天才としか言いようがない!奇跡としか言いようのない80年代のプリンス。
2019年6月9日 更新

天才としか言いようがない!奇跡としか言いようのない80年代のプリンス。

今でこそ天才と言う評価の定まっているプリンスですが、「パープル・レイン」がヒットするまではキワモノ。日本に置いてはその存在すらあまり知られていませんでした。いえ、知られるようになってからもキワモノですね。天才過ぎますから、プリンスは。

6,391 view

プリンス

天才の名を欲しいままにしたプリンス。残念ながら2016年4月21日に57歳と言う若さで亡くなってしまうのですが、彼が残した楽曲、与えた影響は計り知れないものがあります。
 (2111372)

出生名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン
生誕:1958年6月7日
出身地:アメリカ合衆国ミネソタ州 ミネアポリス
死没:2016年4月21日(57歳没)
活動期間:1976年~2016年
デビューから亡くなるまで常に革新的な作品を作り続けたプリンス。どの時代にも名作と言われる作品を残していますが、最も華やかだったのはマイケル・ジャクソンやマドンナ達とヒットチャートを賑わせていた80年代ではないでしょうか。と言うことで、80年代前半のプリンス振り返ります!
因みに、プリンスとマイケル、そしてマドンナは同い年なんですよ。なんか、スゴイですね。

Controversy

プリンスの80年代は4枚目のアルバム「戦慄の貴公子」で幕を開けます。既に「ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー」などのヒット曲を放っていたとはいえ、前作がデモ音源そのままだったことでサウンドとしてはチープ感は否めず、大きなヒットには至っていませんでした。プリンスとしては起死回生の一撃が欲しかった。で、これです。
戦慄の貴公子

戦慄の貴公子

1. 戦慄の貴公子
2. セクシュアリティ
3. ドゥ・ミー・ベイビー
4. プライヴェイト・ジョイ
5. ロニー、トーク・トゥ・ラシア
6. レッツ・ワーク
7. アニー・クリスチャン
8. ジャック・ユー・オフ
「Controversy」は、訳すと論争ということになりますかね。が、邦題は「戦慄の貴公子」ときたもんだ。いや、むしろピッタリ。邦題の方が良い。で、アルバムタイトルと同名の曲がこれまた素晴らしいのです。

Prince - Controversy (Official Music Video)

他にもプリンス初期の名曲と言われる「ドゥ・ミー・ベイビー」も収録されていますし、1981年にリリースされた「戦慄の貴公子」は充実したアルバムとなり商業的にもまずまずの結果を出しています。

1999

ギター、ドラムス、ベースはもとより、30種類ほどの楽器を使いこなしたというプリンス。アルバムはほぼ1人で制作してしているわけですが、ライブとなるとそうはいきません。1982年頃からバックバンドをザ・レヴォリューションと名付け、プリンス・アンド・ザ・レヴォリューションとして活動を始めます。
この年に出たアルバムが5枚目となる「1999」です。
1999

1999

1. 1999
2. リトル・レッド・コルベット
3. ディリリアス
4. 夜のプリテンダー
5. オートマティック
6. サムシング・イン・ザ・ウォーター
7. フリー
8. レディー・キャブ・ドライバー
9. ニューヨークの反響
10. インターナショナル・ラバー
レコードでは2枚組の大作でしたが、全米で400万枚を売り上げています!このアルバムからは 「リトル・レッド・コルベット」(全米2位)、1999(全米12位)、「ディリリアス」(全米8位)がシングルカットされ、何れもヒットしています。

Prince - Little Red Corvette (Official Music Video)

もう、全曲シングルカット出来そうな完成度の高いPOPな楽曲揃いのアルバムです。ただ、このアルバムによってアメリカでは大ブレイクしたプリンスですが、日本ではまだ一般的には知られていませんでした。

