【オセロ】シンプルに、そのままに。
2017年1月24日 更新

【オセロ】シンプルに、そのままに。

1986年11月13日、ファミリーコンピュータ用ソフトとして、河田(現カワダ)より発売。開発はHAL研究所。知らない人を探す方が難しい、ボードゲームの定番オセロ。本作には過剰な演出などは無く、純粋に「オセロ」らしさを表現しており、ゲームを知らない方がプレイしても十分に楽しめる内容。シンプルだからこそ、色褪せない作りとなっています。

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ファミコン版 オセロ プレイ動画紹介

ファミコン版オセロの、実際のプレイ動画を御紹介。

こちらは難易度レベル1のCPU対戦です。

ファミコン オセロ Othello - YouTube

河田がファミコンにリリースしたオセロです
こちらは難易度レベル4と5のCPU戦に圧勝している内容です。
CPUが、かなり思考しています。

Othello (NES) Playthrough - NintendoComplete - YouTube

A complete playthrough of Acclaim's 1988 NES game, Othello. This shows a match against the computer at the highest selected level, and then a match at the bo...

まとめ

初期のファミコンソフトらしい、シンプルな作品であり
オセロというゲーム自体もシンプルな為、本作は、とてもアッサリしています。

しかし、そのストイックなまでのシンプルさが
逆にプラスに働いた作品とも言えます。
また、オセロの楽しみ方は、それぞれですが
本作は多様なニーズに応えれる作品にも仕上がっています。

「TVゲームをやった事がない」といった方や「オセロ自体知らない」といった方も
馴染みやすく、老若男女問わずに誰もが楽しめる
作りになっていたのではないでしょうか。
シンプルさが魅力

シンプルさが魅力

未経験だったけど
本作からオセロを始めた。

という方も居られるのでは?

ルールが判り易いのは
本当に素晴らしいと思います。
via Darjeeling
今現在でも通用する作品

今現在でも通用する作品

ファミコン初期の作品である本作。

今でも普通に楽しめる内容なのは
「オセロ」自体のシンプルさに加えて
ゲームとしても、この時点で
洗練されていたからでしょう。
via Darjeeling

デビューはディスクシステムだった

ディスクシステム版 オセロ

ディスクシステム版 オセロ

「オセロ」は同メーカーの
河田より、1986年10月13日に
ディスクシステムで先に発売されています。
本作は、その一ヶ月後にファミコン用ソフトとして発売されました。

ディスクシステム→ファミコンといった珍しい発売順序。

ゲームメーカーとしての「河田」

「河田」というゲームメーカーに馴染みのない方は、多いかもしれません。
しかし、それも無理からぬこと。

「河田」は後にも先にも、ディスクシステムと
ファミコン用ソフトの「オセロのみ」を発売したゲームメーカーでした。

同社は玩具メーカーとしての認知が、一般的には高いかと思われます。
代表的な玩具に「ダイヤブロック」があり、幼いころにお世話になった方も多いのでは。

2012年 (平成24年) 4月、社名表記を株式会社河田から株式会社カワダに変更。
ダイヤブロック(diablock)

ダイヤブロック(diablock)

こちらの方が有名だと思います。


世界最小級ブロックである
ナノブロック(nanoblock)なども開発。
カワダ(かわだ)とは、玩具の企画開発、
卸売、輸出入などを行う企業。
ブロックや知育玩具などの製造業者で、
ダイヤブロックブランドの
商品等を提供している。

ブロックなど玩具は、すべて日本製であり、
ブロックのシェアは、日本においてデンマーク企業のレゴと
ほぼ同等のシェアを占めている。
1997年よりレゴジャパンと業務提携の関係にあり、
レゴ製品の一部の仕入れ、販売を担当。

オセロは「日本産のボードゲーム」

オセロは、チェスのような海外のゲームかと思いきや
実は日本人が考案・発表した、日本発祥のゲーム。
 (1605011)

日本で生まれた
対戦頭脳ゲーム。
1973年に日本の長谷川五郎がオセロを発表し、発売と共に
玩具業界としては空前の大ヒット商品となり、一家に一台
あるといわれるほどスタンダードゲームとなった。

以来、何十回もの全日本オセロ選手権大会や
世界オセロ選手権大会が毎年開催されている。

名称の由来はシェイクスピアの戯曲「オセロ」で、
「黒人の将軍・オセロと白人の妻・デスデモーナを中心に
敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石が
ひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえた。
緑の盤面は、戯曲オセロの戦いの舞台
「イギリスの緑の平原をイメージして作った」と日本オセロ連盟の
サイトに長谷川のコメントが記載されている
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