敬遠とは
敬遠とは、日本の公認野球規則では「故意四球」と定義されており、ピッチャーがバッターに意図的にフォアボールを与える記録のことです。通常、ピッチャーは、相手バッターをアウトにするために投球を行いますが、チームを勝利に導くために、敢えてわざとフォアボールにして、次のバッター以降で勝負をするという作戦をとることがあります。
たとえば、相手がホームランやヒットをよく打つバッターの場合、あるいは、次のバッターの方が打たれる確率が低い(と見なせる)場合がこれに当たります。また、1アウト2-3塁などで1塁が空いているとき、塁を埋めて守りやすくする、という守備の都合もあります。
日本の野球史上最も有名な敬遠は、恐らく1992年夏の甲子園で、明徳義塾高校が星稜高校の松井秀喜選手に与えた5打席連続敬遠でしょう。批判的な声の多かった敬遠策ですが、ピッチャーに次のバッターを抑える目算があり、意外にも攻めの敬遠だったと評価する声もありました。
では、プロ野球に戻り、通算の敬遠数のランキングを見てみましょう。
たとえば、相手がホームランやヒットをよく打つバッターの場合、あるいは、次のバッターの方が打たれる確率が低い(と見なせる)場合がこれに当たります。また、1アウト2-3塁などで1塁が空いているとき、塁を埋めて守りやすくする、という守備の都合もあります。
日本の野球史上最も有名な敬遠は、恐らく1992年夏の甲子園で、明徳義塾高校が星稜高校の松井秀喜選手に与えた5打席連続敬遠でしょう。批判的な声の多かった敬遠策ですが、ピッチャーに次のバッターを抑える目算があり、意外にも攻めの敬遠だったと評価する声もありました。
では、プロ野球に戻り、通算の敬遠数のランキングを見てみましょう。
【俺の高校野球コレで終わり?】甲子園5連続敬遠…松井秀喜さんは本当の本当はどんな気持ちだったのか?【ゴジラYouTube初上陸SP 2/3】【35万人突破記念】【巨人】
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通算敬遠ランキング
2023年シーズン終了時点での「敬遠(故意四球)」の通算記録は、次の通りです。
順位 | 選手名 | 敬遠数 |
---|---|---|
1 | 王貞治 | 427 |
2 | 張本勲 | 228 |
3 | 長嶋茂雄 | 205 |
4 | 野村克也 | 189 |
5 | 門田博光 | 182 |
6 | 落合博満 | 160 |
7 | 谷繁元信 | 158 |
8 | 田淵幸一 | 125 |
9 | 江藤愼一 | 118 |
10 | 中村武志 | 112 |
ダントツ1位は王貞治選手!
歴代1位はもちろん、世界のホームラン王・王貞治選手。これは、誰もが容易に想像できる結果でしょう。ただ、想像以上なのはその数で、2位の張本勲選手に約200もの差をつけています。それもそのはずで、シーズン記録を見ると、なんと1964年から1979年まで16年連続でリーグ最多を記録しているのです。特に、三冠王を獲得した1974年は、ピッチャーも手がつけられなかったようで、130試合で45敬遠を記録しています。これは、プロ野球史上シーズン最多記録です。
【王貞治】世界のホームラン王はどんな人だった?王貞治との逸話!打撃よりもすごい王貞治の守備!特殊な打法の秘密!
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キャッチャーが上位にランク入り!?
