【RCサクセション】King of Rock!忌野清志郎をリーダーとした日本語ロックの先駆者!!
2016年6月9日 更新

【RCサクセション】King of Rock!忌野清志郎をリーダーとした日本語ロックの先駆者!!

RCサクセション、そして忌野清志郎。日本の音楽シーンに多大な影響を与えました。BOØWYの氷室京介がRCサクセションのライブを観てバンド結成を思い立ったのは有名な話。そんなRCサクセションの系譜を辿りたいと思います。

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絶頂期

絶頂期

雑誌『宝島』で、日本のロック・バンドのシンボル的存在として取り上げられる。
特に清志郎は「ロック少年・ロック少女たちのカリスマ的存在」となり、漫画等にも清志郎をモデルとしたと思われるキャラクターが描かれるようになる。
1982年、シングル「サマーツアー」がヒット。TBS系テレビ「ザ・ベストテン」に8位で一回のみランクインし、出演。(8月5日)
1982年6月14日、フジテレビ系生放送番組「夜のヒットスタジオ」に出演しサマーツアーを演奏した際、清志郎が曲の最中画面狭しと暴れまわったり、司会者とのトーク時より噛み続けていたガムをテレビカメラに向かって吐きかけるなどの悪ふざけをし、さらにそのことで視聴者へ謝罪する司会者の後ろで舌を出したり顔をしかめるなどしたことから、テレビ局に「ふざけるな」など抗議の電話が殺到。その数は500本近くに上ったと言われている。
アルバム『OK』は、RC初の海外(ハワイ)録音。飛行機嫌い、海外嫌いだった仲井戸が初めて海外に行った。感想は「けっこういいとこだったよ。外には出なかったけど」。
アルバム『OK』制作時頃より、清志郎の体調が最悪の状態になる。喫煙、ジャンクフード、ドラッグ漬けの生活といった長年の不摂生、ライブとレコーディングに追われる過密スケジュール、風呂なし極貧アパートでの不衛生な生活という低待遇など無理が重なったためと思われ、検査の結果、医者に「君の肝臓は一生治らない」と宣告される。

RC SUCCESSION / SUMMER TOUR - YouTube

『FEEL SO BAD』 〜 『Tears of a Clown』

激動期・その1

激動期・その1

1984年、ロンドン・レコードの日本法人が成績不振のために解散。
事務所が勝手にRCの原盤をNEWSレコードへ提供しベスト盤を発売。
発売に関しミュージシャン当人たちに事前に許可が取られていなかったこと、RCが嫌悪していたNEWSレコードから発売されたことに対してメンバーは激怒。
当時NEWSレコードの幹部だった山本コータローや松山千春をステージ上で猛烈に批判し、ファンに「(NEWSレコードから出た)“アーティスト非公認盤”を買わないように」と発言する。
1985年、トラブルの末、「りぼん」から独立。自分たちの事務所「うむ」を設立。
清志郎の肝臓が奇跡的に回復、心身ともに充実するようになる。

『MARVY』 〜 『コブラの悩み』

激動期・その2

激動期・その2

1988年、反戦・反核をテーマにしたカバーアルバム『COVERS(カバーズ)』とシングル「ラブ・ミー・テンダー」を制作するも、発売元の 東芝EMIの親会社・東芝が原子力関連企業でもあったため、歌詞が問題視され急遽発売中止に。
東芝EMIは全国紙 (毎日新聞、朝日新聞、読売新聞) で「素晴らしすぎて発売できません」との広告を打つ。
アルバム『COVERS』の発売中止から、2ヵ月後の8月15日にライブを行い、この模様を収録したライブアルバム『コブラの悩み』をその年の12月にリリース。演奏曲目はほとんどが怒りをストレートに表現したもので、「発売中止騒動の時のマスコミの対応」や「東芝」を痛烈に批判。

ラブミーテンダー / RCサクセション - YouTube

88年ライブトマトでオンエア。 アルバム『カバーズ』に収録されている楽曲。

『Baby A Go Go』

終焉期

終焉期

清志郎、仲井戸、小林の3人で現時点でのラストオリジナルアルバム『Baby a Go Go』をリリース。ヘンリー・ハーシュら外国人プロデューサーを迎えアナログ制作にこだわって作られたこのアルバムは高い評価を得る。
1990年12月25日の日本武道館でのコンサートを最後にRCとしての活動を休止。

その後

活動休止以来RC名義の活動はないものの、清志郎と仲井戸はライブでたびたびRC時代の楽曲を共演している。また、清志郎のソロアルバムに仲井戸がゲスト参加したり、楽曲を共作した。

2008年2月のライブ『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館』にて清志郎、仲井戸、新井田、厚見、梅津、片山らの共演が実現。メンバー紹介で清志郎が新井田耕造の名前を告げると日本武道館がひときわ大きな歓声に包まれた。

RCサクセションLIVE - YouTube

2009年5月2日に清志郎が癌性リンパ管症のため死去。事実上、バンドは解散となった。
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