バス・ルッテン  Jumping Splits
2016年11月25日 更新

バス・ルッテン Jumping Splits

パンクラスでは打撃による「秒殺」を量産。また「打・投・極」の総合格闘技3要素の中でほぼ投げを省き「打・極」という新しいスタイルを確立させた。常に笑顔で明るくノリノリな一面と妙に礼儀正しい一面、そして戦いの中でみせるコワい一面。いろいろ興味深い人だけれど、心が大きくて強いのは間違いないと思う。

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遊びで独自の空手をつくったこともあった。
伝統的な空手の動きを含み、かつレスリングやボクシングも組み合わさったものだった。
「知らないうちにそれは今のパンクラスに似たものになっていました
でも私は遊びで人を笑わせるために友達だけに披露しました
ときどき練習していましたが
オランダのテレビだけでなく
ナイトクラブやお祭りなどで
喜劇のショーに出演しないかと何回か依頼を受けました」
via レジェンド オランダ格闘家列伝

ギャンブルで借金

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27歳のとき、再度、人生の大きな変化を迎えた。
「私は落ち込んだのです
ギャンブルで借金を負い
体調もとても悪く
人生なんて意味がないと感じました
私はすべてのことを自分のためにし
社会に何の貢献もしていませんでした
私は空手と武道は続けていましたが
初段を取ってからやめました
私は武道に気高い生き方を感じました
突然私は
もし幸運と充実感を得たいなら
人生の方向を変えなければならないと悟りました
いまそれをしなければもうできない
戻ることもできないほど深く暗い人生にはまりこんでしまうだろうと思いました」
via レジェンド オランダ格闘家列伝
バス・ルッテンはは他の町に移り、徐々に借金を返済しながら、またトレーニングを始めた。
「ランニングと水泳をはじめ
クリス・ドールマンの道場でレスリングとフリーファイトをしました
すぐにまた強くなり
自分の人生を取り戻しました
次なる挑戦の準備ができたのです」
via レジェンド オランダ格闘家列伝

パンクラス 秒殺&ルッテンジャンプで鮮烈デビュー!

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チャンスは1年以内に訪れた。
クリス・ドールマンの道場でトレーニングしていたとき、日本の総合格闘技団体「パンクラス」の関係者が何人かがいて、バス・ルッテンを認めたのだ。
スパーリングでバス・ルッテンは、相手を瞬間的でハイキックで倒した。
日本人たちは、その速さと強さに驚いた。
4週間後の1993年9月21日、バス・ルッテンはパンクラス旗揚げ戦のリングに上がり、柳澤龍志を秒殺KOした。
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そして彼は勝った喜びを、ジャンプして表現した。
これが「ルッテンジャンプ」である。

パンクラスのチャンピオン(キング・オブ・パンクラシスト)になる

1993年9月21日、東京ベイNKホール で柳澤龍志をKOデビューし
1995年9月1日、日本武道館で鈴木みのるをフロントチョークスリーパーで下しチャンピオン(第3代キング・オブ・パンクラシスト)となり
1996年9月7日、東京ベイNKホールで船木誠勝をKOし王座を防衛するまで
その軌跡を主な試合を動画で!

柳澤龍志を1R 0:43、掌打でKO

パンクラスのチャンピオン(キング・オブ・パンクラシスト)になる

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