村上龍
麻薬やセックスを題材にした小説から
時代を反映した事件を題材にした小説。
はたまた経済小説まで。
最初にどの小説を読んだかでイメージが分かれる小説家なのでは?
時代を反映した事件を題材にした小説。
はたまた経済小説まで。
最初にどの小説を読んだかでイメージが分かれる小説家なのでは?
デビュー作
衝撃のデビュー作は『限りなく透明に近いブルー』
なんて美しいタイトルかと思いきや
ストーリーは最初につけようと思っていたというタイトル
『クリトリスにバターを』の方がしっくりくるかも。
なんて美しいタイトルかと思いきや
ストーリーは最初につけようと思っていたというタイトル
『クリトリスにバターを』の方がしっくりくるかも。
福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。
はしゃいでいるようで冷めていて
自分のことのようで客観的。
自分のことのようで客観的。
コインロッカー・ベイビーズ
一九七二年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。
実際に起こったコインロッカー幼児置き去り事件が題材となっています。
題材からすでにブルーなのですが
気がつけば対照的な2人を夢中で追ってしまいます。
気がつけば対照的な2人を夢中で追ってしまいます。
愛と幻想のファシズム
激動する1990年、世界経済は恐慌へ突入。日本は未曽有の危機を迎えた。サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」のもとには、日本を代表する学者、官僚、そしてテロリストが結集。人々は彼らをファシストと呼んだが……。これはかつてない規模で描かれた衝撃の政治経済小説である。
via www.tabibun.net
「ゴッホがなぜ耳を切ったか、わかるかい」とそのホームレスの男は僕に日本語で話しかけてきた。ニューヨーク、ダウンタウンのバウアリー。男は、「ここに電話してオレと会ったことを言えば、お金を貰えるよ」と紙切れをくれた。東京のケイコと、パリのレイコと男、恍惚のゲームは果てしなく繰り返される。国際都市を舞台に、人間の究極の快楽を追求した長編小説。
もうね、SMの描写が色々です。
短編
短編も面白いものがたくさんあります。
ヨシヒコが走るとき、何かが始まり何かが終わる。「ファーストベースにヘッドスライディングしてもそれが様になる日本でも珍しいプロ野球選手」と著者が激讃する広島カープ高橋慶彦遊撃手の輝ける肉体を軸に、野球を楽しむ普通の人々を配した軽快な短篇集
野球がわからなくても大丈夫。
SMも麻薬も出てきません。大丈夫。
SMも麻薬も出てきません。大丈夫。
今やすっかり"カンブリア宮殿の人"