OVA版【ハンサムな彼女】ママレード・ボーイで有名な吉住渉による少女漫画をアニメ化！

『ハンサムな彼女』とは？

『ハンサムな彼女』

作者：吉住渉
出版：集英社
掲載：りぼん
連載：1988年～1992年
巻数：全9巻

via www.amazon.co.jp

『ハンサムな彼女』（ハンサムなかのじょ）は、吉住渉による漫画作品。集英社の少女漫画誌「りぼん」1988年11月号から1992年1月号まで連載された。
via Wikipedia - ハンサムな彼女

1992年にはOVA化が実現。ポニーキャニオンから発売されています。

OVA版『ハンサムな彼女』

原作：吉住渉
制作：読売広告社
J.C.STAFF
　　　集英社
話数：全1話
　　　（本編：約45分）

via www.amazon.co.jp

今回の記事ではこちら、OVA版『ハンサムな彼女』にスポットを当てて、その内容を振り返っていきます。

OVA版『ハンサムな彼女』の本遠動画・ストーリー

主人公・萩原未央は女優と活動しながら、四ツ葉学園の芸能科に通い、学生としての生活も両立させていました。ある日、映画監督を目指す帰国子女・熊谷一哉が転入してくるところから物語は幕を開けます。

via www.youtube.com

一哉の父親は世界的にも有名な映画監督で、その息子である一哉も天才少年として周囲から注目を集めていました。一哉と出会った未央は、女優として活躍していることは知っていながら、演技は下手だからもっと勉強すべきと言われてしまい、初対面でそんなことを言われて腹を立てます。
映画への情熱が尽きない一哉。さっそく仲間を集め、スポンサーになってくれそうな企業に自らの企画を持ち込みます。意外と企業側の反応は好評なもので、制作資金の提供どころか全面的にバックアップの確約まで得られました。こうして、いよいよ一哉の映画作りは本格的なスタートを切ることに。
一哉が映画の主役にキャスティングしたのは、演技が下手だと酷評したはずの未央。当然、未央はその申し出の意味を理解できないでいましたが、勉強不足であることが女優としての輝きを曇らせているという一哉の真意を知り、映画の出演オファーを了承します。
映画監督と主演女優といった関係になった一哉と未央。出会った当初は気が合わない様子でしたが、二人は映画撮影を通してお互いに惹かれ合うように…

OVA版『ハンサムな彼女』の魅力 /『ママレード・ボーイ』との比較

少女漫画の王道をいくようなストーリーは、『ハンサムな彼女』の魅力を語るうえで欠かせないポイントといえるでしょう。吉住渉さんが描いた名作漫画『ママレード・ボーイ』と比較してみても類似するところが多いです。

via www.amazon.co.jp

最初は気が合わなかった二人が急接近するといった展開は、まさに『ハンサムな彼女』と『ママレード・ボーイ』で共通しています。未央の気持ちを揺さぶる恋敵の存在や、一哉の不器用さに振り回される未央の心情という部分も似ていますよね。
作品タイトルにおいても、格好良い女優という意味が込められた『ハンサムな彼女』、甘くて苦みがある『ママレード・ボーイ』、どちらにも共通したニュアンスが感じられます。

しかし、芸能界という華々しい世界を舞台にした『ハンサムな彼女』は、庶民的な感覚で描かれた『ママレード・ボーイ』と少し違った感覚で楽しめるのも事実です。地上波アニメとして放送された『ママレード・ボーイ』はボリューム感も長編に分類されますが、OVA版『ハンサムな彼女』は短編的な内容に仕上げられています。

via www.amazon.co.jp

そのため、『ママレード・ボーイ』は登場人物の多岐に渡る恋愛事情が描かれていますが、OVA版『ハンサムな彼女』は未央と一哉の進展に絞られていて、短時間で気軽に楽しめる少女漫画アニメといった印象です。忙しくてアニメ鑑賞する時間がなかなか取れないユーザーには、特にOVA版『ハンサムな彼女』はおすすめですよ。