特殊な開発経緯!?
PCエンジン (PCE)への移植版『イースI・II』と『イースIII』を開発・発売したハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)が続編の開発を日本ファルコムへと打診したことが本作開発のきっかけとなっている[4]。制作ラインが埋まっていた[注 1]ためファルコム側は一旦断るが、ファルコムが世界観だけを作ってゲーム制作をハドソンが担当するというハドソン側の提案を受け入れ、原案シナリオと音楽をファルコムが担当する形で開発が決定される[4]。ゲームシステムと舞台を大きくかえた『III』が不評に終わり『II』の続編を望むユーザの声が大きかったことから、システムのベースは『II』のものへと戻され、ストーリーも『II』の直後から始まるイースの国に関わる形とされた[4]。原案の制作は1991年(平成3年)までには開始されており[5]、オリジナル版発売当時のゲーム誌(主にPCエンジン雑誌)で、ファルコム原案キャラクターデザインラフイラスト、原案のストーリーダイジェスト、ファルコム原案シナリオスタッフのコメントが掲載されていた。
そしてファルコムの原案シナリオを元に『III』のスーパーファミコン (SFC) への移植を行なったトンキンハウス(東京書籍のテレビゲーム事業子会社)とメガドライブ (MD) へのファルコム作品の移植を行っていたセガ・ファルコムの両者がそれぞれのプラットフォーム向けに独自に開発することも決まり[6]、3作のオリジナル版『イースIV』が開発されることとなる。このうちSFC版『イースIV MASK OF THE SUN』とPCE版『イースIV The Dawn of Ys』は1993年(平成5年)に発売されるが、MD版は開発中止となっている[6]。こうした経緯により、ファルコムの代表作〈イース〉でありながらファルコム自身によって開発されたオリジナル版『イースIV』はなく、オリジナル作品が他社製でしかも2作品あるという特殊な状態となる
SFC版が『イースIV MASK OF THE SUN』、PCE版が『イースIV The Dawn of Ys』とそれぞれ副題にも相違があり、ストーリに関しても個々違いがあります。
SFC版の冒頭はエステリアのホワイトホーン砂浜で物思いにふけっている所に、セルセタから救いを求める瓶詰の手紙が漂着する所で始まります。
一方、PCE版ではイースⅡから2年後の月日が流れており、アドルは19歳となりドギと共に旅からエステリアに帰った所で占い師のサラからセルセタの異変を聞きます。
こういった相違がストーリー全般に度々あり、なお且つPCE版はCD音源のハイクオリティサウンドに豊富なイベント絵&キャラ絵、キャラクターボイス有りとSFC版と比較しても全く別のゲームに見えますね。
SFC版の冒頭はエステリアのホワイトホーン砂浜で物思いにふけっている所に、セルセタから救いを求める瓶詰の手紙が漂着する所で始まります。
一方、PCE版ではイースⅡから2年後の月日が流れており、アドルは19歳となりドギと共に旅からエステリアに帰った所で占い師のサラからセルセタの異変を聞きます。
こういった相違がストーリー全般に度々あり、なお且つPCE版はCD音源のハイクオリティサウンドに豊富なイベント絵&キャラ絵、キャラクターボイス有りとSFC版と比較しても全く別のゲームに見えますね。
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ストーリー概要!
