惜しくも先ごろ亡くなられた、ゾンビ映画の父と賞賛される映画監督、ジョージ・A・ロメロ!もちろん、ゾンビ映画以外にも様々な作品を残しているのだが、ファンにとってはやはりゾンビ三部作が思い出深いのではないだろうか?
それにしても、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」、「ゾンビ」に続き、三部作のラストを飾るこの「死霊のえじき」が、まさか公開当時日本でコミック化されていたとは!今回はロメロ監督追悼の意味を込めて、「死霊のえじき」コミカライズ版を紹介することにしよう。
それにしても、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」、「ゾンビ」に続き、三部作のラストを飾るこの「死霊のえじき」が、まさか公開当時日本でコミック化されていたとは!今回はロメロ監督追悼の意味を込めて、「死霊のえじき」コミカライズ版を紹介することにしよう。
貴重な日本劇場版予告編
via www.youtube.com
「死霊のえじき」ストーリー
死者と生者の数が逆転し、地上にゾンビが蔓延する世界となったアメリカ。フロリダ州郊外の地下基地では女科学者のサラを初め、少数の人間達が立て篭もり、ゾンビの研究と生存者の捜索を行っていた。科学者達は状況を打開すべく、ゾンビの研究に打ち込むが成果をあげることができず、軍人グループの指揮官・ローズ大尉はいらだっていた。圧倒的多数のゾンビに支配された世界で、数少ない人類は生き延びることができるのか・・・?
ゾンビ映画の名作「死霊のえじき」とは?
「ナイト・オブ~」ではゾンビという新興勢力の出現を、続く「ゾンビ」では生きる死者と人間との戦いと、物質文明と物欲に捉われた現代社会を描いて来たロメロ監督。
「ゾンビ三部作」のラストを飾るこの「死霊のえじき」では、遂に人間側が少数派(セリフによれば、ゾンビと人間との比率は、もはや40万対1!)となっていて、対抗策としてゾンビを研究し飼い慣らそうとする科学者が登場する。
実は三部作それぞれが、60年代・70年代・80年代のアメリカの現実の問題を描いており、これ以降に製作された作品群においても、常にその時代の社会問題や政治を織り込んで描こうとして来たロメロ監督。この点が、年月を経れば経る程、逆にその評価を増す要因となっているのだ。
実は三部作それぞれが、60年代・70年代・80年代のアメリカの現実の問題を描いており、これ以降に製作された作品群においても、常にその時代の社会問題や政治を織り込んで描こうとして来たロメロ監督。この点が、年月を経れば経る程、逆にその評価を増す要因となっているのだ。
注:「死霊のえじき」について、更に詳しく知りたい方は、↑上のリンクからどうぞ。
単なる「ゾンビが人を喰うのが見所の映画」では終わらない、この「死霊のえじき」。
果たして、公開当時のコミカライズ版では、どんな内容になっていたのだろうか?
単なる「ゾンビが人を喰うのが見所の映画」では終わらない、この「死霊のえじき」。
果たして、公開当時のコミカライズ版では、どんな内容になっていたのだろうか?
「死霊のえじき」コミカライズ版の概略
本作が掲載されたのは、月刊ハロウィン1986年5月号。作者は阿部ゆたか先生。
ちなみに「死霊のえじき」のコミカライズ版は、阿部ゆたか先生の単行本「トライアングル・ハイスクール」の第1巻に収録されている。
嬉しいことに、第2巻にはあの名作「ゾンバイオ・死霊のしたたり」のコミカライズ版も収録されているので、ホラー映画マニアの方は要チェックだ。
幸い2冊とも電子書籍化されているので、気になった方は是非ご購読を!
実はこのコミカライズ版以外にも、「死霊のえじき」はノベライズ版が当時発売されている。
嬉しいことに、第2巻にはあの名作「ゾンバイオ・死霊のしたたり」のコミカライズ版も収録されているので、ホラー映画マニアの方は要チェックだ。
幸い2冊とも電子書籍化されているので、気になった方は是非ご購読を!
実はこのコミカライズ版以外にも、「死霊のえじき」はノベライズ版が当時発売されている。
講談社のX文庫から出ていたこのノベライズ版、運が良ければ古書店の100円コーナーで発見出来るかも?