「一番端っこの中央線ホームを新しく作った高架橋の上に移設し、他の線を順番に1つずつ丸の内側に持っていく」という案です。
簡単そうにも見えますが、場所は首都のど真ん中、東京駅。
その工事の難しさは、素人では想像できないほど大変な作業だったでしょう。
kajima today
明記されていないので想像でしかありませんが、北側を大林組が担当したようですね。
中央線東京駅 高架橋改装工事|実績の紹介|大林組
工事の結果、こうなりました。
30‰超え...東京駅向け急勾配登る中央線
中央線ユーザーにはジレンマが・・・。
前だったら、少し階段を上るだけで始発の東京駅で座って中央線を利用することができたのに、あの長いエスカレーターで時間を使って東京駅から座るか、それとも他線で神田まで乗り越し、ラクに乗り換えられる代わりに座席は始発の東京駅ですべて埋まっているので立って行くか・・・。
というジレンマです。
「時間を取るか、ラクを取るか」の二択を迫られることになったのです。
これからも変わっていくであろう東京駅。
その中心たる理由は、このような理由によるものでしょう。
当駅から乗り換えなしで実に32都道府県と結んでおり、
今後も東京オリンピック・パラリンピックの開催にはじまり、東京行き・東京発の鉄道ニーズはますます高まるものと思われます。
中央線も現在の10両編成から、グリーン車を挟んだ12両編成になる計画がありますし、今後も東京駅は変化し続けていくのでしょう。