エステリアの冒険を終えた赤毛の剣士、アドル=クリスティンはホワイトホーンの砂浜に一人たたずみ、長かった戦いの日々を思い起こしていた。
神官の子孫として最後を遂げたダルク=ファクト、人間の欲望ゆえに悪の元凶となったダーム。
ふりかえれば、すべては遠い過去のように思えた。
かつて栄華を誇った理想郷イース。
魔法の宝玉「黒い真珠」の力を使い、二人の女神と六人の神官によって興された国にも、
いつしか暗雲がたれこめた。
フィーナやレアはこうなる事を知っていたのだろうか・・・・。
アドルは眠りについた二人の女神を思いながら砂浜に目を移すと、何か光る物を目にする。
駆け寄ったアドルが見つけた物は、瓶の中に詰められた手紙であった。
しかし、手紙が書かれている文字はアドルの知らない物だったため、詩人のルタに見せる事とした。
「これはセルセタの文字ですね。”勇者よ・・・セルセタをお救い下さい・・・” そう書かれてありますね」
ルタに手紙を解読して貰ったアドルはセルセタで誰かが助けを求めている事を知り、セルセタへ向かう
事を決意するのだった。
神官の子孫として最後を遂げたダルク=ファクト、人間の欲望ゆえに悪の元凶となったダーム。
ふりかえれば、すべては遠い過去のように思えた。
かつて栄華を誇った理想郷イース。
魔法の宝玉「黒い真珠」の力を使い、二人の女神と六人の神官によって興された国にも、
いつしか暗雲がたれこめた。
フィーナやレアはこうなる事を知っていたのだろうか・・・・。
アドルは眠りについた二人の女神を思いながら砂浜に目を移すと、何か光る物を目にする。
駆け寄ったアドルが見つけた物は、瓶の中に詰められた手紙であった。
しかし、手紙が書かれている文字はアドルの知らない物だったため、詩人のルタに見せる事とした。
「これはセルセタの文字ですね。”勇者よ・・・セルセタをお救い下さい・・・” そう書かれてありますね」
ルタに手紙を解読して貰ったアドルはセルセタで誰かが助けを求めている事を知り、セルセタへ向かう
事を決意するのだった。
ゲームシステムは??
基本的なシステムは『II』から引き継いでいる。シリーズ作品で初めて、毒によるステータス異常が採用された。魔法は剣の属性に対応しており、装備している剣の種類によって使える物が変わる。なおこのシステムは完成度を高めた上で剣魔法として『VI』に応用されている。魔法補強アイテム(宝石)を手に入れると剣に付随する魔法を強化できる。こちらはやはり完成度を高めた上で、腕輪の補強システムとして『フェルガナ』に応用されている。『I』『II』同様にレベル制限がなされている。
攻撃:
『I』・『II』同様の体当たり攻撃(「半キャラずらし」も健在)の他、攻撃魔法による間接攻撃が可能。
魔法:
魔法効果を帯びた剣を装備する事によって使用可能に。なお複数の攻撃魔法があるが、攻撃力の弱い剣の魔法を使おうとすると「メニュー画面を開く→SWORD画面を開く→武器を装備し直す→魔法を使う→メニュー画面を開く→SWORD画面を開く→元の武器に装備し直す」という操作が必要となり非常に面倒な他、魔法の差は弾の動き方程度の違いで使い分ける必要性がほとんどないため、複数ある意味があまりない。また同じく装備の面倒さとさらに鍛冶屋の料金の高さによって宝石による魔法の強化システムもあまり役に立たない。
回復:
前作同様、フィールド上およびダンジョン内での特定のマップで立ち止まっていると徐々にHPが回復する。今作では回復アイテムは複数存在し、アイテム毎に回復量が決まっている。なお、前作までとは異なり、「薬草」で全回復は出来ない。その他「ヒーリングの魔法」によっても回復できる。なお「ヒーリングの魔法」の効果はアイテム類と同じく一定量を瞬時に回復する物で、今作はイースシリーズのオリジナル作品としては唯一、ダンジョン内でもフィールドと同じく回復可能とするアイテムがない。
MPは自然には回復せず、回復はアイテムの使用か特定の回復所(宿屋等)に依る。
なおHP・MPともにボスとの戦闘後には原則全回復するが、戦闘後に回復しないボスもいる。
前作の『イースIII -ワンダラーズフロムイース-』がゲームシステム、ストーリー共に往来の作品と違いすぎたため、Ⅱの続編を求めるファンからの評判が悪かった模様。そのためか基本のゲームシステムは『イースⅡ』ベースとなっています。見慣れたトップビュー視点と、半ずらし体当たりの攻撃に戻りました。
筆者はイースⅢ好きですが、確かに当時、イースⅣで古巣に帰ったかのような安心感を得た事を覚えています。
筆者はイースⅢ好きですが、確かに当時、イースⅣで古巣に帰ったかのような安心感を得た事を覚えています。
