる日
5. 哀しみのミュージシャン
6. カリフォルニアの青い空
7. ネームズ・タッグズ・ナンバーズ・アンド・レベルズ
8. ダウン・バイ・ザ・リバー
9. 和解への道程
10. 安らぎの世界へ
同じく1973年にリリースされたシングル「フリー・エレクトリック・バンド」が収録されていないのが残念ではありますが、このアルバムはファーストにしてアルバート・ハモンドの魅力全開!多彩な楽曲が楽しめます。

Albert Hammond - The Free Electric Band 1973

良い曲ですよねぇ。「フリー・エレクトリック・バンド」もボーナスとしてアルバムに入れてほしかったです。

提供曲

アルバート・ハモンド自身が歌ってヒットした曲と言うのは多くはないのですが、他のアーティストに提供した曲がヒットしたというのは多数あります。
ホリーズ「安らぎの世界」、レオ・セイヤー「ウェン・アイ・ニード・ユー」、スターシップ「愛はとまらない」、ダイアナ・ロス「恋のプレリュード」などなど。
70年代、日本でも馴染みがある曲となるとカーペンターズの「青春の輝き」でしょうか。

Carpenters - I Need To Be In Love

良い曲ですねぇ。
そう言えば、この曲の歌い出しのメロディーは、福山雅治「家族になろうよ」のサビと、サビの部分は中島みゆき「誕生」のサビのあたりと似ているようないないような。
しかし、どれも良い曲。音楽はみんなの物だということですね。
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