ランキングに名前のある、王、張本、長嶋、野村、門田、落合、田淵、江藤は、いずれもホームランをよく打つ、プロ野球史に名を残す強打者です。一方、7位の谷繁と10位の中村は、強打者というよりは名捕手。なぜ彼らが上位ランク入りしているのでしょうか。
たとえば、中村武志選手は、1989年と1998年の二度、シーズン最多敬遠を記録しています。打順は8番。指名打者制のないセ・リーグでは、打力のないピッチャーが9番を打つことが多く、相手チームからすれば、8番バッターを敬遠して9番のピッチャーを抑えるという計算ができる訳です。中村の場合は、これに当てはまります。
谷繁元信選手も同様で、リーグ最多を記録したのが1999年、10個以上を記録したのが2006年と2007年で、いずれも打順は8番でした。
もっとも、同じキャッチャーでも、野村、田淵、さらには、阿部慎之助(22位)らは、主にクリーンナップを打っており、理由は異なります。
中村、谷繁と同様の理由で、上位ランク入りしているキャッチャーは他にもいます。以下はその一部です。
たとえば、中村武志選手は、1989年と1998年の二度、シーズン最多敬遠を記録しています。打順は8番。指名打者制のないセ・リーグでは、打力のないピッチャーが9番を打つことが多く、相手チームからすれば、8番バッターを敬遠して9番のピッチャーを抑えるという計算ができる訳です。中村の場合は、これに当てはまります。
谷繁元信選手も同様で、リーグ最多を記録したのが1999年、10個以上を記録したのが2006年と2007年で、いずれも打順は8番でした。
もっとも、同じキャッチャーでも、野村、田淵、さらには、阿部慎之助(22位)らは、主にクリーンナップを打っており、理由は異なります。
中村、谷繁と同様の理由で、上位ランク入りしているキャッチャーは他にもいます。以下はその一部です。
順位 | 選手名 | 敬遠数 |
---|---|---|
18 | 達川光男 | 88 |
22 | 山倉和博 | 78 |
24 | 若菜嘉晴 | 77 |
【総集編】元中日ドラゴンズの伝説バッテリー「中村武志」と「川上憲伸」が語る「裏側」や「当時の状況」など内容盛り沢山で面白すぎたwww
【総集編】元中日ドラゴンズの伝説バッテリー「中村武志」と「川上憲伸」が語る「裏側」や「当時の状況」など内容盛り沢山で面白すぎたwww
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もう見られない敬遠球のヒット
勝負を避けるという点で、敬遠は試合をつまらなくするイメージがありますが、しかし、過去にはただでは終わらなかった敬遠もあります。
たとえば、敬遠球を暴投してサヨナラ負けを喫した小林繁投手。抗議の意味でバットを持たずに打席に入った長嶋茂雄選手。そして、槙原寛己投手の敬遠球でサヨナラヒットを打った新庄剛志選手。。。
2018年のルール改正で「申告敬遠制度」が導入されたことにより、もうこのようなハプニングは見られなくなりました。(「申告敬遠」とは、ピッチャーが一球も投げずに、申告するだけでバッターをフォアボールにできるという記録です。)
しかし、敬遠(故意四球)の記録は続いており、今後も通算記録の更新が期待できます。現役の通算最多は坂本勇人選手の60。注目は現役2位の村上宗隆選手で、6年の現役生活ですでに52を記録しています。申告敬遠で試合がつまらないと思ったら、今回ご紹介した通算記録にも注目してみてはいかがでしょうか。
たとえば、敬遠球を暴投してサヨナラ負けを喫した小林繁投手。抗議の意味でバットを持たずに打席に入った長嶋茂雄選手。そして、槙原寛己投手の敬遠球でサヨナラヒットを打った新庄剛志選手。。。
2018年のルール改正で「申告敬遠制度」が導入されたことにより、もうこのようなハプニングは見られなくなりました。(「申告敬遠」とは、ピッチャーが一球も投げずに、申告するだけでバッターをフォアボールにできるという記録です。)
しかし、敬遠(故意四球)の記録は続いており、今後も通算記録の更新が期待できます。現役の通算最多は坂本勇人選手の60。注目は現役2位の村上宗隆選手で、6年の現役生活ですでに52を記録しています。申告敬遠で試合がつまらないと思ったら、今回ご紹介した通算記録にも注目してみてはいかがでしょうか。
【敬遠の仲】2021年9月撮影🐶新庄vs槙原🐵実は練習していた?野村監督はその時…敬遠サヨナラヒットを語り尽くしたら、なぜか💕巨人愛💕が爆発💥【第3話】
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