Purple Rain

この時期のプリンスは日本では、なんと言いますか、ヘンタイ?いえ、キワモノですか?そんな扱いをされていたように思います。セクシャルな感じが当時はなかなか馴染めなかったんですね。それを超えて支持されるようになったのが1984年にリリースされた6枚目のアルバム「パープル・レイン」です。
パープル・レイン

パープル・レイン

1. レッツ・ゴー・クレイジー
2. テイク・ミー・ウィズ・ユー
3. ビューティフル・ワン
4. コンピューター・ブルー
5. ダーリン・ニッキー
6. ビートに抱かれて
7. ダイ・フォー・ユー
8. ベイビー・アイム・ア・スター
9. パープル・レイン
本作からプリンス・アンド・ザ・レヴォリューション名義となっており、1人では出来なかったバンドならではの音の厚み、深みが出ています。それもあってでしょう。「ビートに抱かれて」(全米1位)、「レッツ・ゴー・クレイジー」(全米1位)、 「パープル・レイン」(全米2位)、「ダイ・フォー・ユー」(全米8位)、「テイク・ミー・ウィズ・U」(全米25位)と、5曲もシングルカットされヒットしています。
中でも「ビートに抱かれて」は、全米年間チャートでも1位となっている程です。
40 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

【プリンス】女性アーティストが歌ってヒットしたプリンスの楽曲5選

【プリンス】女性アーティストが歌ってヒットしたプリンスの楽曲5選

2016年、惜しまれつつこの世を去ったプリンス。彼の功績は、彼自身がアーティストとして活躍しただけでなく、他のアーティスト、特に女性アーティストへの楽曲提供やプロデュースでも貢献した点にあります。今回は、主に80年代に楽曲提供した中から、特にヒットした5曲をご紹介します。
izaiza347 | 469 view
身長157cmという小柄な体の中にある、誰よりも巨大な才能を持つ殿下ことプリンス

身長157cmという小柄な体の中にある、誰よりも巨大な才能を持つ殿下ことプリンス

眼に見える奇跡というものがあるとすれば、それはプリンスのことでしょう。余りにも巨大で、いつまでも尽きることのない才能の持ち主。その素晴らしさはとても言葉では言い表せません。だからこそ、人はプリンスを天才と呼ぶのでしょう。
obladioblada | 9,739 view
【洋楽カバー】80年代は洋楽の日本語カバーがたくさん!オリジナルはどんな曲?第2弾!

【洋楽カバー】80年代は洋楽の日本語カバーがたくさん!オリジナルはどんな曲?第2弾!

日本のポピュラー音楽は、時代とともに多様化し、今日までに様々なジャンルが誕生しました。その一因とも言えるのが、洋楽の日本語カバー。今回は、1980年代のカバー曲ブームにフォーカスして、当時ヒットした洋楽カバーと、その元となった楽曲を8選ご紹介します。2022年の記事に続く第2弾です。
izaiza347 | 728 view
ウォン・カーウァイや『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネら有名監督の初期作品がラインナップ!ザ・シネマメンバーズセレクション~あの監督の初期作品集

ウォン・カーウァイや『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネら有名監督の初期作品がラインナップ!ザ・シネマメンバーズセレクション~あの監督の初期作品集

洋画専門チャンネルザ・シネマでは、【ザ・シネマメンバーズ セレクション】として、有名監督たちの初期作品を幅広いジャンルから集めてお届けいたします。2月5日(月)~10日(土)の期間に、 4Kレストア版でTV初放送となるウォン・カーウァイ監督のデビュー作『いますぐ抱きしめたい』を含む6作品を特集放送いたします。
累計152万部超えの大人気童話「はれときどきぶた」のオーディオブック版を発売!

累計152万部超えの大人気童話「はれときどきぶた」のオーディオブック版を発売!

児童書出版社、 株式会社岩崎書店は、「はれときどきぶた」(作・絵:矢玉四郎)のオーディオブック版を、オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」にてリリースしました。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト