Love Fair
1985年10月5日にリリースされた7枚目のシングル「Love Fair」(ラブ・フェアー)。オリコンでは最高5位です。岡田有希子の曲はカラオケで歌ってみると良くわかるのですが、歌いにくいです。何度も言いますが難しいです(歌ったんかい!)。「Love Fair」もまた例外ではありません。と言うかこの曲は最も難しいかもしれませんね。
作詞・作曲は、かしぶち哲郎。かしぶち哲郎は竹内まりや、尾崎亜美に比べると一般的な知名度は高くはないと思いますが、ロックファンにはおなじみ個性派集団ムーンライダーズのメンバーです。で、ドラマーです。ボーカルもとりますし、曲も作ります。ムーンライダーズの楽曲同様に「Love Fair」もまたひとくせある風変わりな曲ですが、例によって軽く歌いこなしていますね。それにしてもこの曲、岡田有希子にすごく合ってます。
Love Fair
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何度か練習して、カラオケでそれなりに歌えるようになった頃、この曲の良さが更に分かるようになる。そんな感じの曲ですよ。ぜひ試してみてください(歌うんかい!)。ホント良い曲だなぁ。
くちびるNetwork
ついに、ついに念願のオリコン1位を獲得っ!1986年1月29日リリースの8枚目のシングル「くちびるNetwork」です。しかし、残念ながらこれが生前最後のシングルになってしまったんですよね。
作詞のSeikoとは松田聖子の事です。作曲の坂本龍一はYMOの教授です。そして編曲がムーンライダーズのかしぶち哲郎。異色です。異色すぎますね。そこに岡田有希子ですからファンならずとも心配になったことでしょう。しかし、結果は最高でした。誰もが素晴らしい仕事をしています。ここにまたひとつ名曲が誕生したのですよ。
岡田有希子_くちびるNetwork
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岡田有希子が亡くなるのは「くちびるNetwork」発売からおよそ2ヶ月後の4月8日のことでした。絶頂期ですからね。返す返すも残念でなりません。
短すぎる人生ですが、デビュー曲から聴いていくと、作品を通して岡田有希子が大人になっていってるのが分かりますね。岡田有希子は精いっぱい生きたのですよ。いつまでも忘れません。心地よい透明感のある歌声は永遠です。
短すぎる人生ですが、デビュー曲から聴いていくと、作品を通して岡田有希子が大人になっていってるのが分かりますね。岡田有希子は精いっぱい生きたのですよ。いつまでも忘れません。心地よい透明感のある歌声は永遠です。
編曲: 松任谷正隆