この「スーパーミニプラ」という商品も、一応アリバイ的にはガムも入っているし、ブラインド方式の売り方をしているので、商品概念としては昭和のビックリマンチョコやBIGワンガムと同じという言い訳は成り立つが、『勇者王ガオガイガー』(1997年)や『戦闘メカ ザブングル』(1983年)等、ホビー事業部のリメイク路線から外れた、好事家のツボを直撃する、驚きの商品化とボリューム、クオリティで、今のホビー業界でも目が離せないブランドに育っている。
思えば『ガオガイガー』も今回紹介する『イデオン』も、放映時期の版権は、タカラやトミー、アオシマ等がメインスポンサーとして所有していて、バンダイのその時々のメイン商品とはライバル関係にあったアイテムばかりである。
この辺りの「今は全部商品化権がバンダイに集まるのだな」は、超合金魂やフィギュアーツなどにも言えることだが、この一極集中状況には賛否両論があるだろう。
今回紹介するスーパーミニプラ版イデオンは、一言で言えば「マスターグレード イデオン」とでもいうべき位置づけの商品。
一応食玩扱いなので、数箱に別れて商品が売られているが、実際には「通常版」が3個セット、「発動篇」が4個セットで売られていて、その違いはこの後書き記すが、どちらもセットでユーザーが選べて、ダブりやかぶりが出ないように配慮されている。
「通常版」は、3個なのでもちろん、それぞれにソル・アンバー、ソル・バニア、ソル・コンバーとなるキットが一つずつ入っていて、3個合わせれば、イデオンになるという仕様は当然と言えば当然。
「通常版」は、3個なのでもちろん、それぞれにソル・アンバー、ソル・バニア、ソル・コンバーとなるキットが一つずつ入っていて、3個合わせれば、イデオンになるという仕様は当然と言えば当然。
これが4個の「発動篇」になると、3つ目までは同じキットなのだが、4つ目の箱にはイデオン・ガンと、イデオンの平手パーツと、それぞれのソルメカを、イデオ・デルタ、イデオ・ノバ、イデオ・バスタに変形させるパーツが付属してくる。
法則性は若干違うが、この商品構成4個でイデオン・ガンまで全て揃うというアイディアは、懐かしのアオシマ1/600 イデオン合体版のばら売りを思い出させてくれて、マニアにはたまらなかったりもするのだ。
実際の完成度はというと。
まず先に言及しておかなければならないのは、如何に「バンダイのプラモデル」としては同じでも、設計や製造工程を担当している事業部が違うので、ガンプラのHGUCやMGの規格とは全く違う概念が、パッケージを開けると待っているということ。
まず先に言及しておかなければならないのは、如何に「バンダイのプラモデル」としては同じでも、設計や製造工程を担当している事業部が違うので、ガンプラのHGUCやMGの規格とは全く違う概念が、パッケージを開けると待っているということ。
例を挙げると。
食玩だからなのか、コスト的な問題なのか、このスーパーミニプラシリーズは、フルアクションや変形を再現しながらも、ポリキャップもABSも使用せずに、プラ素材オンリーでキットが構成されている。
食玩だからなのか、コスト的な問題なのか、このスーパーミニプラシリーズは、フルアクションや変形を再現しながらも、ポリキャップもABSも使用せずに、プラ素材オンリーでキットが構成されている。
もっとも、KPSはプラモデル用接着剤に触れた部分は(特に赤い素材は)変色するので、素直にスナップフィットに徹するか、接着剤をもし使うならばかなり細心の注意が求められる。
Bンダイ(仮) 2021/6/12 00:51
>Bメカのイデゲージだけは、ゲージと囲うグレーのプレートの切れ込みの円の直系が合っていない
ゲージが上下逆だからです
正しい向きにすればぴったりはまります
間違った向きにはめるとずれるように設計しているんです