がんばれゴエモン きらきら道中~皆が腱鞘炎になった理由~
2017年1月24日 更新

がんばれゴエモン きらきら道中~皆が腱鞘炎になった理由~

がんばれゴエモンシリーズ4作品目となる「がんばれゴエモン きらきら道中」。前作にも負けない程のクオリティの高さはさる事ながら、ゲーム性にも優れ、ミニゲームの豊富さや、絶妙な難易度もまさに「スルメ」ゲームなのだが、その点不評な連打システムの多さ、前作まであったゴエモンインパクト戦の廃止などが実に惜しい作品である。

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がんばれゴエモン きらきら道中 ~僕がダンサーになった...

がんばれゴエモン きらきら道中 ~僕がダンサーになった理由~(機種*SFC)

アクションゲーム
プレイ人数は1〜2人(ミニゲームは4人まで)
発売は1995年12月22日。
開発・販売元はコナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)。
  構成
本作では従来のマップシステムとは一線を画す、最初からエリアを自由に選択できる方式となっており、ゲームの進行に一層の自由度が増した。
マップは5つの惑星エリアに分かれており、それぞれのエリアには体力の回復やアイテムの購入をする「町ステージ」、敵を倒しながらゴールを目指す「道中ステージ」、横スクロール画面でエリアのボスを目指す「拠点ステージ」が配置されており、ボス戦である「巨大からくりメカ戦闘ステージ」の流れで進行する。
5つ目の惑星エリアに進むためには、序盤から選択できる4つの惑星エリアを全てクリアする必要があり、それぞれの惑星エリアを担当するキャラクターが事前に割り当てられている。
  プレイヤー
キャラクター共通の初期数値は体力5(ハートマークで表示)、残数3(表示上は2)。体力は「金の招き猫」「銀の招き猫」「銅の招き猫」を1セットで入手することで最大10まで、残機数は「大入り袋」の入手で最大99機まで増加できる。
体力ゲージが0になる、穴に落ちる、アクション面の制限時間内クリア不可などで残数が1減り、残数が無くなるとゲームオーバー。ゲームオーバー時にコンティニューを選択すると、ゲームオーバーとなったステージのエリアマップ地点からの再開となり、所持金が半分になる(100両未満にはならない)。
従来のシリーズとは異なり、通常攻撃およびサブウェポンで敵を倒しても小判や団子が出現しない代わりに、特定条件下で敵を倒すと出現する野球のボールを使って敵を撃破することで、まれに小判や団子が出現するようになった。このため、本作では特に大判や千両箱、団子がステージ上に多く配置されている。
  2人プレイ
本作でも2人同時プレイが可能で、「ひとりであそぶ」プレイ中に2プレイヤー側のスタートボタンを押すと途中参加でき、1Pとは異なるカラーリングとなる。ただし、5つ目の惑星にたどり着くまでは、その惑星の担当キャラクター以外は選択できない。
なお前作では2人で共有制となっていた体力や残数等は、2人別々にカウントされる仕様に戻った。片方のプレイヤーがゲームオーバーになっても、もう片方の残数が2以上残っていれば、それをもらって復活が可能となる。
前作の「ひょうたんシステム」は引き続き登場し、苦手なステージを一方のプレイヤーに任せ、自分はひょうたんに入って安全に進行できる(特定の場面ではひょうたん状態が強制的に解除させられる場合もある)。

ストーリー

今日はものしり爺さんの98歳の誕生日。ものしり爺さんを祝う為に何時もの様にゴエモン、エビス丸、ヤエ、そしておみっちゃんが訪れ、そこにサスケも加わり、和気藹々とお祝いムードで盛り上がっていたが、そこに新しい珍客が・・・
なんとそれはゴエモンインパクト!実はゴエモンインパクトはものしり爺さんが造ったロボットの振りをしていたインパクト星人という異星人だったのだ!
ゴエモンインパクト曰く、故郷のインパクト星がセップク丸という悪いスポーツマンに荒らされいて、助けに行かなければいけないという。
それを聞いたゴエモン達は「なに水くせぇこといってんでえ! 仲間じゃねえかっ!!」と仲間の窮地の為、ゴエモンインパクトと共にインパクト星に向かう。ついにゴエモンたちは宇宙へと飛び出していったのである。

プレイヤーキャラクター

本作から主要キャラクター全員に声優が起用されている。
ダメージを受けた際だけで無く、個々のアクションなどにも対応した声が当てられている。
ゴエモン(CV:太田真一郎)

ゴエモン(CV:太田真一郎)

主人公。はぐれ町に住む天下の義賊。砂漠の惑星クバーサに降り立つ。
武器:黄金キセル
サブウェポン:小判
特殊能力1:波動小判
溜め撃ちで貫通性能を持った小判を3つ同時に撃ち出す「波動小判」となる。
特殊能力2:チェーンキセル
卍が記された特定のブロックに引っ掛けてのワイヤー移動と、遠距離への攻撃が可能になる。ワイヤー移動中の2Pの途中参加は不可。
エビス丸(CV:緒方賢一)

エビス丸(CV:緒方賢一)