登場人物
アドル・クリスティン:
シリーズ通しての主人公。燃えるような赤毛を持つ冒険者。17~18歳。SFC版ではリーザの流した小瓶、PCE版ではミネアの占い師サラによりセルセタへと導かれる。
カーナ:
本作のヒロインの一人。セルセタに住む活発な少女で、魔物や兵士を撃退できる実力者。風の村コモドの住人。
リーザ:
本作のヒロインの一人。エルディールの世話係であり、聖域に立ち入ることを許されている少女。エルディールに想いを寄せており、彼の異変に気付き苦悩している。高原の村ハイランドの住人。
エルディール:
有翼人の最後の生き残り。かつての有翼人の栄光に憧れ、闇の一族の誘いに乗って古代文明を復活させる。ラスボス。
大長老:
大河の村セルレイに住んでおり、セルセタの古代史を知る人物。太陽・大地・月の三つの瞳を集めなければ会うことはできない。
ガゾック:
古代文明研究家。湖畔の家で妻と共に暮らしている。
レファンス:
かつて五忠臣と共に有翼人と戦い、セルセタの危機を救った英雄。
五忠臣:
レファンスに仕え、共にセルセタの危機を救った英雄達。スラノ、タリム、ミーユ、ラディー、トリエの5人。
グルーダ:
闇の一族。3人組のリーダー。野望の為にロムン帝国とエルディールを利用する。
バミー:
闇の一族。3人組の紅一点。様々な物質を魔物に変える力を持つ。
ガディス:
闇の一族。3人組の大男。戦いを楽しむ戦闘狂。
フレア・ラル:
『II』から登場。ランスの村の医者。薬の原料を求めアドルと共にセルセタに渡る。
リリア:
ランスの村に住む少女。『II』のヒロイン。アドルを追いかけセルセタへ渡る。
ドギ:
『I』から登場。アドルの相棒。
ロムン部隊隊長:
ロムン帝国の部隊長。闇の一族と手を組み、セルセタを帝国領土にしようと侵攻するがアドルに倒され殲滅される。
物語のカギ、古代セルセタ文明と有翼人とは!?
セルセタの樹海には、かつて栄華を極めた有翼人達が築いた古代文明が眠っていた。
その文明は既に遺跡となっている訳では無く、復活させる事で大いなる力を得る事ができるとされていた。その力は世界を手中にする事ができる程の物である。
有翼人の生き残りであるエルディールはかつての栄華を取り戻すべく、闇の一族と共に古代文明復活を目論む。闇の一族は古代文明の力により世界を支配するため暗躍し、セルセタ侵略を企んでいたロムン帝国を利用する。
有翼人とはかつて人間よりも古くセルセタに生きており、しばらくは人間と共存していたが、人間を家畜・食物とし有翼人が世界をおさめるという恐ろしい考えを持っていた。
人間との戦いが始まり何十年か後、レファンス公と五忠臣によって退けられ、文明を動かす力を持つ三つの仮面と瞳を人間に渡し古代文明を建物ごと地底に沈めた。
生き残った有翼人はレファンス公によって聖域と呼ばれる地にとどめられ、世話をする人間と共に暮らしている。人間よりも長命である。イース建国はセルセタから渡って来た有翼人である事が明らかとなる。
その文明は既に遺跡となっている訳では無く、復活させる事で大いなる力を得る事ができるとされていた。その力は世界を手中にする事ができる程の物である。
有翼人の生き残りであるエルディールはかつての栄華を取り戻すべく、闇の一族と共に古代文明復活を目論む。闇の一族は古代文明の力により世界を支配するため暗躍し、セルセタ侵略を企んでいたロムン帝国を利用する。
有翼人とはかつて人間よりも古くセルセタに生きており、しばらくは人間と共存していたが、人間を家畜・食物とし有翼人が世界をおさめるという恐ろしい考えを持っていた。
人間との戦いが始まり何十年か後、レファンス公と五忠臣によって退けられ、文明を動かす力を持つ三つの仮面と瞳を人間に渡し古代文明を建物ごと地底に沈めた。
生き残った有翼人はレファンス公によって聖域と呼ばれる地にとどめられ、世話をする人間と共に暮らしている。人間よりも長命である。イース建国はセルセタから渡って来た有翼人である事が明らかとなる。
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恐るべき敵、闇の一族!
セルセタ古代文明の力で世界征服を企む三人の魔導師達、エルディールを利用して暗躍する彼らとの最初の邂逅は、雷雨の聖域で雷に打たれたアドルがたまたま迷い込んだ聖域の城。
そこでエルディールと闇の一族の陰謀の一旦を聞いてしまうが、エルディールに潜んで居る所をばれてしまい、闇の一族三人が襲いかかる!
そこでエルディールと闇の一族の陰謀の一旦を聞いてしまうが、エルディールに潜んで居る所をばれてしまい、闇の一族三人が襲いかかる!