『5年3組魔法組』
制作:テレビ朝日、大広、東映
放送期間:1976年12月6日から1977年10月3日
放送時間:月曜19:00から19:30
放送局:テレビ朝日系列
放送話数:全41話
主題歌:「それ行け魔法組」ザ・チャープス
放送期間:1976年12月6日から1977年10月3日
放送時間:月曜19:00から19:30
放送局:テレビ朝日系列
放送話数:全41話
主題歌:「それ行け魔法組」ザ・チャープス
スタッフ
監督:折田至(最終回担当)ほか
脚本:辻 真先(最終回担当)ほか
美術:川村晴通
音楽:菊池俊輔
音楽制作:あんだんて
脚本:辻 真先(最終回担当)ほか
美術:川村晴通
音楽:菊池俊輔
音楽制作:あんだんて
キャスト
魔女ベルバラ:曽我町子
岩舘モスケ(ガンモ):すのうち滋之
宗方マサキ(ハテナマン):増田康好
武田リンイチ(チクワ):江村和紀
小原アサコ(ショースケ):神 アコ
田代ミツコ(ミコ):尾崎ますみ
森本先生:園田裕久
乙竹先生:小野ひずる
魔女ジョーカー:田中筆子
岩舘モスケ(ガンモ):すのうち滋之
宗方マサキ(ハテナマン):増田康好
武田リンイチ(チクワ):江村和紀
小原アサコ(ショースケ):神 アコ
田代ミツコ(ミコ):尾崎ますみ
森本先生:園田裕久
乙竹先生:小野ひずる
魔女ジョーカー:田中筆子
『5年3組魔法組』とは
魔女ベルバラから預かったMJバッグには魔法の7つ道具が入っていた。5年3組の仲良し5人組といたずら好きのベルバラとの大騒動が始まった…。
『5年3組魔法組』の最終回
第41話「くたばれ魔法組!」
「東町小学校文化祭」が始まった。
ピーターパン姿のガンモは校門で、5年3組の「魔法の国」の呼び込みをしている。一方、ピノキオ姿のチクワは恥ずかしくて隠れている。
教室では『白雪姫』が演じられていた。老魔女は森本先生。白雪姫はショースケ。
学校の屋上にいるベルバラ。
ベルバラ「あはは。面白そうだねえ。ではひとつ、あたしも見せてもらおうかねえ」
生徒の母親に見える姿に変身。
5年3組から出てきた夫婦は、外国の物語ばかりで「日本のがあってもよかったわね」と話している。それを聞いていたベルバラは「日本の昔話ねえ。そのアイデアいただこうか」と笑う。
『白雪姫』の、魔女がリンゴを渡すところが演じられている。しかしベルバラのいたずらで、リンゴは柿に変身。袋からはメロン、缶詰、バナナ、ぶどう、かぼちゃなどが出てくる。
ハテナマン「ハテナ?小さな袋にあんなに入るなんて」
柿をリンゴだと思うことにして芝居を続ける。
だが再びベルバラの魔法で、森本先生の姿は次々と変わってしまう。最後は赤鬼に。それと桃太郎に変身させられてしまった乙竹先生と剣劇に。
乙竹先生の刀は本物だった。舞台セットを切り、赤鬼の角を切り落とす。
ベルバラに連れられたてパトカーがやってきた。警官ふたりが赤鬼に拳銃をつきつける。
警官「貴様を逮捕する!」
それを止めようとするガンモたち。
廊下のベルバラ。
ベルバラ「ふふ。さあて、なんて言い訳する気かな?えへへへ。いくらカンザブローでも、魔法で鬼にされたという他ないもんね」
逆向きにした椅子にどっかと座っている森本先生。魔法の存在を信じていない。
ガンモ「また始まった。頑固なんだから」
先生「くたばれ魔法!魔女なんてくだらんいものがいるならぜひ一度お目にかかりたいものだ!」
すると目の前に魔女姿のベルバラが現れた。
森本先生「魔術師の女か」
ベルバラ「私はねえ、魔術師じゃないよ」
森本先生「では詐欺師かね?」
ベルバラ「なに言ってんだよ、このおたんこ。あたしはねえ、正真正銘の交じりっけなしの魔女ベルバラ様だよ!」
睨みあうふたり。
ベルバラ「じゃあ魔法を見せてやる!風よー!」
教室内に風が吹く。風でセットも倒れてしまう。
それを水晶球でジョーカーが観ていた。
ジョーカー「ベルバラめ、掟を破りおったな!魔女はみだりに正体を明かしてはならん!」
