ストーリー
郊外の団地に暮らす三好家は仲の良い3人家族。ある日、近くの湿地帯で遊んでいた昌子は指先に怪我をする。しばらくして昌子に風邪の症状がみられたため幼稚園を休ませた。その時、自宅で執筆していた昭が昌子の妙な歩き方に気がつく。「なんでもない」と言う昌子だが、気になる昭は自分が明日もう一度病院に連れて行くことに決めた。その日の夜、仕事を終えマッタリしていた夫婦の耳に、昌子の悲鳴ともつかない絶叫が聞こえてきた。
昌子は悲鳴を上げながら痙攣していた。舌を噛まないように箸を入れようとするが、思うように口が開かず昭は自分の指を噛ませる。
「脳障害ではないか?」と疑い救急病院に連れて行くが相手にされず、同僚の山岸(蟹江敬三)に紹介された大学病院では『父親の厳しすぎるしつけのストレスかもしれない」「明日また専門医に診せるように」と言われ帰される。
昌子は悲鳴を上げながら痙攣していた。舌を噛まないように箸を入れようとするが、思うように口が開かず昭は自分の指を噛ませる。
「脳障害ではないか?」と疑い救急病院に連れて行くが相手にされず、同僚の山岸(蟹江敬三)に紹介された大学病院では『父親の厳しすぎるしつけのストレスかもしれない」「明日また専門医に診せるように」と言われ帰される。
翌日、小児科医長(宇野重吉)の診察を受ける昌子。医長は「昭のしつけによるストレス」ではないと判断、検査の結果、昌子は「破傷風」と昭夫婦に告げる。破傷風を軽く見ている昭はは、医長から破傷風の恐ろしさを聞き青くなる。
ささいな音や光などでも発作が起こるため、それらを完全に排除した個室での治療が始まった。昌子の担当の女医の治療・苦しみ続ける昌子の症状に夫婦は愕然とする。そして、昭は最初の発作の時に昌子に噛ませた指から「感染してるんじゃないか?」と不安になる。邦江も同様にオムツの替えや食事などで昌子を触っていたため、自分も感染してるかもと怯えた。
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ささいな音でも反応してしまうのに、大部屋の子供が騒ぎながら昌子の病室に入ってきてしまい、激しい痙攣を引き起こした。廊下にあった配膳台から床に食器が落ちた音でも舌を噛んでしまう。舌を噛まないようにと、まだ幼い昌子の前歯は乳歯だったため、麻酔もなしで抜歯するなど昭、特に母である邦江の疲労・神経は限界に達しようとしていた。
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ラストシーン
とうとう危篤状態におちいる昌子。能勢たち医師の懸命な治療により一命を取り留める。
そして一ヶ月が過ぎた頃、昌子は奇跡的に発作の回数が減り、呼吸器が外された。最初に彼女が喋った言葉は、「チョコパンが食べたいよ~」。その場にいた全員が笑顔になった。
さらに一ヶ月後、昌子は大部屋に移れるまでに回復したのだった。
そして一ヶ月が過ぎた頃、昌子は奇跡的に発作の回数が減り、呼吸器が外された。最初に彼女が喋った言葉は、「チョコパンが食べたいよ~」。その場にいた全員が笑顔になった。
さらに一ヶ月後、昌子は大部屋に移れるまでに回復したのだった。
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