一挙両得。
このソフトには、ファミコン版のリメイクと、その続編の話の2つの物語が収録されています。お得感満載です。「暗黒竜と光の剣」はファミコン版、「紋章の謎」が新しくできた続編ということになります。そんなわけで、一挙両得です。
魅力あるゲーム性
本作の第1部である暗黒戦争編は、第一作目『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』のリメイク版である(このリメイクはDS版『新・暗黒竜と光の剣』とは異なる)。『暗黒竜』における第4章・第9章・第13章・第18章・第21章の5ステージと僧侶リフやシューターなどの仲間キャラクターが除外され、25章の物語が20章に変更された。また、アカネイア大陸・ファイアーエムブレムの設定、マムクートの伝承も多少変更されている。さらに、今作品から追加された人物や国名変更などもある。味方の成長率が全体的に上がり、敵のステータスも下がっており、かつ闘技場で掛け金と引き換えに降参ができるようになったなどにより、『暗黒竜』より難易度はかなり落ちている。第1部で味方になるユニットを全員仲間にして、かつ誰も死亡させずにクリアすると自動的に第2部につながり、そのまま連続してプレイすることができる。ただし、第1部でどんなに味方ユニットを成長させていても、第2部の登場時には引き継がれない。
第一部をクリアしたらそのまま、続編である「紋章の謎」を継続してプレイできます。
第二部 紋章の謎
第1部の直接の続編となるストーリーで、主人公のマルスをはじめとする多くのキャラクターが第1部から引き続いて登場する。第1部に比べて、序盤から難易度が高い、踊り子が仲間になる、入手できるアイテムが増加している、斧を使えるキャラクターが一人も仲間にならないなどの特徴がある。第1部と同じく20章構成だが、条件を満たすと本当の最終面となる「終章」が出現。第1部から継続したデータで第2部をクリアすると年表がテロップとして流れる。
第一部と第二部のストーリ
第一部 暗黒竜と光の剣
地竜王メディウスと勇者アンリとの戦いから100年後、突如復活したメディウスにより、アカネイア大陸は戦乱の時を迎える。アンリが建国したアリティアも、メディウス率いるドルーア帝国とその連合軍によって滅ぼされてしまった。王子であるマルスは姉のエリスの助けによって、辺境の国のタリスへと亡命するも、エリスはドルーア帝国に味方する魔道士ガーネフによってさらわれてしまう。
2年後、マルス達アリティアの戦士たちはタリス城の海賊襲撃をきっかけに、ドルーア帝国を打破するべく、そして愛する姉を取り戻すべく立ち上がるのであった。
第二部 紋章の謎
ドルーア帝国と地竜王メディウスを打ち滅ぼしたマルス王子や紋章の元に集いし戦士たちは戦後の復興に勤しんでいた。アリティア王国に戻ったマルスは、タリス王国の姫君シーダとの婚約を発表し、復興も順調だった。
そんな時、同盟軍にも加わったオルレアン王国の王弟ハーディンが、アカネイア王女ニーナとの婚礼を発表する。アカネイア王に即位したハーディンは、強引とも思えるやり方で瞬く間にアカネイアを復興させると共にアカネイア神聖帝国の建国を宣言。自ら初代皇帝となった。
そんななか、辺境の地グルニアで反乱が起こる。ハーディンの要請に従い、マルスはアリティア軍を率いて反乱鎮圧に向かった。そこで彼らが目にしたのは、かつて仲間として共に戦ったグルニア将軍ロレンスが砦に立て籠もり反旗を翻す姿だった。
スキルやクラスの得意性
ソシアルナイト(Sナイト)使用できる武器は槍。移動力が高く、平均的な能力を持つ。
アーマーナイト(Aナイト)使用できる武器は槍。守備が高いが、素早さが低い。
ペガサスナイト(Pナイト)飛行系ユニット。使用できる武器は槍。素早さと魔法防御が高いが、弓に弱い。
傭兵 剣を使うクラス。技や素早さに優れるが、やや打たれ弱い。
戦士 斧を使うクラス。力とHPがやや高い。第1部のみで第2部には登場しない。
アーチャー ハンターよりも力は無いが守りが堅い。
ハンター 力は高いが守備が低い弓兵。ホースメンにクラスチェンジが出来る。
魔道士 射程1〜2(一部例外あり)の魔法で戦う。守備の高い敵に有効だが、打たれ弱い。砂漠での移動が障害にならない。
シスター 杖により回復や戦闘補助を行う。攻撃手段を持たず、魔法防御以外の能力は低い。
上位クラス
パラディン 使用できる武器が槍。魔法防御が格段に上がっているソシアルナイトの上位クラス。
ジェネラル 使用できる武器が槍。守備がさらに強化されているアーマーナイトの上位クラス。
ドラゴンナイト(Dナイト)飛行系ユニット。使用できる武器が槍。ペガサスナイトからクラスチェンジするとき、守備が強化され、魔法防御が下がっている。
勇者 使用できる武器は剣。傭兵の上位クラス。
スナイパー 技や素早さが大幅に強化された、アーチャーの上位クラス。
ホースメン 使用できる武器が弓。下馬や室内戦時は下位クラスのハンターになる。そのため、あまり上級職といった雰囲気はない。馬に乗っているが、ナイトキラーの特効対象とはならない。
司祭 魔道士・シスターの上位クラス。杖と魔法の両方が使える。
特殊クラス
盗賊 鍵がなくても宝箱や扉を開けたり、跳ね橋を下ろしたりことができる。剣を装備できるが、素早さ以外の能力は低い。
