祝デビュー40周年!新作『A KIND REVOLUTION』をリリースしたポール・ウェラーの名曲をまとめてみました!
2017年5月25日 更新

祝デビュー40周年!新作『A KIND REVOLUTION』をリリースしたポール・ウェラーの名曲をまとめてみました!

40年前にパンク・ムーヴメントを背景にデビューしたポール・ウェラーも、今年で59歳。ザ・ジャム、ザ・スタイル・カウンシルを経て、ソロになって以降も素晴らしい作品を作り続けている、我らがモッド・ファーザー!最新作『A KIND REVOLUTION』を発表したこのタイミングで、これまでリリースされたシングルの中から、名曲の数々を振り返ってみましょう!

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「The Paris Match」収録

The Style Council - My Ever Changing Moods (TOTP)

1984年にリリースされ、全英5位のヒット。アメリカでは人気の低かったウェラーでしたが、この曲は全米29位を記録!シングルはバンド演奏によるアップ・テンポなヴァージョンとなってます。

The Style Council - My Ever Changing Moods piano version (English and Spanish subtitles)

シングルではアップ・テンポでしたが、アルバムに収録されたのはピアノ弾き語り風な静かなヴァージョンでした。同じ楽曲でも、こんなに印象が変わるのかと驚かされますが、どちらも甲乙つけがたい魅力がありますね!アイデアに満ち溢れていたこの時期のウェラーの充実ぶりがうかがえる一曲。

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「My Ever Changing Moods 」収録

The Style Council - Shout To The Top

1984年にリリースされ、全英7位のヒット。「上に向かって叫べ」というストレートなタイトルどおり、労働者の団結を謳ったもので、メッセージ性の強さはザ・ジャム時代と変わらないウェラーらしいものがありました。

Walls Come Tumbling Down (Showbiz - 1986)

1985年にリリースされ、全英6位のヒット。「物事は変えられる、壁は崩すことが出来る」というメッセージが強烈ですが、ポップでリズム感のある音楽で政治色の強い歌詞を訴えるあたりは、70年代のニュー・ソウルにも通じる熱さがありました。

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「Shout To The Top」「Walls Come Tumbling Down」収録

The Style Council - It Didn't Matter

1987年にリリースされ、全英9位のヒット。印象的なベースラインは、デヴィッド・シーの「ナイト・アフター・ナイト」から取ったのだとか。政治色の強かった前作アルバムから一転し、この曲も含むアルバム『ザ・コスト・オヴ・ラヴィング』は、愛がテーマのソウル色の強い作品となりました!

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「It Didn't Matter」収録
この頃から、ウェラーは私生活でもいろいろあって、音楽に集中できなかったようで、徐々に人気にも陰りが見えてきました。スタカンのラスト・アルバムとなった『コンフェッション・オブ・ア・ポップグループ』ではクラシック音楽の要素を取り入れるも、評価はイマイチ。さらに、ハウス・サウンドを先取りしたアルバム『モダニズム~ア・ニュー・ディケイド』を制作するも、その内容に不満だったレコード会社からリリースを拒否されるという、最悪の事態に陥ってしまったのです。結果的にバンドは90年に解散。

ソロ(ポール・ウェラー)

Why, after 30 years of endless tantrums, I’ve had enough of Paul Weller’s ever changing moods, says a former close friend | Daily Mail Online (1869004)

ザ・スタイル・カウンシル解散後、メジャー・レーベルとの契約も無くなり、まさにどん底から再出発することになったウェラー。それでも、愚直なまでに自分に正直に音楽活動を続けてきた彼らしく、ソロ・アーティストとしても真っ直ぐ突き進むのでした!

Paul Weller - Into Tomorrow

1991年のソロ活動第1弾シングル。ポール・ウェラー・ムーヴメント名義で、自身のインディー・レーベルからリリースするという、なんとも寂しい再スタートでしたが、それまでのモヤモヤを払拭するような力強い歌声とサウンドには、心動かされる躍動感がありましたね。ちょうどアシッド・ジャズやレア・グルーヴが流行り始めた時期でもあり、ウェラーの音楽的な志向と時代とが、ようやく無理なくかみ合ってきた印象もありました!

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「Into Tomorrow」収録。本国イギリスより半年も先行して日本でリリースされたという、日本でのポール・ウェラー人気の高さがうかがい知れる、記念すべき1stソロ・アルバム。

Paul Weller - Sunflower

見事シーンに再浮上することになったアルバム『ワイルド・ウッド』(全英アルバム・チャート最高2位)からの1stシングルで、1993年にリリースされ全英16位のヒット。メロトロンやモーグ、フルートなどをフィーチャーしたその音楽性は、ウェラーが大好きだというトラフィックなど60年代ブリティッシュ・ロックを想起させるもので、そんなこだわりのサウンドが高い評価を得るようになっていました。

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「Sunflower」収録

Paul Weller - The Changingman

遂に全英1位を獲得し、完全復活となった傑作アルバム『スタンリー・ロード』からの1stシングル。1995年にリリースされ、全英7位のヒットとなりました。「俺は変化しつづける男さ!」と宣言する、ウェラーらしさ全開の爽快なナンバー。

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「The Changingman」収録

Paul Weller "Come On Let's Go"

2005年にリリースされ、全英15位のヒット。まるでザ・ジャム時代を彷彿とさせるかのような、シンプルで疾走感のあるロック・ナンバーに、狂喜乱舞したファンも多かったのではないでしょうか?
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