「湾岸ミッドナイト」狂気の走り屋たち。人物と車をまとめてみました。(5)
2018年9月20日 更新

「湾岸ミッドナイト」狂気の走り屋たち。人物と車をまとめてみました。(5)

さぁいよいよ最終回となります第5回目。「ユウジ編」(地上のゼロ編)→「荻島編」(FDマスター編)となります。連載されていたのも2000年を超えていますが、この漫画だけは読み続けたという方も多いのではないでしょうか?最後のオチは少々とってつけの感じも多少しましたが、この長い連載を終わらせるためにはそれぐらいの強引さが必要なのでしょう。まずは見てみましょう。

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「Z」「ブラックバード」とのバトル

「Z」「ブラックバード」とのバトル

搭乗車種:マツダ・RX-7 Type R (FD3S)
RGO 400馬力仕様
via KCコミック湾岸ミッドナイト第四十二巻P152
後期型(スピリットR)

後期型(スピリットR)

ボディタイプ 3ドア ファストバッククーペ
エンジン 13B-REW型 654cc×2 直列2ローター
駆動方式 FR
最高出力 ・1991年-1995年
255PS/6,500rpm
・1996年-1998年
265PS/6,500rpm(MT)
255PS/6,500rpm(AT)
・1999年-2002年
280PS/6,500rpm(MT)
265PS/6,500rpm(タイプRB)
255PS/6,500rpm(AT)
最大トルク ・1991年-1998年
30kg·m/5,000rpm
・1999年-2002年
32kg·m/5,000rpm(MT)
30kg·m/5,000rpm(タイプRB)
30kg·m/5,000rpm(AT)
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,295mm(1型) 4,280mm(2~4型) 4,285mm(5,6型) [いずれもフロントナンバープレート取付座変更による]
全幅 1,760mm
全高 1,230mm
ホイールベース 2,425mm
車両重量 1,240 - 1,330kg
かつて「FDマスター」と呼ばれた腕利きのFD乗りであり、自動車雑誌「GTカーズ」の編集者兼ライターを務めていたが、同誌の廃刊に伴い営業マンに転職していた。
雑誌の編集をしながら自らFDを操り、FDについてのコラムを自身書いていた。それだけにFDについての理解は他人とは違い、その視点もプロ並みのものを持っている。しかし雑誌の廃刊に伴い、不動産の営業をやっているがFDに対する情熱はその体の中にくすぶっていた。

吉井

荻島に語る

荻島に語る

RGO大田の旧友。若い頃アメリカに渡り、腕一つでロータリー、V8、ポルシェと渡り歩いてチューニングを極めた腕利きのチューナーでもある。
via KCコミック湾岸ミッドナイト第四十二巻P30
日本に戻り、チューニングからは離れ小さな工場でレストア屋を営んでいたが、大田と荻島に会い、大田の誘いでRGOでもう一度ロータリーのチューニングをすることを決意する。「ロータリーとポルシェは極めた」との評判通り、荻島のFDのエンジンオーバーホールを数時間で完了する腕前をもつ。Z・ブラックバードとのバトル後に自分がかつて作り上げた車のケアをするため、再びアメリカに渡った。
神業の様な腕を持つチューナー。日本でのすることを終わらせアメリカに再度わたるときに過去、自分であつめたロータリーの資料を荻島に譲る。この資料がこの後の荻島に大きな財産となると承知しての事だった。

新見

荻島にイソギンチャクの様にくっつき歩く営業マン。やはりFDに傾倒しているがストーリー上ではさほど重要視されているわけではなかった。言ってしまえば太鼓持ちの様な存在。

吉崎 良美

荻島のかつての恋人。自立心が強く、自分の道は自分で切り開いていくタイプ。元々は荻島と一緒の雑誌の編集に携わっていたが、廃刊に伴い、独自の道を歩き始める。ここで荻島との関係を一度生産することに決めていた。

その他の登場人物

この荻島FDとのバトルにあたり、太田の娘、リカコがZのチューニングを任されている。北見がブラックバードに手を入れていたこともあったのかもしれないが、アキオ自身が全てを任せている。それだけのものを持っていることを感じさせていたのだろう。実際にZの調律が終わった時点で北見に見せに行くがそれに触発された北見が一晩でブラックバードを仕上げたほど。このストーリー最終場面でこの太田リカコの存在は大きくクローズアップされている。これはチューナーの世代交代を予見させるものだったのではないだろうか・・・

最後に

「悪魔」→「ルシファー」→「希望の星」こんな三段論法でZの存在を説明して終わらせたストーリーだったが、Zは死んでいないし、ブラックバードは車検は通らないだろうが、そこまでの説明は無く、島達也が「降りる」可能性を持たせたままの終わり方であった。
全体的には非常によくできていて、作者の車に対する愛情をよく表している
ぜひお薦めの作品なのは間違いないだろう。誰もが楽しめるはずである。
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