「ベストプレープロ野球スペシャル」とは
『ベストプレープロ野球』(Bestplay Baseball)は、1988年にアスキーから発売された野球シミュレーションゲーム。「ベストプレー」「ベスプレ」とも呼ばれる。開発はパリティビット。『ダービースタリオン』シリーズと同じく、薗部博之が制作。
開発者は「ダビスタ」の生みの親、薗部博之氏
via www.4gamer.net
薗部 博之(そのべ ひろゆき、1961年7月3日[1] - )は茨城県出身[1]のゲームクリエイター。株式会社パリティビット創業者・代表取締役。
茨城県立下妻第一高等学校、早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、1984年に株式会社アスキーへ入社、1988年に『ベストプレープロ野球』を開発。1989年に退社後フリーとなるが、この間に競馬シミュレーションゲーム『ダービースタリオン』を開発、1996年にパリティビットを設立する。
競馬シミュレーションの名作「ダービースタリオン」シリーズの生みの親でもある薗部博之氏が、この「ベストプレープロ野球」シリーズも制作しました。
同じシミュレーションゲームとはいえ、全く違う題材のこの2つのシリーズ。どちらも熱狂的ファンのいる名作であることを考えると、すごいことですよね。
同じシミュレーションゲームとはいえ、全く違う題材のこの2つのシリーズ。どちらも熱狂的ファンのいる名作であることを考えると、すごいことですよね。
「ベストプレープロ野球」の変遷
それでは、この「ベストプレープロ野球」シリーズの歴史を、順番に見ていきたいと思います。
1:ベストプレープロ野球
via www.famicom.biz
1988年7月15日にアスキーよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された。この年は各社から多くの野球ゲームが発売されたが、本作はそれまでの野球ゲームとは異なる戦略性の概念やペナントレースを再現した点、自由度の高いチームエディットがある。
2:ベストプレープロ野球新データ
via www.famicom.biz
ベストプレープロ野球は初回出荷が少なく品薄が続いたが、1988年夏時点のデータを反映した『ベストプレープロ野球 新データ』が1988年10月11日に発売された。なお、ゲーム関係の書籍には新データ版の存在が書かれていないことがある。
私が「ベストプレープロ野球」の存在を知ったのは、この「新データ」版が発売された後だったので、実際私が購入したのはこの「新データ」版が最初でした。
これまでの野球ゲームは「ファミスタ」シリーズに代表されるような、自分で選手を操作するいわゆる「スポーツゲーム」というタイプばかりでしたが、この「ベストプレープロ野球」は選手の操作は一切せず、自分は『監督』という立場でスタメンや選手交代、バント等の指示を出す、という全く新しい発想のゲームでした。
しかも、1試合だけでなく『ペナントレース』をシミュレートするというスタイルなので、1試合1打席ごとの結果で打率や防御率等の成績が変動していく、というのも当時としては画期的でした。
また、選手のパラメータも当時としてはかなり細かく設定されていたのですが、選手名だけでなくそのパラメータまでもエディット出来てしまうという、自由度の高さも他のゲームでは見られないものでした。
これら、他の野球ゲームと完全に一線を画したこのゲームに、私を含めハマってしまった人も多く、一部の熱狂的なファンが生み出されました。
これまでの野球ゲームは「ファミスタ」シリーズに代表されるような、自分で選手を操作するいわゆる「スポーツゲーム」というタイプばかりでしたが、この「ベストプレープロ野球」は選手の操作は一切せず、自分は『監督』という立場でスタメンや選手交代、バント等の指示を出す、という全く新しい発想のゲームでした。
しかも、1試合だけでなく『ペナントレース』をシミュレートするというスタイルなので、1試合1打席ごとの結果で打率や防御率等の成績が変動していく、というのも当時としては画期的でした。
また、選手のパラメータも当時としてはかなり細かく設定されていたのですが、選手名だけでなくそのパラメータまでもエディット出来てしまうという、自由度の高さも他のゲームでは見られないものでした。
これら、他の野球ゲームと完全に一線を画したこのゲームに、私を含めハマってしまった人も多く、一部の熱狂的なファンが生み出されました。
3:ベストプレープロ野球Ⅱ
via www.famicom.biz
1990年3月30日発売。コンピュータが担当する監督の思考ルーチンが設定可能になった他、球場が人工芝・天然芝(内野は土)の2種類から選択可能に。また、前作まではいちいち再生していたコンピュータ同士の対戦を早送りするスキップモードが導入され、ペナントレース終了までのスピードが飛躍的に速められた。また、前作では投手の制球と球の切れにしか用意されていなかった能力値「S」が全てのパラメータで設定可能になった。さらに、投手のスタミナというパラメータが、新たに導入された。
この「Ⅱ」の最大の改良点と言えば、スキップモードが出来たことです!前作までは、自分が監督をしないチーム(つまりCOM)同士の試合も、飛ばすことが出来ず、ずっと見ないといけなかったのです。
夜、このゲームをやっていて、COM同士の試合を見ながら、何度寝てしまったことか…(笑)。
しかし、このスキップモード導入により結果だけを見れるようになり、ペナントレースにかかる時間がかなり減りましたね。
また、監督の思考ルーチンも設定可能になり、COMチームの監督にも個性が出たのも何気に「面白い発想だなぁ」と思いましたね。
夜、このゲームをやっていて、COM同士の試合を見ながら、何度寝てしまったことか…(笑)。
しかし、このスキップモード導入により結果だけを見れるようになり、ペナントレースにかかる時間がかなり減りましたね。
また、監督の思考ルーチンも設定可能になり、COMチームの監督にも個性が出たのも何気に「面白い発想だなぁ」と思いましたね。
4:ベストプレープロ野球'90
1990年12月13日発売。IIの改良版。延長戦が18回まで設定可能になっている。また、全日程終了したリーグのデータをターボファイルから読み込むことにより日本シリーズが出来る。
この「'90」から、日本野球機構の公認をもらい、選手が実名で登録されました。
まぁエディット出来るので、特に今までの偽名でも不便を感じてなかったんですけどね。
あと、スキップモードが高速化されたのは、個人的に嬉しいバージョンアップでしたね。
ちなみに、ここまでの「ベストプレープロ野球」は全て12球団のデータが入っているものの、実際にペナントレースを行うのは、どちらか片方のリーグしか無理でした。
ところが、この「'90」では、外部バックアップ装置である「ターボファイル」を使うことにより、日本シリーズを楽しむことが可能になりました。
…もちろん私は、このためだけにターボファイル買いましたよ(笑)。
まぁエディット出来るので、特に今までの偽名でも不便を感じてなかったんですけどね。
あと、スキップモードが高速化されたのは、個人的に嬉しいバージョンアップでしたね。
ちなみに、ここまでの「ベストプレープロ野球」は全て12球団のデータが入っているものの、実際にペナントレースを行うのは、どちらか片方のリーグしか無理でした。
ところが、この「'90」では、外部バックアップ装置である「ターボファイル」を使うことにより、日本シリーズを楽しむことが可能になりました。
…もちろん私は、このためだけにターボファイル買いましたよ(笑)。
そして、その第5作目にしてファミコン版最終作となったのが「ベストプレープロ野球スペシャル」です。