そして心中!
京都に来て宿を取り、数日が過ぎた。当たり前な話だが追っ手や心配して2人を捜索している気配もない。康夫とセツ子はお互いを罵り合うばかり。女将をはじめ宿側も2人の駆け落ちに疑いを持ち始める。状況を好転させるため、康夫は実家に電話をして迎えに来るよう頼むが「場所は京都で宿もわかってるのに何で?そもそも駆け落ちする必要もないのに。」と全く相手にされない。
そこへ早乙女から、「大阪空港にいる。一緒にカナダに来て欲しい」と電話が入る。早乙女が迎えに来てカナダへ行くか、迎えに来ず死ぬなら心中!と2人はガス栓を開けた。
そこへ早乙女から、「大阪空港にいる。一緒にカナダに来て欲しい」と電話が入る。早乙女が迎えに来てカナダへ行くか、迎えに来ず死ぬなら心中!と2人はガス栓を開けた。
☆その頃・・・☆
則子の勢いに硬直する和夫。
「このままセツ子が早乙女さんの所に行くようなことがあれば、あなたと離婚して私が康夫くんと結婚します!」唖然とする和夫に、「私だってまだ子供くらい産めるのよ~、現役なんだし♪」
via けん
爆発まで・・・
「駆け落ち」の次は「心中」に酔う2人。康夫はガスが足りない!と旅館の板場にガスボンベを取りに行く。そこに早乙女の運転手の松田が「裏切り者」として康夫を殺しにノコノコやってきたが、勢いに乗る康夫に引っ張りこまれる形でガスの充満する部屋に連れて行かれる。
キャバレー帰りでご機嫌で旅館に到着した和夫と留吉もガスの充満する室内で意識朦朧で早乙女を待つことになる。
キャバレー帰りでご機嫌で旅館に到着した和夫と留吉もガスの充満する室内で意識朦朧で早乙女を待つことになる。
関西ガスに電話し、だいたい5~6時間でガス中毒。3時間くらいでやめるとアホになる」と聞いた一同は「アホは嫌だ」と怖くなる。もうガスを止めようという意見にセツ子だけは猛反対。早乙女が来るまでは絶対にダメ!と言いながらもフラフラ。
ようやく駆けつけた早乙女が、畳に投げ出されたままだった松田が持ってきた出刃包丁を蹴飛ばしてしまう。包丁が畳の上を滑りボンベに向かっていく。そして大爆発が起こる。早乙女を含めた6人は揃って入院した。
via eiga.com
一年後・・・
1年後、康夫は婿養子に入り、セツ子は女の赤ちゃんを産んだ。則子はもう康夫は用無しとばかりに、「康夫くん、あなた1年くらい実家に戻ってたら?」と顔も見ようとしない。和夫と康夫は顔を見合わせ苦笑いするのだった。