400戦無敗というマスコミの報道はもちろん誇張されたもので、本人が積極的に公言したわけではない。
「ビーチでのストリートファイトも含めてそれぐらいの試合を経験した」と本人が佐山聡に語ったところ、それがキャッチフレーズとして使われ続け、今日に至っている。
柔術を始めて間もない頃や米国のサンボの試合で敗れているが、本人はそれを隠すことなく認めている。
しかし、道場での試合を含めて無敗というのは明らかな嘘で、叔父であるカーウソン・グレイシーの道場では何度も関節を極められて降参している。
「400戦無敗の男」の肩書をもって、バラエティ番組にも登場。
「ヒクソン幻想」は最後まで保ったまま引退
現在、MMAの試合からは完全に遠ざかったヒクソンであるが、本人がインタビューで答える内容からすると、いまだに世界のトップレベルの強豪と拳をまじえ戦いを制するだけの実力は秘めていると自称している。
2009年に入ってからも(ヒクソンは50代)UFCヘビー級王者のブロック・レスナーやエメリヤーエンコ・ヒョードル相手に勝つ策はあると断言しているが実行はされていない。
しかし、2010年9月26日のニコニコ動画における生放送番組に出演した際、視聴者から試合を行わなくなった理由について問われると「疲労や怪我の回復が遅くなった」と答えており、事実上選手としての引退を認めている。
2009年に入ってからも(ヒクソンは50代)UFCヘビー級王者のブロック・レスナーやエメリヤーエンコ・ヒョードル相手に勝つ策はあると断言しているが実行はされていない。
しかし、2010年9月26日のニコニコ動画における生放送番組に出演した際、視聴者から試合を行わなくなった理由について問われると「疲労や怪我の回復が遅くなった」と答えており、事実上選手としての引退を認めている。
ヒクソン・グレイシーのヨガトレーニングも話題になりました
Rickson Gracie Ginastica/Yoga - YouTube
via www.youtube.com
ヒクソンはトレーニングの中にヨーガを取り入れている。ただし、このヨーガにはヒクソン独自のアレンジが加えられているため本来のヨーガとは多少異なる。
ヨーガの直接の師である、リオデジャネイロ在住のオーランド・カニが教えるエクササイズは、ヨーガとカラリパヤットと太極拳を組み合わせた、呼吸法がベースとなる独特なもの。動物の自然なしなやかさを身に付けることで格闘家の動物的本能を伸ばすことが目的という。このカニのもとでヨーガを学んだブラジルの格闘家は多い。
ヒクソンは彼のもとで1986年から1988年の終わり頃まで修行。カニは、ヒクソンは特殊な例であり今までで最高の弟子とし、非常に高い評価をしている。ヒクソンはそこからさらに彼独自に発展させている。彼のヨガのエクササイズの場面がよくテレビで放映されたことがあり、今のヨガブームの一翼を担った面も多少あると思われる。
「400戦無敗」は誇張表現ですが、やはり心身ともに格闘家としての強さは本物のようですね。