『電脳都市OEDO808』とは?
『電脳都市OEDO808』(サイバーシティ オーエド ハチマルハチ)は、1990年から1991年にかけて小説、OVA、コンピュータゲームなどに展開されたメディアミックス作品。 近未来のサイバーパンクな雰囲気の世界で、ハードボイルドな主人公たちの活躍を描く作品である。海外ではサイバーパンクアニメの代表的な作品の一つとして知られており、2010年にはイングランドのエレクトロ・ダブステップ・デュオNeroがシングル「Innocence」のミュージック・ビデオで映像を使用し話題を集めた。
Nero - Innocence (Official Video) - MTA Records
ミュージックビデオの映像の全てが『電脳都市OEDO808』で構成されており、これだけの話題性になるのも納得がいきますね。
小説・ゲーム媒体といったものも後ほどご紹介しますが、まずはOVA版の内容を振り返っていきたいと思います。
OVA版『電脳都市OEDO808』の本編動画・ストーリー
それらの犯罪者たちに機動刑事としの任を負わせ、その実績によっては刑期が短縮されるものの、超小型の爆弾を内臓した首輪を装着させられ・脱走・反逆したときは遠隔操作によって首が吹き飛んでしまうというもの。機動刑事として任命されたセンゴク、ベンテン、ゴーグルの3名は未来都市OEDOを舞台に、凶悪犯罪や電脳犯罪に立ち向かうのでした…
Vol.1 古の記憶(メモリー)
事件の真相を追っていくと、黒川の黒い過去が発覚。手柄を独り占めするため、摩天楼をつくった天才技術者アマチを殺害していたのです。しかし、アマチは完全に息絶えておらず、自分自身の亡骸をコンピューターと接続することで意識だけは生きながらえ、黒川に復讐しようと…
Vol.2 囮の機構(プログラム)
一方、センゴクとベンテンの二人は別角度から事件の真相に迫っており、新兵器が何人もの人間の犠牲のうえで生み出されており、実験のために犯罪者たちを無差別に殺していることを突き止めるのでした…
Vol.3 紅の媒体(メディア)
事件の背後には、違法生物学者のスポンサーをしていた医療センターの名誉会長を務める老人・西園寺の影が。彼は不老不死の研究を進めるうち、冷凍睡眠していたはずのレミをも実験材料にし、レミは不老不死を実現するのに大量の血を必要とするため、他人の命を奪うことでしか生きられない身体にされていたのです…
OVA版『電脳都市OEDO808』の魅力とは?
『鬼平犯科帳』をサイバーパンク風にアレンジ?
『電脳都市OEDO808(サイバーシティ オエドはちまるはち)』
— 図解博士_高速バスター ミナル 再起動中 (@skull_bear) September 2, 2016
アニメ版『鬼平』の前にぜひ! 『鬼平』知らなくても、ぜひ!#絶対に観て損は無いアニメ紹介 pic.twitter.com/qYhnoHSIuu
『鬼平犯科帳』
1783年(天明3年)の浅間山大噴火や折からの大飢饉による農作物の不作により、インフレが起こる。各地で打ち壊しが頻発し、世情は酷く不穏であった。田沼意次の失脚(1786年(天明6年))を受けて1787年(天明7年)に松平定信が老中に就任。寛政の改革が始まったが、このような経済不安から犯罪も増加し、凶悪化していった。長谷川平蔵が火付盗賊改の長官となったのは同年10月である。
かなりテイストは違うような気はしますが、その辺はご自身の目で確かめていただければと思います。
制作:マッドハウス
ジャパンホームビデオ
発売:1990年~1991年
巻数:全3巻