正義の忍者を自称するゴエモンの相棒。森の惑星フォレスに降り立つ。
武器:新体操用品(通常攻撃時はリボン、上方向攻撃時はクラブ、下方向攻撃時はボール)
サブウェポン:手裏剣
特殊能力1:反射手裏剣
溜め撃ちで地形に対して90度に反射する「反射手裏剣」となる。
特殊能力2:バレリーナドリル
高速回転をして特定のブロックや地面を破壊できる。使用中は攻撃できない。
ヤエ(VC:小野綾子)

ヤエ(VC:小野綾子)

江戸の平和を影から守る「秘密特捜忍者」のくの一。サスケ同様にYボタンを押さなくても常にダッシュ状態であり、ジャンプ中に下方向への攻撃ができる特徴がある。水の惑星アクアンに降り立つ。
武器:忍者刀
サブウェポン:ヤエバズーカ
特殊能力1:ロックオンバズーカ
溜め撃ちで画面内の敵を最大3体までロックオンし、追尾弾を放つ「ロックオンバズーカ」となる。
特殊能力2:人魚変化の術
人魚に変身して水中に潜れるようになり、Yボタンで高速移動を兼ねた突進攻撃ができるようになる。潜水中の2Pの参加は不可。
前作同様、地上で使用すると、鯉のぼりの着ぐるみに身を包んだような格好になって身動きが取れなくなってしまう。前作と異なり無敵状態にはならない。
サスケ(CV:堀絢子)

サスケ(CV:堀絢子)

物知りじいさんが生み出したからくり忍者の傑作。Yボタンを押さなくても常にダッシュ状態であり、ジャンプ中に上方向への攻撃ができない特徴がある。氷の惑星スーイアに降り立つ。
武器:波動くない(上方向および下方向攻撃時はちょんまげ)
サブウェポン:花火爆弾
特殊能力1:大花火爆弾
溜め撃ちで炸裂回数が多くなる「大花火爆弾」となる。
特殊能力2:くない壁のぼり
壁面の移動が可能となる。壁面の移動中の2Pの参加は不可。

敵キャラクター

セップク丸

セップク丸

本名「ハラキリ=セップク丸」。複合スポーツ施設型宇宙戦艦「スポーツマン・シップ号」で全宇宙を股にかけ、ありとあらゆるスポーツを極めた宇宙人。「惑星インパクト」に侵攻した今回の騒動の張本人で、未だ誰も極めた者の無い究極のスポーツ「セップク」を習得しようとしている。右足首に短刀を常備しており、腹部には目安となる切り込み線が書き込まれている。普段は穏やかな口調で一人称は「僕」だが、窮地に陥ると粗野な口調になり一人称も「俺」に変わる。
つじぎり
セップク丸の側近を務める4人の配下。様々な事情から、セップク丸の「セップク・ちゃれんじ」を思い止まらせるために説得と妨害工作を続けている。これまでに登場した「マーブル5人衆」や「おみくじ五兄弟」とは反対に、それぞれが異なる外見に差別化して描かれているが名称が存在しない。テレビアニメ版及びOVA作品『地球救出大作戦』において各自に名前が割り当てられているため、以降はこの設定を引用して紹介する。
漫画版での名前はそれぞれいろは歌から取られている。アニメ版でも頭文字が「イ」、「ロ」、「ハ」、「ニ」となっているが、漫画との関連性は不明。セップク丸の「セップク・ちゃれんじ」の責任をお互いに転嫁するなど無責任な性格として描かれている。セップク丸が消滅した後は4人で饅頭屋を始めた。
つじぎりイタカロー

つじぎりイタカロー

紫色の袴を穿いて常に抜き身の二刀を持ち、語尾に「ケ」を付ける好戦的な吊り目のつじぎり。惑星クバーサの拠点「クバーサ城」を守っている。
巨大からくりメカ「ジャンキー」を操縦し、バンジー真剣白刃取りでの勝負を申し込んでくる。
つじぎりロクデーナシ

つじぎりロクデーナシ

オレンジ色の袴を穿いて扇子を片手に持ち、「あはははは」と笑うにこやかなつじぎり。惑星フォレスの拠点「フォレス城」を守っている。
巨大からくりメカ「モンタナQ」を操縦し、ふすまのぞきクイズ合戦での勝負を申し込んでくる。
つじぎりハッタリーノ

つじぎりハッタリーノ

緑色の袴を穿いて長楊枝を咥え、語尾に「ぜよ」を付ける冷静沈着なつじぎりだが、サスケに「毛の生えたまんじゅう殿」と言われた際には激昂した。惑星スーイアの拠点「スーイア城」を守っている。
巨大からくりメカ「サムライナー」を操縦し、からくりサバイバルレースでの勝負を申し込んでくる。
つじぎりニャンコ

つじぎりニャンコ

紅色の袴を穿いてハンカチを咥え、常に激情している涙目のつじぎり。乙女っぽい素振りを見せるが、性別は不明。惑星アクアンの拠点「アクアン城」を守っている。
巨大からくりメカ「ミス・ミズゲイ」を操縦し、超対戦ぱずるだまでの勝負を申し込んでくる。

ゲーム内容

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