1979年には意外なミュージシャンがディスコ・サウンドを取り入れブレイクしました。
2018年8月18日 更新

1979年には意外なミュージシャンがディスコ・サウンドを取り入れブレイクしました。

70年代後半に世界中を席巻したディスコ・ブーム。新人から大物まで誰もかれもが大胆にディスコ・サウンドを導入して大ヒットさせました。「ウケ狙い」ということで非難されることもありましたが、特に1979年は当たり年です!

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The Doobie Brothers - "What A Fool Believes" (Official Music Video)

この曲は全米1位となり、第22回グラミー賞では最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞の2部門を受賞しています。

キッス

ドゥービー・ブラザーズもローリング・ストーンズも意外といえば意外ですが、キッスです。キッスがディスコ?!これはやはり意外ですよね。意外と言うよりも似合わない!
いやドゥービー・ブラザーズだって似合いませんが、キッスの場合はあのメイクですからねぇ。。。
アイ・ウォズ・メイド・フォー・ラビング・ユー

アイ・ウォズ・メイド・フォー・ラビング・ユー

1979年5月にリリースされたキッスのシングル「ラヴィン・ユー・ベイビー(I Was Made For Lovin' You)」がそれですが、世界的な大ヒットを記録しました。ダンサブルな16ビートにハードなギター・サウンド、キャッチーなメロディとダンスナンバーとしても申し分ない曲です。

Kiss - I Was Made For Lovin' You (Version Original 1979) (Producciones Especiales Jose @ DJ Mix)

作者はポール・スタンレー、デズモンド・チャイルドによるものです。アルバム「地獄からの脱出」からのシングルカットですが、当時のキッスはメンバー間に軋轢があり、ドラムスのピーター・クリスは、ほとんど録音には参加しておらず、プロモーション・ビデオやジャケットには映っているものの、実はこの曲でもドラムスを叩いていません。

ロッド・スチュワート

1979年12月にリリースされ、世界的な大ヒットとなったロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」。イギリスやアメリカではそれまでにも多くのヒット曲があり既に大スターだったロッド・スチュワートですが、日本ではこの曲で一気に知名度があがりましたね。そのせいかディスコ・サウンドといわれても違和感がない。いえ、むしろ日本ではディスコの人と認知されたのではないでしょうか。
アイム・セクシー

アイム・セクシー

今でも現役バリバリですが、当時のロッド・スチュワートは絵に描いたようなスーパースターでした。光り輝いていますね。

Rod Stewart - Da Ya Think I'm Sexy? (Official Video)

この「アイム・セクシー」ですが、実はブラジルのアーティスト、ジョルジ・ベンの「タジ・マハール」という曲の盗作ではないかということで裁判となり、ロッド・スチュワート本人もそれを認めるという落ちがついています。

しかし、まぁ、こうして1979年には多くのミュージシャンたちがディスコ・サウンドを取り入れてヒットさせ、80年代に入ると何事もなかったかのように新たなスタイルに移行していきます。
流石。世界で活躍する人たちは流石です。目鼻が利きますね。
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