教室。ベルバラは魔法で、みんなをいつもの私服姿に戻す。ただ森本先生の頭にはまだツノが残っていた。
ベルバラ「幻覚って言うならさ、ツノの1本2本あったってなくたっていいじゃないさ。ふん」
去ろうとするベルバラを子供たちがとめる。戻してあげてと言うが、応じない。森本先生もまだ魔法を信じない。
ベルバラ「んー!もう我慢できない!いま魔法の恐ろしさを見せてやる!やあ!」
周囲が真っ暗になった。光が戻るとそこは白い空間で、ガンモたちが十字架に縛られている。
一同「助けてー!」
炎が吹き、怪獣たちが襲ってくる。叫ぶ一同。
大喜びするバルバラ。しかし雷が落ちた。悲鳴と共に消える。
ガンモたちは元の教室に戻っていた。
ピーターパン姿のガンモは校門で、5年3組の「魔法の国」の呼び込みをしている。一方、ピノキオ姿のチクワは恥ずかしくて隠れている。
教室では『白雪姫』が演じられていた。老魔女は森本先生。白雪姫はショースケ。
学校の屋上にいるベルバラ。
ベルバラ「あはは。面白そうだねえ。ではひとつ、あたしも見せてもらおうかねえ」
生徒の母親に見える姿に変身。
5年3組から出てきた夫婦は、外国の物語ばかりで「日本のがあってもよかったわね」と話している。それを聞いていたベルバラは「日本の昔話ねえ。そのアイデアいただこうか」と笑う。
『白雪姫』の、魔女がリンゴを渡すところが演じられている。しかしベルバラのいたずらで、リンゴは柿に変身。袋からはメロン、缶詰、バナナ、ぶどう、かぼちゃなどが出てくる。
ハテナマン「ハテナ?小さな袋にあんなに入るなんて」
柿をリンゴだと思うことにして芝居を続ける。
だが再びベルバラの魔法で、森本先生の姿は次々と変わってしまう。最後は赤鬼に。それと桃太郎に変身させられてしまった乙竹先生と剣劇に。
乙竹先生の刀は本物だった。舞台セットを切り、赤鬼の角を切り落とす。
ベルバラに連れられたてパトカーがやってきた。警官ふたりが赤鬼に拳銃をつきつける。
警官「貴様を逮捕する!」
それを止めようとするガンモたち。
廊下のベルバラ。
ベルバラ「ふふ。さあて、なんて言い訳する気かな?えへへへ。いくらカンザブローでも、魔法で鬼にされたという他ないもんね」
逆向きにした椅子にどっかと座っている森本先生。魔法の存在を信じていない。
ガンモ「また始まった。頑固なんだから」
先生「くたばれ魔法!魔女なんてくだらんいものがいるならぜひ一度お目にかかりたいものだ!」
すると目の前に魔女姿のベルバラが現れた。
森本先生「魔術師の女か」
ベルバラ「私はねえ、魔術師じゃないよ」
森本先生「では詐欺師かね?」
ベルバラ「なに言ってんだよ、このおたんこ。あたしはねえ、正真正銘の交じりっけなしの魔女ベルバラ様だよ!」
睨みあうふたり。
ベルバラ「じゃあ魔法を見せてやる!風よー!」
教室内に風が吹く。風でセットも倒れてしまう。
それを水晶球でジョーカーが観ていた。
ジョーカー「ベルバラめ、掟を破りおったな!魔女はみだりに正体を明かしてはならん!」
教室。ベルバラは魔法で、みんなをいつもの私服姿に戻す。ただ森本先生の頭にはまだツノが残っていた。
ベルバラ「幻覚って言うならさ、ツノの1本2本あったってなくたっていいじゃないさ。ふん」
去ろうとするベルバラを子供たちがとめる。戻してあげてと言うが、応じない。森本先生もまだ魔法を信じない。
ベルバラ「んー!もう我慢できない!いま魔法の恐ろしさを見せてやる!やあ!」
周囲が真っ暗になった。光が戻るとそこは白い空間で、ガンモたちが十字架に縛られている。
一同「助けてー!」
炎が吹き、怪獣たちが襲ってくる。叫ぶ一同。
大喜びするバルバラ。しかし雷が落ちた。悲鳴と共に消える。
ガンモたちは元の教室に戻っていた。
くるくると回転させらているベルバラは、階段のある暗い部屋に落ちた。
ベルバラ「だれだ!魔女ベルバラ様をこんな目に会わせたのは」
それはジョーカーだった。
ジョーカー「魔界のルールを破ったお前に、罰が与えられた。ありがたくお受けするがよい」
ベルバラ「なんですって?あたしに罰?そんなやだ」
足に大きな鉄球がつけられ、鉄格子で逃げられない。
屋上にいるガンモたち。MJバッグの中に住んでいる妖精が言う。
妖精「魔女ベルバラは掟を破ったみせしめにそれはそれは恐ろしい罰が待っておるのんじゃ。それは石返しの刑と言うのんじゃぞ」
魔法の国。
ジョーカー「その石を持て。かついでここまで上ることができたら、お前の罪は許されるのじゃ」
ベルバラ「そんなの簡単ですよー。えへへ。ぺっ、ぺっ。ま、食事も済んだことだしいっちょやるか」
ドクロ型の大きな石を抱えて階段を上っていく。ところが石をてっぺんに置こうとすると、それは消えて階段を転がり落ちてしまった。
ベルバラ「そんなのないよお!」
ジョーカー「なくてもあってもやり直しじゃ。えーい!」
ジョーカーは消えてしまう。泣き出すベルバラ。
ベルバラ「ジョーカー様って冷たいんだよね。あと一段だったていうのにさ。やんなってきちゃった」
再びガンモたち。
妖精「ところが決して階段の頂上にはつかんのんじゃ。死ぬまで。と言いたいが不老不死の魔女の悲しさ。永久に石を背負って上らねばならんのんじゃ」
ガンモ「ゴールインする方法はないのかい?」
妖精「ひとりではどんなにしても無理。ただしじゃ、ふたりなら、いやいや、ふたりでも難しいなあ」
ハテナマン「6人なら?つまりぼくたち5人が手伝いに行くってことだけど」
みんな賛成する。
しかし魔法の国から帰ってくるためには魔法のエネルギーが余分にいるため、MJバッグを捨ててこなければならない。
妖精「それでもベルバラを助けに行くかね?」
ハテナマン「魔法が使えなくなっても、あのベルバラを、意地悪魔女を助けるんだね?」
もちろんだと言う一同。
ベルバラ「だれだ!魔女ベルバラ様をこんな目に会わせたのは」
それはジョーカーだった。
ジョーカー「魔界のルールを破ったお前に、罰が与えられた。ありがたくお受けするがよい」
ベルバラ「なんですって?あたしに罰?そんなやだ」
足に大きな鉄球がつけられ、鉄格子で逃げられない。
屋上にいるガンモたち。MJバッグの中に住んでいる妖精が言う。
妖精「魔女ベルバラは掟を破ったみせしめにそれはそれは恐ろしい罰が待っておるのんじゃ。それは石返しの刑と言うのんじゃぞ」
魔法の国。
ジョーカー「その石を持て。かついでここまで上ることができたら、お前の罪は許されるのじゃ」
ベルバラ「そんなの簡単ですよー。えへへ。ぺっ、ぺっ。ま、食事も済んだことだしいっちょやるか」
ドクロ型の大きな石を抱えて階段を上っていく。ところが石をてっぺんに置こうとすると、それは消えて階段を転がり落ちてしまった。
ベルバラ「そんなのないよお!」
ジョーカー「なくてもあってもやり直しじゃ。えーい!」
ジョーカーは消えてしまう。泣き出すベルバラ。
ベルバラ「ジョーカー様って冷たいんだよね。あと一段だったていうのにさ。やんなってきちゃった」
再びガンモたち。
妖精「ところが決して階段の頂上にはつかんのんじゃ。死ぬまで。と言いたいが不老不死の魔女の悲しさ。永久に石を背負って上らねばならんのんじゃ」
ガンモ「ゴールインする方法はないのかい?」
妖精「ひとりではどんなにしても無理。ただしじゃ、ふたりなら、いやいや、ふたりでも難しいなあ」
ハテナマン「6人なら?つまりぼくたち5人が手伝いに行くってことだけど」
みんな賛成する。
しかし魔法の国から帰ってくるためには魔法のエネルギーが余分にいるため、MJバッグを捨ててこなければならない。
妖精「それでもベルバラを助けに行くかね?」
ハテナマン「魔法が使えなくなっても、あのベルバラを、意地悪魔女を助けるんだね?」
もちろんだと言う一同。
マジッカーに乗って5人は魔法の国にやってきた。そこには石を抱えて階段をのぼっているベルバラがいる。再び落ちてきた石を、5人が受け止める。
5人「おばさーん、助けにきたよー!」
ベルバラ「おまえたち、よくきてくれたね。ありがとう!」
一同「わっしょい!わっしょい!」