コマンド チェイニー専用クラス。使用できる武器が剣。変身することで、ほとんどのクラスの能力をコピーできる。ナイトSナイト、パラディン、Pナイト、Dナイトが下馬や室内戦時のクラス。剣が使える。クラスチェンジの際に上がった分の魔法防御が下がる。
マムクート 戦闘力はないが、竜石で変身できる。『暗黒竜』では無制限に使用できたが、今作では竜石に強度と変身に数ターンの制限がついた(味方限定)。種類が『暗黒竜』では3種類、『紋章の謎』では6種類になった。
ロード マルス専用クラス。剣を装備できる。特に欠点はないが、専用武器があること以外はこれといった長所もない。
踊り子 フィーナ専用クラス。隣接した行動済みの自軍ユニット1体を再行動できるようにする能力を持ち、同時に経験値も取得できる。レイピアを含め剣を装備できるが、素早さ以外の能力は低い。
火竜 マムクート専用クラス。ひのブレスを使用。氷攻撃に弱い。マムクートの攻撃は人間相手の場合、防御力を無視してダメージを与えることができる。また、武器の重さが全て20であるため2回攻撃はでき
ず、攻撃速度の高い相手からはされ放題である。射程は全て1〜2である。
飛竜 マムクート専用クラス。味方ユニットでは、火竜以外に変身できるのはチキのみである。飛行系扱い。ひのブレスを使用、弓に弱い。移動力が12。
氷竜 マムクート専用クラス。こおりのブレスを使用。川を渡ることができる。炎攻撃に弱い。魔竜マムクート専用クラス。魔防が高い。ひのブレスを使用。
神竜 チキ専用クラス。第1部と第2部で能力と姿が違い、前者ではこおりのブレスを使用する白い火竜に似た姿。後者では独自のグラフィックの黄金竜になり、地竜・暗黒竜を含む全ての竜系ユニットに特効のあるきりのブレスを使用。両者の共通点として、移動時のみ飛行することで地形障害を無視し、戦闘では地上ユニット扱いという破格に有利なユニットである。
それぞれの特徴を生かしたいくつもの戦略を生み出すことができる、手ごわいシュミレーションです。
やりこみ度が満載過ぎて楽しめる
このゲームのやりこみ度も半端ないです。特に闘技場でキャラを育てる点に至っては、一人のキャラだけで数時間費やすことも稀ではありません。そして、このゲームの最大のポイントは、MAPごとにセーブはできても、MAPをクリアするまでは中断の機能しか使えない点です。つまり殺したくないキャラなどが不慮の事故で没してしまったときは、リセットボタンを押すほかに手段はありません。そのMAPの最初からやりなおしになります。闘技場はMAPのイベントのひとつなので、せっかく育てたキャラがいても、別のキャラが死んでしまったら、泣く泣くリセットに手を伸ばし、最初からやり直しになるのです。
ただ、達成感はやはり半端ないですね。一つのMAPで10人くらいのキャラをクラスチェンジさせて、最高レベルまで達してクリアしてセーブ!この瞬間が「手ごわい」シュミレーションの一角を制覇した感動でもあります。ちなみに私は10時間以上レベル上げに専念した挙句、闘技場でナバールが死に、泣きながらリセットしたという悲しい過去の持ち主です(笑)。
ただ、達成感はやはり半端ないですね。一つのMAPで10人くらいのキャラをクラスチェンジさせて、最高レベルまで達してクリアしてセーブ!この瞬間が「手ごわい」シュミレーションの一角を制覇した感動でもあります。ちなみに私は10時間以上レベル上げに専念した挙句、闘技場でナバールが死に、泣きながらリセットしたという悲しい過去の持ち主です(笑)。
【実況】ファイアーエムブレム紋章の謎 解説プレイ
昔から大好きだったゲーム、ファイアーエムブレム紋章の謎を懐かしみながら遊んでいます。
via www.youtube.com
やりこみ度が満載すぎて楽しめる、その2
どうしても強くしたいときのバグった裏技です。
隠れた財宝を見つけた!というメッセージが出た瞬間にBボタンを連打すると、そのアイテムの耐久が「−−」と表示され、ほぼ無限に使えるようになります。財宝を拾うユニットのアイテム欄がもともと満杯になっているとうまくいきません。また、輸送隊に入れると耐久が0になったりとおかしくなります。
Bボタン連打の代わりに、右キー、STARTボタン、SELECTボタン、Yボタン、Aボタンの同時押しでも耐久が増えます。ただ、無限にはならないためか、店での売値がBボタンを連打したときよりも安くなります。
このバグを利用することで第2部11章のドーピングアイテムを増殖することが可能になります。ただし、セーブデータが消えたり、パーフェクトエンディングが見られなくなる可能性があるので注意しましょう。
隠れた財宝を見つけた!というメッセージが出た瞬間にBボタンを連打すると、そのアイテムの耐久が「−−」と表示され、ほぼ無限に使えるようになります。財宝を拾うユニットのアイテム欄がもともと満杯になっているとうまくいきません。また、輸送隊に入れると耐久が0になったりとおかしくなります。
Bボタン連打の代わりに、右キー、STARTボタン、SELECTボタン、Yボタン、Aボタンの同時押しでも耐久が増えます。ただ、無限にはならないためか、店での売値がBボタンを連打したときよりも安くなります。
このバグを利用することで第2部11章のドーピングアイテムを増殖することが可能になります。ただし、セーブデータが消えたり、パーフェクトエンディングが見られなくなる可能性があるので注意しましょう。