【70年代歌手】さとう宗幸は歌手としてのイメージ?俳優としてのイメージ?宗さんのすべてを探る!
2017年3月16日 更新

【70年代歌手】さとう宗幸は歌手としてのイメージ?俳優としてのイメージ?宗さんのすべてを探る!

70年代後半にラジオから始まった歌手活動。デビュー曲が大ヒットし地方の歌手から全国ネットの歌手へ。仙八先生としてドラマで主演。今は地元のテレビで「おばんです!」と言いながら地元密着型のテレビに出演中!そんなさとう宗幸の芸能活動に注目してみた!

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うたごえ喫茶から始まった歌手人生

さとう宗幸

さとう宗幸

さとうむねゆき
生年月日:1949年1月25日
デビュー:1978年(メジャーデビュー)

宮城出身のシンガーソングライターでメジャーデビュー前からラジオなどの芸能活動をしており自主制作でアルバムリリース経験あり。
宗さんことさとう宗幸の出身地は宮城県と思いがちですが、出生地は岐阜県になっています。2歳の時に宮城県古川市(現大崎市)に移転しており、それから東北人としての人生が始まっています。

大学在学中にうたごえ喫茶「若人」で歌い始め、歌手としての人生が始まりました。一旦は社会人として上京し会社勤めを経験していますが1年ほどで地元にUターンしうたごえ喫茶「若人」を再開します。
バラ色の人生

バラ色の人生

1976年に「バラ色の人生」というアルバムを自主制作しています。ジャケット画像を見ても私たちが知っているさとう宗幸とはイメージが違うので時代を感じます。このアルバムがきっかけになったかどうかは定かではありませんが、翌年の1977年にNHK-FM仙台の番組でDJをすることになりました。
青葉城恋唄

青葉城恋唄

1978年5月5日発売
さとう宗幸がメジャーデビューしたのは「青葉城恋唄」という曲で有名です。
この曲には一般男性が自分の悲恋とその情景をもとに作り、さとう宗幸がDJをしていたラジオ番組「FMリクエストアワー」に投稿し曲をつけ、歌い始めたことから始まったということは当時の記憶が鮮明に残っている人か宮城出身者の人くらいしかわからなかったのではないでしょうか。

大ヒットしたデビュー曲

先に述べた「FMリクエストアワー」という番組内のコーナーで一般人から投稿された詩に曲をつけ番組内で歌うということをしていたさとう宗幸の下に送られてきた詩に書かれていた内容は投稿者でデビュー曲の作詞を行った星間船一氏の失恋と故郷の宮城県仙台市の思い出を綴った詩でした。その詩の内容にインスピレーションでつけた曲が「青葉城恋唄」となったわけです。
歌詞の内容に昭和の作詞家、阿久悠が指摘をしています。その指摘を受け修正した曲が日本作詞大賞を受賞しています。
元々の詩にあった「時は めぐる」を「季節(とき)は めぐる」に変更した歌を一度聞いてみましょう。

青葉城恋唄 / さとう宗幸

この曲のヒットで第20回日本レコード大賞・新人賞、第7回FNS歌謡祭・最優秀新人賞を受賞し第29回NHK紅白歌合戦にも出場しています。
ですが、この曲がヒットした要因は他にもあります。実際はコーラス・グループのダークダックスもこの曲をリリースしています。

仙台のFMラジオで歌われどんなに熱烈なファンがいても所詮は地方局のラジオ番組内でのことです。全国的にヒットさせるには力が乏しくレコード会社が宣伝費を無名の歌手に費やせるわけもありません。いかに低予算でこの曲をヒットさせるかという点でダークダックスに歌わせ競作という手段を取りました。
ダークダックス

ダークダックス

ですが、多くの人の記憶にあるのはさとう宗幸が歌う「青葉城恋唄」だと思います。あの心地よいビブラートもうたごえ喫茶で活動していた時からのものでいやらしい感じもなく、フォーク歌手としての地位も確立できたのではないでしょうか。

カバーする人が続出

静かに歌声を聴くという言葉がピッタリな「青葉城恋唄」は数多くの歌手がカバーしアルバムなどに収録さてリリースされています。
あの歌詞とあの曲とそれを壊すことのない歌声が揃っての大ヒットだったのでどのような歌になっているのか気になるところです。

倍賞千恵子/青葉城恋唄

青葉城恋唄 森昌子 Mori Masako

福山雅治 魂リク 『 青葉城恋歌 / さとう宗幸 』 2004.03.13

田川寿美 青葉城恋唄

たくさんの人が歌っているこの愛するべき歌を宮城を離れた人は遠い故郷に思いをはせるため、見知らぬ宮城を思い浮かべるため聞く人が多く、この歌に限らず自分の故郷に関わる歌を聞き返す人が増えたであろうと思います。
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