「パーマン」
普通の小学生・須羽みつ夫がある日突然、バードマンという宇宙人から、パーマンセットをもらい、パーマンに変身できるようになります。あらゆる犯罪や事故・事件に立ち向かいます。同じようにパーマンセットを貰い受けた、2号、3号、4号と力を合わせて戦うことも。だけど、パーマンの正体は絶対に秘密。そんな少年の夢のような漫画「パーマン」。詳しくご紹介します。
パーマン仲間・登場人物
パーマン１号
通称・１号。正体は小学生の須羽みつ夫。主人公で、パーマン１号でありながら、頼りない面も。
須羽みつ夫
パーマン１号になった、平凡な小学生。アイドルの星野スミレのファン。同級生のみち子のことが好き。「みつ夫」という名前はみつお、ミツ夫などと表記されることもあります。
パーマン2号
通称・2号、ブービー。サルのパーマンです。１号と行動を共にすることが多く、実はみんなの知らないところで、動物に関わる問題を解決したりする働きもの。
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ブービー
2号の正体。旧では動物園のサルでしたが、新パーマンからは、老夫婦のペットとしていい暮らしをしています。
パーマン3号（左）
通称・パー子。活発でパーマン仲間の中で、一番人気があるというエピソードもあります。仲間内には正体をバラしてもいいのに、頑なに正体を見せません。そのため、１号はなんとかパー子の素顔を見ようとしますが、いつも失敗に終わります。
星野スミレ
パー子の正体は、大人気小学生アイドルの星野スミレ。普段は仕事も勉強も真面目にやり、おしとやかな性格ですが、パー子になると、おてんばになってしまい、そのことを自分でも自覚しています。一番自分らしくいられるパー子としての活動を気に入っています。みつ夫のことが好きですが、本人には秘密。本名は鈴木伸子と設定ではありますが、本編でその名前が使われたことはありません。トキワ荘メンバーで「ラーメン大好き小池さん」のモデルにもなった、鈴木伸一氏から取ったものだと思われます。
パーマン4号
関西弁なことから、通称・パーやん。主に関西の事件を解決しています。お金儲けが好きで、空いた時間にパーマンの力を使って、宅配の仕事をしています。賢くて飄々とした性格。
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大山法善
パーやんの正体はお寺の息子、小学生です。大阪に住んでおり、1、2、3号がピンチの時は駆けつけてくれます。将来の夢は貿易会社を設立すること。
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パーマン５号
通称・パー坊。本名・山田浩一。赤ん坊のパーマンです。旧パーマンで数回登場しただけで、新パーマンでは一切出てきません。それ故、幻のパーマン5号です。
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バードマン（右）
バード星からやってきた超人で、この人がパーマンたちを選びました。適当に選んだようにみえて、実は心理分析で調べた結果、みつ夫たちをパーマン地球支部にしました。当初は「超人」「スーパーマン」という名前で、スーパー星からやってきたと表記されていましたが、現在ではすべてバードマンに変更されています。
連載初期
初期のバードマン。デザインが全然違います。
アイテムなど
マスク・マント・バッジ
マスクをつけると怪力になります。マントは空を飛ぶことができ、時速119kmでます。パーマン同士が手を繋いだり、体を持って直列で飛ぶと倍の速さに。４人で手を繋ぐと、４倍の速さになります。バッジはトランシーバーにも酸素ボンベにもなります。
連載初期
パーマンのマスクは最初は、このようなデザインでした。
コピーロボット
マスクやマントより、コピーロボットが欲しかった人もいるのではないでしょうか。コピーロボットは、パーマン出動時に不在だと、周囲の人に怪しまれることを防ぐためにあるものです。パーマンだけでなく、誰でもこのロボットの鼻を押すと、その人に変身します。留守番してくれていたコピーとおでこを合わせると、不在時の記憶が読み取れます。ストーリーが進むにつれ、コピーも人格が出き、時には変身することを嫌がったりして、だんだん友人のような関係になっていきました。
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細胞変換銃
もしもパーマンの正体が一般人にばれると、細胞変換銃で動物に変えられます。連載時はくるくるぱーにされるという設定でした。
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成瀬梨々
「パーマン」の初登場時は1967年でした。学年誌、週刊少年サンデー、コロコロコミック、めばえなどで連載。その後、15年経ってから「新パーマン」として1983年から再び連載されました。
新旧両方がまとまって読めるのは文庫版「パーマン」全5巻、「藤子・F・不二雄大全集 パーマン」全8巻です。