バンド『X-RAY』ほとんどライブの実績がない状態でデビュー!天才ギターリストがいたバンドだった!!
2016年12月20日 更新

バンド『X-RAY』ほとんどライブの実績がない状態でデビュー!天才ギターリストがいたバンドだった!!

バンド「X-RAY(エックスレイ)」は、1980年代にジャパニーズ・メタル・シーンにて活動した個性派ヘヴィメタルバンドでした。メンバーの湯浅晋は、テクニカルかつメロディアスなギタープレイで話題にもなりました。

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いいアルバム。マイナーな曲調でまとめられていて。ジャパメタというにはあまりにかっこいい!!かといって完全なブリティッシュ調でもなく…
他に類を見ないアルバムだと思います。だからこそ口惜しい。アレンジなどにかかわっていないから…
晋ちゃんのギターソロがかっこいい。
この作品が出たとき、某YGという雑誌のレコード評で、この作品がこっぴどく叩かれました。普通、新譜の評でけなされるなんてことは無いんですけどね。その言われ方はこうでした。「バンドが、何をやりたいのかわからない。支離滅裂で全部中途半端だ。」と。
この批判についてと2ndアルバムに関して、湯浅晋がコメントしています。
湯浅 晋:X-RAYってアマチュアの時期が短かったし、他のバンドみたいに曲のストックが沢山あった訳じゃないから、セカンド・アルバム用に全部書き下ろすしかなかったのね。しかも1stアルバムからの期間も短くて大阪から東京に引っ越したり、色々と環境が変わっちゃったりして大変だったし。

でも曲を書いてる時は勢いで書いてたし、全然そんな風に思っていなかったのね。勢いがあるっていうのは最高だし。時代時代をキャッチしてステップ・アップしていくっていうのが大切だし・・・。

バンドって実験して次へ進む段階ってあるじゃない?そういう過渡期っていうのかな?そういう時期のアルバムだったんだと思う。

【臼井孝文によるアルバムコメント】

ベースラインが一番切れまくっていたいたとき。晋ちゃんから曲を聴けば自然と湧き出てきました。音数は多いけれど必然だと思っています。あの当時だけの感覚が生み出したアルバム。事実上自分としてはこれが1stっていう感覚かもしれませんね。
前作で「支離滅裂・中途半端」という厳しい批評に対して、バンドは藤山高浩を加入させて、方向性を定めようとしました。そして、ミニアルバムから参加します。ジャパメタ的な憂いのあるメロディーが残っていますが、キーボーディストが加わったことによって、キャッチーさが強調され、アメリカンなサウンドになり、それまでのアルバムと比べてもポップでメジャー感のあるアルバムになりました。

【臼井孝文によるミニアルバムコメント】

もしこれが5曲入りじゃなくてフルレンスだったなら…さらに記憶にとどめられる作品になっていたかも…
この時のX-RAYのバンドとしての状態が曲に反映しています。事務所が変わり、高浩くんが加入して希望に満ち満ちていたんですよ。何度でも言いますが『Bloody Love』は名曲!!
この時期は、事務所などの移籍もあり、バンドは新たな気持ちでアルバムを制作したようです。X-RAYの色が固まり、評価の高い作品になりました。

【臼井孝文によるアルバムコメント】

ダークなアルバム。これだけアメリカンに徹しているのになぜか暗いアルバム。音質がそういう印象を与えるのでしょうか?
4作目にして、X-RAYの最後の作品になったアルバムです。前作と比較すると、せっかくkbdが加入したにもかかわらず、サポート的な使い方しか出来ておらず、湯浅晋のギターがより前面に出たサウンドになっています。楽曲的には前作を踏襲した、キャッチーでアメリカンなテイストを含んだジャパメタです。

【臼井孝文によるアルバムコメント】

いい作品。もう少しベースの音を硬質にして、音量をあげていたならもっと迫力があったかも(笑)…
少しストレート過ぎて面白みに欠けるアレンジかも…
1985年11月に藤山高浩が脱退しました。
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  •  東条洋行 2021/3/21 13:51

    「ほとんどライブの実績がない状態でデビュー」って、勘違いも甚だしいですねー
    ブリザードと間違えているのではないですか?

    ぷに 2021/3/19 02:00

    音、歌声を聴くと身体の血が騒ぐと同時に懐かしさで涙が出ます。出来るならあの頃に戻って又シャウトしたい😢

    ぷに 2021/3/19 01:59

    音、歌声を聴くと身体の血が騒ぐと同時に懐かしさで涙が出ます。出来るならあの頃に戻って又シャウトしたい😢

    KAT 2020/4/29 17:21

    X-RAY最高です

    すべてのコメントを見る (4)

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