手違いで孤児院からやってきた、アン・シャーリーのアボンリーでの日々を描いた映画「赤毛のアン」
2017年1月26日 更新

手違いで孤児院からやってきた、アン・シャーリーのアボンリーでの日々を描いた映画「赤毛のアン」

誰もが一度は聞いたことがあるルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」。マシューとマリラ兄妹の住む、グリーンゲーブルズにやってきたのは、希望していた男の子ではなく、想像力いっぱいの女の子でした。カスバート家に引き取られたアンの、日々の暮らしを描いた映画「赤毛のアン」を振り返ります。

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アンの愛したアボンリーの風景

日本では翻訳された「赤毛のアン」が多くの少女たちに愛読され、その舞台となっているプリンスエドワード島も人気がありますが、プリンスエドワード島の人たちには不思議なことのようです。住んでいる人にとっては「何もないところ」ですが、アンの物語の世界がそのまま残っている風景は、そのままアンの世界に浸れる貴重な場所ともいえます。
グリーンゲイブルズ

グリーンゲイブルズ

緑の切妻屋根の家という意味のグリーンゲイブルズですが、作者モンゴメリの従兄弟の家で、モンゴメリもたびたび訪れていたようです。
現在はアンの家として、アンの部屋やマリラの部屋などがあるようです。
アンがマシューを待っていた駅のモデルとなった駅舎跡

アンがマシューを待っていた駅のモデルとなった駅舎跡

今は博物館になっているようですが、外のベンチでアンが待っているようにも思えます。
歓びの白い小径

歓びの白い小径

マシューの馬車に乗り、グリーンゲイブルズへ向かう途中の並木道に、アンは歓びの白い小径と名付けました。
恋人の小径

恋人の小径

アンとダイアナが一緒に通学した径は「恋人の小径」と名付けられました。
お化けの森

お化けの森

森の木がお化けのように見えてしまい、通ることができなくなった森です。屋根から落ちて足をくじいたアンが、近道をしようとして古井戸に落ち、両足をくじいて歩けなくなってしまいます。

アンとギルバートのエピソード動画

Anne of Green Gables: Anne Shirley & Gilbert Blythe Story part 1

ギルバートを気にするあまり、ついムキになってしまうアンですが、お互いに気になる存在という事は、周りの友人たちには分かっていたのかもしれません。
特別編だったので3時間超だった。前にも観たので「こんな感じだったな~」と、
懐かしくもあったり。プリンスエドワード島はやっぱり美しいなあ…
そして、マシューとマリラとのシーンが色々と泣ける…(泣)
テレビ用の映画という事もあり、3時間以上の長編ですが、原作のエピソードはほとんど使われています。マシューが亡くなるシーンは、原作とは少し違うようですが、アンの腕の中で静かに息を引き取る場面は感動的です。
日本では、1979年に高畑勲監督でアニメ化された赤毛のアンですが、風景も建物も実際に取材して描かれ、エピソードも原作に忠実に作られたようです。
アニメを知っている人でも十分に楽しめる、映画「赤毛のアン」を、じっくり楽しんでみませんか。
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