2017年1月12日 更新

「プレリュード」「ソアラ」「シルビア」等、かつての「デートカー」を振り返る!-あの頃、男たちはモテるために車を買った-

バブル時期を筆頭に80-90年代は、車でのデートが定番でした。車がデートに欠かせない必須アイテムだったあの頃の定番「デートカー」を振り返ってみましょう!

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かつては“クルマ”を持っているヤツがモテるという時代が確かにありました。バブル時期(1980年代後半~1990年代初頭)はその筆頭でしょう。

クルマがデートに欠かせない必須アイテムだったあの頃、世の男たちは“女のコにウケる車”にこぞって乗ったものです。

ということで、バブル時代のモテ車、「デートカー」を振り返ってみましょう!!

ホンダ・プレリュード

2代目プレリュード

2代目プレリュード(1982-1987年)

2代目プレリュード(1982-1987年)

デートに特化した「スペシャルティカー」の代表格ともいえるクルマ。
1本だけのワイパー、ボンネットは先代より約10cm低く、日本車離れしたワイド&ローのプロポーションが実にカッコいい。格納式のリトラクタブルヘッドライトは「おしゃれー」と女性にウケました。
このクルマに乗ってるだけでモテまくりの元祖「デートカー」です。
スペシャルティカー

大衆車のシャシとコンポーネンツをベースに、スポーツカー風のボディを乗せたもので、比較的低廉な価格で、スポーツカーやGTカーの雰囲気が味わえるのが特徴である。自動車メーカーにとっては、開発や生産にかかるコストを抑えられる割に利益率を高く設定でき、旨味のある商品となる。
スペシャリティカー、スポーティーカー、デートカーともいう。

1982 HONDA PRELUDE BOLERO 1 Ad - YouTube

ボレロのメロディーにのって、気持ちはいやがおうでもスーパー盛り上がってしまうCM。
これぞ元祖デートカーたる所以、通称スケベノブ!

これぞ元祖デートカーたる所以、通称スケベノブ!

プレリュードは運転席から助手席が倒せるムフフなクルマでした(笑)

デートカーの面目躍如と言わんばかりに、助手席リクライニングノブ(通称スケベノブ?)が運転席側にもついてありましたね♪
リトラクタブルヘッドライト

リトラクタブルヘッドライト

ライト点灯でフタが開くメカ的要素が人気でしたね♪
同じく「リトラクタブルヘッドライト」で、当時、人気を博...

同じく「リトラクタブルヘッドライト」で、当時、人気を博したマツダの初代RX-7

こちらはスポーツカーとして純粋に人気がありましたね。

3代目プレリュード

3代目プレリュード(1987-1991年)

3代目プレリュード(1987-1991年)

総生産台数が60万台以上という、「スペシャルティカー」としては異例のヒット作となった2代目の後を受け、1987年に登場した3代目プレリュード。
画期的な装備「4WS」(前輪のハンドル切れ角によって、後輪が逆を向く)も大きな話題を呼び、2代目同様この3代目も大ヒット!シルビア(S13型)の登場まで、デートカーとして一世を風靡しました。

1987 HONDA PRELUDE Ad La Melodie en Sous-Sol 1 - YouTube

話題を呼んだのが、量産車としては世界初となる機械式の4WS(4輪操舵システム)。前輪の舵角が小さいときは同位相、大きくなると逆位相に後輪がステアする機構で、その働きを最大限にアピールしたテレビCMは見る者に強い印象を残した。
(ホンダ・プレリュード - Wikipedia)
プレリュードといえば、デートに大活躍の「サンルーフ」を...

プレリュードといえば、デートに大活躍の「サンルーフ」を標準装備

プレリュード(初代)は、日本車初の電動サンルーフが標準装備されたクルマでもありました。

屋根が開く「サンルーフ」はデートカーの定番。
海辺にクルマを止め、夜空を見上げた人も少なくないはず!?

トヨタ・ソアラ

2代目ソアラ[Z20](1986-1991年)

2代目ソアラ[Z20](1986-1991年)

ヨーロッパの高級・高性能GTと肩を並べるモデルとして1981年に登場してヒットし、ハイソカー・ブームを創出した初代の後を受け、86年にデビューした2代目ソアラ。

ちなみに、プレリュードは赤や紺などのカラーも人気だったのに対し、ソアラは圧倒的に白!
元祖デートカー・プレリュードの対抗として、ソアラをあげる人は多いのではないでしょうか。ただ、ソアラは、高級ゆえに「ハイソカー」とも言われていました。

若い人には“ハイソ”の意味も通じないでしょうが、ハイソサエティ=上流階級の意味です。今時でいえば“セレブ”といった言葉に該当するといえば通じるでしょうか(笑)
ハイテク装備を誇った高級クーペ

ハイテク装備を誇った高級クーペ

上級車種にはツインカムエンジン・目的地到着予定時刻を自動計算するドライブコンピューター・電子制御式エアサスペンションなどの先端技術を備え、バブル全盛期に生まれた車らしい贅沢の限りがつくされたクルマ。スープラやセリカ、ニッサンシルビアに比べても明らかに格上で、若者が乗っているだけで一目置かれました。
巷では、ゴキブリホイホイならぬ「女子大生ホイホイ」とま...

巷では、ゴキブリホイホイならぬ「女子大生ホイホイ」とまで言われたとか

女子大生がゴキブリホイホイのごとく乗り込んで来た“昭和の良き時代”のデートカーです。
ソアラは本来「日本を豊かにしてきた日本の大人たち」に向けて作られたクルマでしたが、折からの好景気によりこのクルマは若者人気が高まり、「女子大生ホイホイ」なる異名まで付けられてしまう始末。有名女子大学の校門前には「アッシー君」のソアラや高級乗用車が並び、彼女たちの「出待ち」をしていたものです。
先代のスタイルを継承し、曲線を巧みに取り入れた「2代目ソアラ」は、販売時期がバブル景気と重なったため高価格にもかかわらず販売好調で、発売から約5年間で30万台以上を売り上げる大ヒット作となりました。

発売当時、トヨタ車のなかではフラッグシップのセンチュリーに次ぐ高価格帯ながら、ひと月あたりにならすと毎月5000台近くも売れていたことになり、今更ながらこの時期の日本経済の勢いには驚かれますね。

「ハイソカー」の頂点として“モテる”クルマであり、「ミスターナンパ車」だったソアラですが、その人気ゆえに当時は暴走族等が好む車種としても知られ、一種の社会問題にもなりました。

日産・シルビア

5代目シルビア[S13型](1988-1993年)

5代目シルビア[S13型](1988-1993年)

1988年にデビューした型式名S13こと5代目シルビア。

「ART FORCE(アート・フォース)」とうたった美しいシルエットと滑らかな面構成を持つスタイリングによって、発売と同時に高い人気を獲得し、若者を中心に約30万台も売れました。
出典 gazoo.com
最近ではFRのツインカムターボ車として、ドリ車といった走り屋さん御用達グルマのイメージが強いS13シルビアですが、登場時は“ポストプレリュード”として、「デートカー」の代表的存在でした。
S13型シルビアは、新車発表会で当時の久米社長が「プレリュードを打ち負かす」という趣旨の異例の発言をして話題になったが、デザインや走りの面で魅力的に仕上げられていて、スペシャリティーカーの市場でプレリュードに代わるヒットモデルになった。
グッドデザイン大賞を受賞

グッドデザイン大賞を受賞

流れるようなラインが女性に好評で、結果として女性ウケを狙った男どものハートもガッチリ捉え、「デートカー」としてみんなシルビアに憧れたものです。
'88~89年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞

'88~89年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞

1989 日産シルビア(S13)NISSAN SILVIA 【CM 動画】 - YouTube

CMや雑誌広告のコピーでも「アートフォース・シルビア(ART FORCE SILVIA)」と表現しており、グッドデザイン大賞を受賞しました。
先行して「デートカー」「ナンパ御用達車」となっていたライバルのプレリュードは助手席を運転席側から倒せてしまうので、女性から見るとそのような強引なところがないシルビアの方が良かったかもしれませんね。
歴代シルビアの中で最も多い販売台数

歴代シルビアの中で最も多い販売台数

いっぽうではすでに希少な存在となっていたコンパクトなFRのスポーティークーペであることから、走りを重視するユーザーにも歓迎されました。硬軟双方のファンに支持された結果、国内販売台数がおよそ30万台を数える、歴代モデル中最大の成功作となったのです。
日産はこのモデルをデートカーとして位置づけており、FRレイアウトの採用に関しても、低いボンネットのデザインを実現するに適したFF用コンポーネントを日産が持ち合わせていなかったということが最大の理由であった。しかし、当時すでに少なくなっていたミドルクラスの後輪駆動車で、スポーツ走行にも適した設計であったことが原因で、アフターマーケットにおいてスポーツ走行用の様々な改造パーツが開発され、日産の想定外の事態として、サーキットや峠などで走るための車として(時に、無謀な暴走行為に)使用されることとなった。これはS13型だけに限った話ではなく、その後のモデルであるS14型やS15型も同様である。
スペシャルティカーとはいえ、走りにも抜かりはありません♪
走り屋さんとか暴走族にも人気!

走り屋さんとか暴走族にも人気!

ターボエンジンを搭載したマニュアルミッション設定のあるFRクーペモデルのS13シルビアは、腕の無いドライバーでもターボだと容易にパワードリフトが出来ることから兄弟車の「180SX」とともに絶大な人気となりました。
が、それが仇となって無謀運転による事故が多発し、本モデル以降のシルビアは保険料率が異様に高くなってしまった。

日産・レパード

2代目レパード[F31型](1986-1992年)

2代目レパード[F31型](1986-1992年)

1986年2月にデビューした日産レパードの2代目モデルは、同時期にデビューしたトヨタ・ソアラと直接的に対決することを目指したモデルでした。
レパードの初代モデルは2/4ドアのハードトップボディを持つ上級スペシャリティカーとして登場したが、後から登場したクーペボディの初代ソアラに完全に負ける形になった。
巻き返し狙って登場した2代目レパードは、ボディタイプを2ドアクーペのみに絞るとともに、V型6気筒3000ccツインカム24バルブを頂点とするV6エンジンシリーズを搭載するなど、いろいろな意味で意欲的に作られたクルマだった。
上級スペシャルティカー

上級スペシャルティカー

インテリアは乗る人を包み込むような一体感を表現した品質感に優れたもので、シートやトリム類には上質なツィード調の素材が使用されていました。

最上級グレードのアルティマには助手席に快適性に優れたパーソナルコンフォートシートを採用したのも特徴で、背もたれが中折れし、座面がリフトアップする機構を備えていました。

1986 NISSAN LEOPARD Ad - YouTube

意欲的に作られた2代目レパードだったが、圧倒的な人気を誇るソアラの前に、販売面では全く歯が立たなかった。
ただ、大量に売れたソアラに対し、ごく限られた台数しか売れなかったレパードは、稀少価値の高さから中古車市場では高い相場水準を維持し、新車の売れ行きと違ってソアラを上回る相場で推移した。
スペシャルティカーとして非常に優れていたと思いますが、いかんせんソアラの人気が高すぎましたね・・・。
でもこのクルマも「デートカー」として人気は高かったです。

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『あぶない刑事』はF31レパードのカーチェイスに代表されるカーアクションも名物でしたね。
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