キングオブスキーの称号が日本に!リレハンメルオリンピックスキー複合日本男子チーム!
2016年11月25日 更新

キングオブスキーの称号が日本に!リレハンメルオリンピックスキー複合日本男子チーム!

ウインタースポーツの世界で「キングオブスキー」と言われる競技がある。スキーノルディック複合男子だ。ヨーロッパ中心のルールの中、このキングオブスキーで日本人がチャンピオンに君臨したのだ。1994年リレハンメルオリンピックの時だ!当時の雄姿を振り返ってみましょう。

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キングオブスキーの称号が日本に!リレハンメルオリンピックスキー複合日本男子チーム!

ウインタースポーツの世界で「キングオブスキー」と言われる競技がある。スキーノルディック複合男子だ。ヨーロッパ中心のルールの中、このキングオブスキーで日本人がチャンピオンに君臨したのだ。1994年リレハンメルオリンピックの時だ!当時の雄姿を振り返ってみましょう。
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リレハンメルオリンピックとは?

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リレハンメルオリンピックは、1994年2月12日から2月27日までノルウェーのオップラン県リレハンメルで行われた冬季オリンピック。

これまでオリンピックは夏冬同じ年に開催していたが、これを2年ごとの隔年開催にするために冬季大会の開催を2年ずらし、前回のアルベールビル大会からわずか2年後の開催となった。

なお、リレハンメルはこれまでのオリンピック開催地では最も北に位置する。

リレハンメルオリンピックの開催は1988年9月15日に韓国のソウルで開かれた第94回国際オリンピック委員会総会で決定された。開催地誘致は隣国スウェーデンのエステルスンドとのスカンジナビア半島決戦となり、初の冬季大会開催を目指すスウェーデンが有利との下馬評だったが、大会会場をコンパクトに集約したリレハンメルが開催権を得た。

キングオブスキー!ノルディック複合とは?

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ノルディックスキー・コンバインド(Nordic combined)は冬季スキー競技スポーツの一つで、クロスカントリースキーとスキージャンプという2つのノルディックスキー競技を組み合わせて競う競技である。ノルディック複合とも言う。

クロスカントリーでは持久力、ジャンプでは瞬発力が必要で、総合的な運動能力が求められる。ヨーロッパではこの種目の王者を「King of Ski」(キング・オブ・スキー)と呼ぶ。冬季オリンピックの競技種目である。スキーの複合競技には、アルペン複合(回転と滑降の2種目を行う)もある。

グンダーセン方式では、前半にジャンプを行い、そのポイント差をタイムに換算し、後半のクロスカントリーではジャンプの成績が良かった順から時間差で開始する。マススタート方式はクロスカントリーを行った後ジャンプを行なう。世界選手権は個人ノーマルヒル・グンダーセン、個人ラージヒル・グンダーセン、団体、団体スプリントの4種目で行われている。FISワールドカップでは、個人ラージヒル・グンダーセンを中心に行われている。

リレハンメルオリンピック ノルディック複合男子 日本代表圧倒的Vで金メダル!

【1994年リレハンメルオリンピック】ノルディック複合団体

日本代表は、ワールドカップで個人総合3連覇を達成のスーパーエースの荻原健司に加え、個人でも銀メダルを獲得した河野孝典、更には2年前のアルベールビルオリンピックではメンバーから外れ雪辱にい燃える阿部雅司という、まさに世界最強メンバーで挑み、実力通り圧倒的な差をつけ、金メダルを獲得。文句なしのキングオブスキーの称号を得たのだった。

荻原健司

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荻原 健司(おぎわら けんじ、1969年12月20日 - )は、日本のスキー・ノルディック複合元選手・指導者。現役時代は「キング・オブ・スキー」の異名を取る。社団法人日本近代五種・バイアスロン連合副会長。スポーツビズ所属。北野建設スキー部部長。

2004年から2010年にかけては自由民主党に所属し参議院議員を1期務め、経済産業大臣政務官(第1次安倍改造内閣、福田康夫内閣)を歴任した。

双子の実弟もノルディック複合元選手で現タレント・スポーツコメンテーターの荻原次晴。

河野孝典

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河野 孝典(こうの たかのり、1969年3月7日 - )は、1990年代に活躍したスキーノルディック複合の選手。

1969年3月7日長野県下高井郡野沢温泉村に生まれる。5歳からスキーを始め、野沢温泉小学校4年生でジャンプ、野沢温泉中学校1年生で複合競技を始める。長野県飯山南高等学校から早稲田大学人間科学部へと進学。在学中に当時複合のトップ選手として活躍していたノルウェーのエルデン兄弟の家にホームステイをし、最先端のトレーニング法を学ぶ。帰国後、このトレーニング法を後輩の荻原健司に教え、ともに練習を積み重ねたことが後のワールドカップでの躍進に大きくつながることになる。大学卒業後の1991年から野沢温泉スキークラブに所属。

オリンピックにはアルベールビル、リレハンメル大会に出場し、ノルディック複合団体では2大会連続金メダルを獲得した。リレハンメル大会の個人では、前半ジャンプの4位からスタートした後半クロスカントリーで、地元ノルウェーのビャルテ・エンゲン・ビークとの激しい2位争いを0.8秒差で制して、日本人では初の個人銀メダルを獲得した(長野県出身者では夏季・冬季を通じて初のオリンピック個人種目におけるメダル受賞者)。現在は、日本オリンピアンズ協会の理事を務めている。

阿部雅司

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