ついに石はてっぺんに置かれた。石はジョーカーの姿になった。
ジョーカー「ベルバラ、おめでとう。お前の刑は終わった。もとの魔女の身分に戻れたよ」
喜ぶ一同。
場面が変わる。
ジョーカー「エネルギーカウンターだよ。帰りの運賃は払ってもらいましょう」
MJバッグを上におく。5人帰る分には魔法のエネルギーが足りないが、ジョーカーがまけてくれた。5人はドアの中のエレベーターに似た部屋に入る。
ベルバラ「もうあんたたちに会えないのかねえ。MJバッグと縁を切ったあんたたちにさ」
ジョーカー「運さえよけりゃまた会えるよ」
消えるジョーカー。
ベルバラ「それまであんたたちのこと忘れないよ」
涙の別れ。
人間の世界に戻ってきた5人。そこは新宿だった。
学校に戻ると、5年3組は文化祭の人気投票で優勝していた。喜ぶ5人。
校庭の運動具の上の5人。
ショースケ「ベルバラおばちゃん、どうしてるかなあ?」
チクワ「またどっかの町、行って」
ミコ「意地悪してるんじゃない?」
ガンモ「ほんでもって、ずっこけてんのさ、きっと」
ハテナマン「こんど会う時が楽しみだなあ」
空をジェット箒で飛んでいるベルバラがくしゃみをする。
ベルバラ「さてはあの子たち。また噂してるなあ?よーし、ピッ」
5人それぞれの前にバラが現れる。そのバラを持って、空に向かって手を振る。
ベルバラ「うるわしのベルバラちゃん、忘れないでね。またいつか会いましょうね」
バラをくわえたベルバラが手を振る。
5人「おばさーん、助けにきたよー!」
ベルバラ「おまえたち、よくきてくれたね。ありがとう!」
一同「わっしょい!わっしょい!」
ついに石はてっぺんに置かれた。石はジョーカーの姿になった。
ジョーカー「ベルバラ、おめでとう。お前の刑は終わった。もとの魔女の身分に戻れたよ」
喜ぶ一同。
場面が変わる。
ジョーカー「エネルギーカウンターだよ。帰りの運賃は払ってもらいましょう」
MJバッグを上におく。5人帰る分には魔法のエネルギーが足りないが、ジョーカーがまけてくれた。5人はドアの中のエレベーターに似た部屋に入る。
ベルバラ「もうあんたたちに会えないのかねえ。MJバッグと縁を切ったあんたたちにさ」
ジョーカー「運さえよけりゃまた会えるよ」
消えるジョーカー。
ベルバラ「それまであんたたちのこと忘れないよ」
涙の別れ。
人間の世界に戻ってきた5人。そこは新宿だった。
学校に戻ると、5年3組は文化祭の人気投票で優勝していた。喜ぶ5人。
校庭の運動具の上の5人。
ショースケ「ベルバラおばちゃん、どうしてるかなあ?」
チクワ「またどっかの町、行って」
ミコ「意地悪してるんじゃない?」
ガンモ「ほんでもって、ずっこけてんのさ、きっと」
ハテナマン「こんど会う時が楽しみだなあ」
空をジェット箒で飛んでいるベルバラがくしゃみをする。
ベルバラ「さてはあの子たち。また噂してるなあ?よーし、ピッ」
5人それぞれの前にバラが現れる。そのバラを持って、空に向かって手を振る。
ベルバラ「うるわしのベルバラちゃん、忘れないでね。またいつか会いましょうね」
バラをくわえたベルバラが手を振る。
その後の『5年3組魔法組』
ベルバラ役の曽我町子は当時38歳でした。以降、東映の《スーパー戦隊シリーズ》などで大活躍されていきます。
『5年3組魔法組』としての続編はないのですが、のちの1987年『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』、1988年『じゃあまん探偵団 魔隣組』へと受け継がれて行った要素もあるのではないでしょうか。
みな5人組で、5年生という設定になっています。
『5年3組魔法組』としての続編はないのですが、のちの1987年『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』、1988年『じゃあまん探偵団 魔隣組』へと受け継がれて行った要素もあるのではないでしょうか。
みな5人組で、5年生という設定になっています。
16 件