現役引退後は、取得していた年寄株を使用して年寄「佐ノ山」を襲名、しばらく高砂部屋付きの親方として相撲協会に残ったが、1998年7月場所を以て短期間で退職した。
2007年6月まで、東京新聞夕刊紙上にて「この道」を執筆、横綱昇進問題や南海龍事件など現役時代のエピソードを含めた自分史を自ら語り、今後の進路として音楽プロデューサーの道を歩むことを明かした。
現役中からボランティア活動にも積極的に取り組み、阪神・淡路大震災の復興支援などを行った。1997年には「KONISHIKI基金」を設立し、ハワイの子どもへの就学援助や日本との文化交流に力を注いでいる。
横綱にはなれなかったが、その存在感・人気は横綱クラスで、人格者として角界の人気・地位を向上させた。実際に横綱空位が要因となって1992年4月から曙が横綱昇進を果たした1993年2月まで最高位が大関の力士としては唯一となる力士会の会長を務めた。
また、初めて外国人大関となった小錦の存在が、外国人力士の評価を高める上で大きく役立ったことも高く評価されている。
2000年3月にデビューアルバムの『KMS』を発表。このタイトルは「King Master of Sumo」から名づけられている。このアルバムではR&B・ヒップホップのスタイルに則っており、歌詞は全曲英語である。
アメリカのクリーヴランドを本拠地とするラップグループ、ボーン・サグズン・ハーモニー(en:Bone Thugs n Harmony)のメンバー、レイジー・ボーン(Layzie Bone)を迎えた楽曲「リビン・ライク・キングス」ではラップを披露している。
2002年3月に公開された映画『ドラえもん のび太とロボット王国』のエンディングテーマ「いっしょに歩こう〜Walking Into Sunshine〜」と挿入歌「ひとりじゃない〜I'll Be There〜」(こちらは「KONISHIKI with 新山千春」名義)を担当した。
2002年7月にサザンオールスターズのベーシストの関口和之と共に「関口和之 featuring KONISHIKI」名義でマキシシングル『私の青空〜MY BLUE HEAVEN〜』を発売。スタンダード・ナンバーのカヴァーで、関口はウクレレを、KONISHIKIはヴォーカルを担当。
また、2003年のアニメ『星のカービィ』の後期エンディングテーマに「カービィ☆ステップ!」が起用された。
2010年5月26日、小錦八十吉名義で『ドスコイ・ダンシング』を発売。曲自体は1985年頃の現役力士時代に作ったものであったが、相撲に専念するためお蔵入りになっていたという。
Doraemon Nobita and the robot kingdom Hitori Janai I'll be there
初の外国人横綱となった曙
第64代横綱:曙
本名同じ(1996年に日本帰化)。旧名・米国名:チャド・ジョージ・ハヘオ・ローウェン(Chad George Haaheo Rowan)。ハワイ・パシフィック大学中退。大相撲時代の最高位は横綱(第64代)で、日本人以外で初の横綱。
大相撲 熱戦名勝負 平成の土俵から 曙・貴乃花 - YouTube
大相撲【曙vs若貴】この対戦がとにかくアツかった!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
引退後の曙
格闘家デビュー後のエピソード
格闘家デビュー後、右腕に「AKEBONO」のタトゥーを、左腕に「YOKOZUNA」のタトゥーを、足に綱のタトゥーを、右腕はハワイの民族模様をモチーフにしたデザインをアメリカの有名デザイナーTOKYO HIROが手がけた。
トランクスには雲龍型の土俵入りがデザインされていて、腰のゴムバンドの部分に妻と子供の名前の頭文字である「C」を4つ入れている。チームユニフォームもTOKYO HIROによってデザインされている。
プロレス参入後、「相撲をやっていたので前回り受身はできるが、後ろ受身は出来ない」と告白したことがある。
格闘技に関しては賛否両論があるが、プロレスについては師匠である武藤も「オレも天才と言われるが、本当の天才は曙」とコメントしている。K-1、総合格闘技で不振が続いていたため「横綱の歴史から抹消しろ」と言われたことがあり、その上プロレスデビューを巡ってプロレスファンや関係者から「マケボノ」と本気で侮蔑されたというが、それだけに全日本プロレスへ入団が決定した際は大変喜んでいた。
格闘技やプロレスへの参戦は大局的に相撲普及のためであるといい、本人は「アメリカで相撲の団体を作る」といった目標も持っている。K-1やWWEなどのリングに上がった目的の一つとして相撲普及に必要な人脈作りと挙げたこともあり、元横綱である自分が格闘技での不振やプロレスでの迷走を辞さない理由について「相撲を理解していない人がやったら、ただのスポーツになってしまうから」と、本人なりに元横綱の使命を背負っていることを説明している。
K-1 GP 06 in 札幌 チェ・ホンマン vs 曙 - YouTube
横綱にまで昇進した武蔵丸
第67代横綱:武蔵丸
本名同じ、旧名・米国名:フィアマル・ペニタニ(Fiamalu Penitani)。身長192cm、体重237kg。現在は年寄・武蔵川。得意手は、突き、押し、右四つ(かつては左四つ)、血液型はA型、8人兄弟の4番目、趣味は音楽鑑賞、愛称は「マル」。