60年代後半~70年代の「ロック黄金期」を新視点から紐解く書籍が発売!!
株式会社KADOKAWAは、ロックアルバムの解説本『ROCK DECADE TIME MACHINE 1967-1976 ロック黄金時代のアルバム・ガイド』を発刊しました。その内容が、今までにない画期的なロック・ディスクガイドだと話題になっています。
ロック黄金期を再び感じ、追体験できる構成に!!
『ROCK DECADE TIME MACHINE 1967-1976 ロック黄金時代のアルバム・ガイド』は、1967年から1976年までの10年間を「ロック黄金時代」と位置づけ、月単位で、どんなアーティストのどのようなアルバムがリリースされていたかを解説する、画期的なディスクガイドです。音楽雑誌『ストレンジ・デイズ』で連載されていたものを大幅に加筆・修正して世に送り出しました。
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ロックの「ビッグ・バン」を引き起こしたビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が発表されたのが67年。そして、76年11月に次世代のシーンを開拓したセックス・ピストルズのシングル『アナーキー・イン・ザ・UK』が発表されました。
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また、ほぼ同時にアメリカン・ロックの頂点とも言えるイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』が12月にリリースされたことが新旧世代の入れ替わりを物語っています。だからこそ、この10年間をロック黄金の時代(10年)と位置づけ、その10年間・120カ月を追ってアルバムの発売を再調査したのが本書です。
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これまでのディスクガイドは、アルバム解説を年単位で語ってきました。しかし、これでは当時の空気感や各アーティストの関係性は見えてきません。例えばロック革命期と呼ばれる69年を見てみると、ビートルズ『アビイ・ロード』(9月)、キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』(10月)、デヴィッド・ボウイ『スペース・オディティ』(11月)という順番でアルバムが発売されています。つまり、69年の後半は、ロックが毎月進化していた濃密な期間であったことを知ることができます。
アルバムの並びを見ればその濃密さがわかります!!
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また、73年3月を例にとると、ピンク・フロイド『狂気』、キング・クリムゾン『太陽と戦慄』、レッド・ツェッペリン『聖なる館』、マハヴィシュヌ・オーケストラ『火の鳥』、ロキシー・ミュージック『フォー・ユア・プレジャー』、トッド・ラングレン『魔法使いは真実のスター』が発売された、すさまじい月になっているのです。これは驚くべきことです。本書はそうしたロック黄金期のその時々の時代の空気を再び感じ、追体験するものです。
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著者は雑誌『ストレンジ・デイズ』の編集長を務めた岩本晃市郎。アメリカ、イギリスを中心に、幅広くバランスよく取り上げています。また、1見開き=1カ月分の紹介とし、各月、ピックアップアルバム解説3枚を含む8枚のアルバム・ジャケット写真、合計960枚を掲載。ロックをまた聴きたくなる、もっと聴きたくなる一冊に仕上がっています。
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