芳谷 圭児
先ごろ亡くなった漫画原作者の小池一夫。小池一夫といえば、そう、やはり「子連れ狼」でしょうか。もちろん多くの作品を発表し、かつヒットさせているわけですが、共通するテーマはセックスとバイオレンス。それを端的に表現した作品といえば「高校生無頼控」ではないでしょうか?!
作画を担当しているのは芳谷 圭児です。小池一夫は今日でも良く知られていますが、芳谷 圭児はマニアックな存在となりつつあるようですね。
「高校生無頼控」は1971年30号〜1973年24号まで週刊漫画アクションに連載されていたのですが、その単行本は累計部数100万部を突破しました。 これは当時としては異例の売れ行きだったのです。読者はエロに飢えていたということかなんでしょうね。
「高校生無頼控」は1971年30号〜1973年24号まで週刊漫画アクションに連載されていたのですが、その単行本は累計部数100万部を突破しました。 これは当時としては異例の売れ行きだったのです。読者はエロに飢えていたということかなんでしょうね。
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全編こんな感じ。ん~、もう、そそられました。当時、いたいけな少年たちは一人残らずそそられました。
小池一雄もいいけど、芳谷 圭児もね。ということで、青春エロ漫画の金字塔「高校生無頼控」いってみます!
小池一雄もいいけど、芳谷 圭児もね。ということで、青春エロ漫画の金字塔「高校生無頼控」いってみます!
高校生無頼控
主人公の名前は村木正人。略してムラマサ。このムラマサが日本全国旅をしてイイ女とエッチばっかりするという男にとっては夢のような物語です。
爆発的にヒットしたのは、当時、一般誌において、セックスをモチーフとした作品がほとんどなかったという理由が大きかったと思われます。
爆発的にヒットしたのは、当時、一般誌において、セックスをモチーフとした作品がほとんどなかったという理由が大きかったと思われます。
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1969年、東大安田講堂などに立てこもった学生たちに対して、警察は催涙弾4000発を使用。逮捕された学生は729人、そのうち負傷者は428人にのぼった。この国家権力の暴挙に対して熱心な学生運動家・村木鉄人は、過激派に走り、全国指名手配中所在不明に。その兄を探しだすために弟である村木正人(薩摩示現流の達人)は高校を中退し、恋人に別れを告げ、鹿児島から東京へ。ゆく先々で出逢う女性と性的関係になるまでのアバンチュールを楽しみながら旅を続ける――。
このテーマというかストーリーは、本宮ひろ志の代表作となる「俺の空」へとつながってますね。
さて、大ヒットした「高校生無頼控」。当然のように映画化されます。実写です。
さて、大ヒットした「高校生無頼控」。当然のように映画化されます。実写です。
母を死に追いやった兄を、たたっ斬るべく旅立った高校生・村木正人(通称:ムラマサ)。“血を流し、汗を流し、涙を流す”の三流主義でひょうひょうと旅する彼は、道中その土地土地の美女に恋して猛アタック。「ちぇすとお〜!」の雄叫びとともに暴れまわる!
今日では鑑賞することが絶望的な「高校生無頼控」。主演は沖雅也だぁ。ストーリーは、単行本でいうと1巻からのエピソードを中心に2巻、3巻、5巻からのエピソードをまぜて作られています。
それにしても沖雅也。女性陣はもちろん頑張っていますが、ここはやはりフンドシ姿で体を張る沖雅也でしょう。
それにしても沖雅也。女性陣はもちろん頑張っていますが、ここはやはりフンドシ姿で体を張る沖雅也でしょう。
野球拳ですね。男、いえ、漢を表現するにはフンドシしかないのでしょうが(な、な、なんで)、沖雅也あっぱれです。堂々たる脱ぎっぷり。むしろ脱ぎたくてしょうがないと言わんばかりです。
しかし、本作の見せ場は「ブランコ攻め」です。聞きなれない言葉ですが、原作にもあり、若者たちのド肝を抜きました!
しかし、本作の見せ場は「ブランコ攻め」です。聞きなれない言葉ですが、原作にもあり、若者たちのド肝を抜きました!
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まぁ、そういうことです。映画では沖雅也が川村真樹を相手にかましてくれてます。
ところで川村真樹は第一線を退いてからは、東京は銀座でクラブ「マダム真樹」を、現在でも元気にやられているそうですよ。