ローリングスイッチを使いこなせ!レトロゲーム【ロストワールド】まとめ。
2017年1月24日 更新

ローリングスイッチを使いこなせ!レトロゲーム【ロストワールド】まとめ。

【ロストワールド(のち「フォゴットンワールド」に改題)】は、1988年にカプコンが発表したアーケードゲーム。独自の「ローリングスイッチ」による操作に加え、文明滅亡後の世界にドラゴンや古代エジブトや古代日本が入り混じる、独特の世界観も魅力でした。そんな【ロストワールド】の世界をご紹介していきます!

24,071 view

ゲームの概要

 (1522892)

『ロストワールド』 は、1988年7月にカプコンが発表したシューティングゲームです。
海外でも販売されましたが、海外版権の関係でタイトルが『フォゴットンワールド(Forgitton worlds)』に変更され、以後は日本で家庭用ゲーム機に移植された際も『フォゴットンワールド』で統一されています。
 (1522729)

8方向レバーと1ボタン(ローリングスイッチ)で自機を操作する。残機無しのライフ制。
自機はサテライトと呼ばれる子機を一機従えている。サテライトは、特殊弾による攻撃や、敵弾に対する防御に用いられる。
敵を倒すと出現する通貨・ゼニーを集め、ステージ内にあるショップで装備を購入してパワーアップしつつ進行する。二人同時の協力プレイが可能。
出典:ロストワールド(ゲーム)-Wikipedia

『ローリングスイッチ』とは?

ローリングスイッチ

ローリングスイッチ

「ロストワールド」のために開発された、ボリュームレバーとボタンを組み合わせた入力デバイスです。3つの窪みに指を置きます。
簡単に言うと、「ブロック崩し」などに用いられた回転式のパドルにボタンとしての機能を付加したものです。
ボリュームを左右に回転させることによりショット方向を360度、16方向に動かし、スイッチを押し込むことで攻撃を行う。
ローリングスイッチを押す - ショット(フルオート連射)
ローリングスイッチ連打 - メガクラッシュ(自機の耐久力を消耗して画面上の全ての敵にダメージを与えるボンバー)
ローリングスイッチを押しながら回す - ショット方向の回転。サテライトは自機との相対位置を固定したまま、その場で自転する。
ローリングスイッチを押さずに回す - ショット方向の回転。サテライトは自機の周囲を公転する。
なお、自機とサテライトは常に同じ方向を向く。
via ロストワールド(ゲーム)-Wikipedia
つまりこういうことです。
スイッチを押さない状態のとき

スイッチを押さない状態のとき

この場合は、サテライトは主人公の周りを公転します。
サテライトは弾除けにもなるので、位置調整は攻略上重要になります。
スイッチを押した状態

スイッチを押した状態

サテライトはその場で自転し、主人公と同じ方向へフルオートで弾を連射します。
 (1522744)

ですので、このゲームにおいてはいかにローリングスイッチの操作に慣れるかがカギになります。
また、敵の出現場所・パターンも一定なので、「操作に慣れ」「敵のパターンを覚える」ことによって、ゲームは不得手な人でも十分エンディングまでたどり着くことが出来ます。
(ということで、私自身が全クリ出来た、数少ないゲームでした…)
しかしその後、ローリングスイッチは根元に負担がかかりやすく故障しがち、という構造上の欠点が見つかり、『ロストワールド』以降のゲームでローリングスイッチが採用されることはありませんでした。
しかしその操作性は抜群で、今でも根強いファンが存在します。

『CPシステム』について

 (1522756)

この巨大な「武神」も、CPシステムあってこそ表現できたのです。
ローリングスイッチ以外にも「CPシステム」の採用もロストワールドの大きな特徴です。

CPシステム(カプコン・CPシステム)は、1988年にカプコンが開発したアーケードゲーム用基板で、『ロストワールド』で初めて採用されました。
当時としては破格のスペックを誇り、特にグラフィック面の向上は目を見張るものがありました。
後には『ストライダー飛竜』『ファイナルファイト』『ストリートファイターII』等でも使用され、ゲーム史に名を残すことになります。

ストーリー

 (1524256)

破壊神にして魔の創造主、天帝バイオス(BIOS)。彼の生み出した8邪悪神は、あらゆる文明を滅ぼしていった。最後まで抵抗を試みた人族の都市も破壊されて、今はダストワールドと呼ばれる廃墟となってしまった。しかし、人々の無念のオーラは、この地に2人の超戦士を誕生させた。
via ロストワールド(ゲーム)-Wikipedia
プレイヤーはこの2人の超戦士を操作し、敵をショットで倒しながら、人類文明の廃墟であるダストワールドからエジプトの神々が統治するピラミッドワールドを攻略し、そして天帝バイオスの本拠地、天空界にあるバベルの塔を目指します。
67 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

アクションの枠にとらわれない粋なアクションゲーム『ストライダー飛竜』

アクションの枠にとらわれない粋なアクションゲーム『ストライダー飛竜』

プレイヤーが操作する「飛竜」の"ダイナミックかつアクロバティック"な動きと、場面ごとに変化するステージ構成とBGMが、スタイリッシュさを演出したアーケードゲーム『ストライダー飛竜』。その移植作品がメガドライブで登場し話題を呼んだ! 当時では大容量の「8メガビットロムカセット」を大胆に使用した、セガの心意気もあって、移植完成度は高く好評を得たタイトルとしても有名。そんな、ストライダー飛竜を名場面(シーン)で振り返ります。(※オリジナルのアーケード版「ストライダー飛竜」は、カプコンが開発・発売元)
これが王道?「グラディウス」スタート時の自機パワーアップ手順!たまにミスって"DOUBLE"とってしまうと即リセット!!

これが王道?「グラディウス」スタート時の自機パワーアップ手順!たまにミスって"DOUBLE"とってしまうと即リセット!!

横スクロールシューティングゲームの王道といえばコナミの「グラディウス」。数々の続編も登場したこのシリーズ、初期作品に入れ込んだ人も多いことと思います。このグラディウス、ゲーム開始時の自機パワーアップはほぼお約束のパターンだったと思います。
青春の握り拳 | 28,165 view
進化を楽しむシューティングゲーム『ダーウィン4081』

進化を楽しむシューティングゲーム『ダーウィン4081』

『ダーウィン4081』はメガドライブの初期を支えたシューティングゲーム。それだけに、プレイした事のあるプレイヤーはそんなに多くない過去の良作となっている。元はアーケードのゲームであり、その続編として登場したシリーズ3作品目にあたる歴史をもつ。アーケード版の開発会社は「データイースト」であり、ファミコン時代から数々の作品をリリースしていたメーカーとして有名でした。(通称:デコ)
ファミコン『エアーウルフ』 超音速攻撃ヘリで敵を倒すシューティングゲーム!!

ファミコン『エアーウルフ』 超音速攻撃ヘリで敵を倒すシューティングゲーム!!

アメリカの人気ドラマ『エアー・ウルフ』が1988年にファミコンとしてゲームで登場しました。ハイテクジェットヘリを操作しながら敵と戦います。またボス戦では、3D画面を楽しむ事が出来ました。
星ゾラ | 7,907 view
アーノルド・シュワルツェネッガとシルベスター・スタローンが主人公?!アクションシューテングゲーム『魂斗羅』

アーノルド・シュワルツェネッガとシルベスター・スタローンが主人公?!アクションシューテングゲーム『魂斗羅』

侵略を企てるエイリアンを最強の闘士達がマシンガーンで倒します。しかし敵はそう簡単には倒せません。敵も激しい攻撃を仕掛けてくるまさに戦場状態のゲームです。
星ゾラ | 9,045 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト