【ドラマ最終回シリーズ！】エンジン【ネタバレしてます】

『エンジン』　ドラマ情報

制作局：フジテレビ
放送期間：2005年4月～6月
主な出演者：木村拓哉/小雪
脚本：井上由美子
最高視聴率：25.3%

主題歌：Angel/Aerosmith

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『エンジン』あらすじ

ユーロオリビアンサーキットのモーターホーム。

レーシングスーツを着込んだ神崎次郎（木村拓哉）は、マシンに乗り込みコースに飛び出して行く。

コースに出た次郎は、後ろから接近するマシンに煽られる。
そのマシンには、チームのファーストドライバーが乗っていた。つまり、次郎はセカンドドライバー。

当然、行われているタイムアタックでは、ファーストドライバーを優先しなくてはいけない。

だが、次郎は食い下がり、抜きつ抜かれつの競争状態になってしまう。

2台は、コーナーで互いのラインを失ってスピン。
怒ったファーストドライバーと次郎は、殴り合いになってしまった。

そして、やって来た監督から、次郎は解雇を宣告されてしまう。

それから1か月後。

「風の丘ホーム」に、草間周平（中島裕翔）という男の子が連れて来られた。周平を出迎えたのは、ホームの保育士、水越朋美（小雪）。

朋美は、周平と彼を連れてきた森原夫婦を職員室に案内する。

職員室ではホームの経営者、神崎猛（原田芳雄）と保育士、鳥居元一郎（堺雅人）が周平の到着を温かくねぎらう。

森原夫婦は、里親として周平を預かったが、なついてくれないので施設に返す事にしたと猛たちに語る。

すると、周平が行方不明になってしまう。

周平は、駅まで逃げてきた。
だが、ポケットには数百円程度の小銭だけ。
どうにかしようと考えた周平は、ある男に目を留める。

スーツケースを引いて改札口を出てきたのは、次郎だった。

周平は「入院した母を見舞いに行きたい」と言うが、次郎には即座に嘘を見抜かれてしまう。

朋美は、周平を探しに自転車でホームを出た。
見送るのは、ホームの調理師、牛久保瑛子（高島礼子）。

また、次郎の義理姉、神崎ちひろ（松下由樹）も朋美の後を追う

結局、父が経営している養護施設でバスの運転手として働く事になった次郎。

しかし、レーサーの夢は捨てていない。
次郎は運転席で「ここは俺の陣地」と言い、助手席には誰にも座らせない。

「安全運転でお願いします。運転手さん！」

朋美にそう言われ、むっとする次郎。
「何で俺がこんなオンボロバス転がさなきゃいけねーんだよ。」と言う次郎だったが・・・

『エンジン』ネタバレ最終回

次郎の乗るマシンがコースを駆け巡る。

次郎（木村拓哉）は「風の丘ホーム」のため、子供たちのためにただ勝つことだけを考えていた。
　
一方、朋美も「風の丘ホーム」の再建を信じ、日々近隣住民を説得して回っていた。

だが、朋美はもう一人ではない。
次郎や朋美の姿に心を動かされた元一郎も、行動を開始したからだ。

子どもたちはレースを心待ちにし、次郎が表彰台に立つ姿をそれぞれの場から願い祈っていた。

そして朋美もまた次郎の勝利を強く祈り信じていた。
戦いを前に次郎と朋美は二人だけの約束を交わしていた。

「もし俺が勝ったら、なんてーの？そん時は、ちゃんと抱きしめてもいい？」

と言う次郎に「ダメです！いや・あの・だから・。勝ったら・私が、抱きしめてあげます。あ、嘘。冗談です」と返す朋美。

「いや今言ったよ。言ったじゃん！・・俺、勝つよ！」
次郎が朋美に笑顔を見せる。

レース本戦の日を迎えた。
子どもたちも次郎を応援しようとサーキット場へ向かった。

猛、ちひろ、そして朋美、元一郎もそれぞれの場から次郎の勝利を祈っていた。　

レースは終盤になっていた。
次郎は3番手からのスタートだったが、1台を抜き順位を上げる。
子供達が「次郎！」「頑張れ―！」と大きな声を張り上げる。

さらに１台を抜き、次郎のマシンがトップでゴールを目指す。

その時！マシンからネジが一つ落ち、マシンのウィングが落下して次郎のマシンがスピンする。

必死に車体をコントロールしようとするが・・・次郎のマシンは止まってしまう。

マシンを降りた次郎は、ヘルメットを外し、ゴールを見つめる。
「自分でゴールしたいんで」そう言うと次郎はマシンを押しコースに戻った。

朋美が、子供達が、観客席の一番前から、次郎を見つめながら一緒に歩く。

次郎を見つめる子供達の真剣な表情。
次郎とマシンが、ゴールのラインを超えた所で止まった。
「ありがとうございました」と一礼し、次郎はコースを後にした。

オフロードを走る車に次郎が乗っている。
しかし車がスリップし、タイヤが泥にはまってしまう。

リタイアしようというパートナーに「こっちのエンジンは全開なんだよ！」

次郎が自分の胸を拳でたたき言う。
車には、バスの中で撮った写真が貼られていた。