アップルどりいむ
『アップルどりいむ』は、あさぎり夕による日本の漫画作品。
『なかよし』(講談社)にて1984年1月号から1985年1月号まで連載された。
当時のなかよし。いつみと義理の兄・由紀が表紙を飾っていました。
あさぎり夕先生
1976年、講談社の第12回なかよし・少女フレンド新人漫画賞に「光めざして飛んでいけ」が入賞し、同社の少女漫画雑誌『なかよし』の増刊号に掲載されてデビュー。1987年には『なな色マジック』で第11回講談社漫画賞を受賞。朝霧 夕名義での活動も行っている。
1990年代前半までは、主に講談社の少女漫画雑誌にて少女漫画を描いていたが、その後、講談社から独立し、小説の執筆やボーイズラブ漫画に進出するなどしている(デビュー前、最初の持ち込みの時にボーイズラブ漫画を持ち込んだところ「このような作品は理解されません」と否定的に評価され、路線変更してデビューしたといわれている。本人は、当時それでもボーイズラブ漫画を描き溜めていたとしており、一部が公式HPに限定で公開されている。その後、時代が追いついたために進出したとも言われている)。
その後、編集者との軋轢も(方向性の違いとも)あり、同レーベルを去っている。
ある意味恵まれすぎ!とも言える主人公の夢や恋に夢中になりました。
ストーリー
男の子が苦手で、泣き虫で赤面症なヒロイン、いつみはマンガが大好きな中学3年生。親の再婚で血のつながらない兄、由紀(長髪にメガネで、スカしてます)と一緒に暮らしていて、この兄ちゃんがあまりにカッコいい為にブラコン気味でもある。いつみはもちろん将来はマンガ家を目指しているんですが、お友達からは「男の子の絵がヘタ」→「男の子がかけなくちゃマンガ家になれない」と脅されてしまう。そんなわけでいつみ達は志望高校の見学とカッコイイ男性の観察をかねて、マン研のレベルが非常に高いと評判の秋葉高校へ向かう。果たしていつみのマンガの中での理想のヒーロー「青竹のようにまっすぐにさわやかな男の子」のモデルにふさわしい男子は見つかるのか?と思っていたら現れました、無口でロンリーウルフタイプ(お約束でバイク好き)の一色さん。いきなりバックに青竹をしょって登場(笑)、そして次のシーンでは笑顔で子猫と2ショット…なにもそこまでやらなくても、と思ってしまうくらいのベタさがたまりません。当然いつみは一色さんに一目惚れ。やがて秋葉高校に合格したいつみたちは早速マン研に入会、偶然にもマン研の部長、望月さんと一色さんが親友ということでうれしい再会を果たすのですが、一色さんはそっけないしおまけに親友の桐子(美人で武道の達人でバイク好き。かっこいい。)が恋のライバル宣言!さらに何故かお兄ちゃんが一色さんのことをよく思わないみたいで前途多難の模様…。いつみの恋、マンガ家への夢、一色さんの過去、お兄ちゃん→いつみへの複雑な気持ち、などが絡まりあってストーリーは進んでゆきます。
いつみ
そんな理想像にドンピシャの一色さんに恋してしまう!いつみのマンガにたいする夢や、一色さんとのハッピーエンドを当時の「なかよし」読者の小学生達は自分のことのように応援しました。マンガ研究会に所属。
一色さん
まんが家を目指す子も目指さない子も、なかよし読者は夢中になって読みました!
あっぷるどりいむwwwあみしゃんの読んでる漫画むっちゃ気になるあっぷるどりいむwww
— あるつ (@R2222D2) September 23, 2012
「こっちむいてラブ」「あっぷるどりいむ」「あこがれ冒険者」…いまBLばかりのあさぎり夕が、かつてめっさ少女マンガの王道を書いていたことは今の若者は知らないだろな… #今の若者は知らない少女マンガ
— 真琴 (@makoto0509) September 15, 2011