懐かしのデジタルシンセサイザー色々。使ってたやつもあるんじゃないですか?
2017年2月1日 更新

懐かしのデジタルシンセサイザー色々。使ってたやつもあるんじゃないですか?

学生の頃、ホントに楽しかったバンド活動。練習のためにスタジオに行くだけでもワクワクしてた頃、キーボード担当の悩みはそのスタジオにいつもと同じ機種のキーボードがないということでした。自宅の重たい機材を運ぶだけでも大変でしたね。(まぁ自宅にあるだけでも大したもんだったですが) あれにしようか、これにしようか?随分悩んで選んだ愛機。今、どうしているでしょう?これを読んで思い出してやって下さい。

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Kawai K5

Kawai K5

K5は、サウンド合成の方法として加法合成ハーモニックビルディングを採用したデジタルシンセサイザーです。 基本的に、バーグラフタイプのグラフィックディスプレイを使って正弦波によって生成された最大126の高調波レベルを変化させて、サウンドを作成、シェイプ、および変更することができます。 また、ディチューニングを使用して、サウンドを太くするか、または増強することもできます。 さらに、各ハーモニックは、さらに微調整やシェーピングのために、4段の6段エンベロープを独立して選択できます。 K5は15パートのマルチティンバーでもあります。 サウンドを分割、レイヤー、オーバーラップ、デチューニングして、より厚いサウンドや楽器やサウンドのアンサンブルを作成することができます。 48個の内蔵メモリと48個の外付けメモリカードを内蔵しています。 また、マルチモード設定には48のパッチもあります。
出典http://www.vintagesynth.com/kawai/kawaik5.php
この当時のシンセサイザーとして音作りに関してとても自由度が高かったイメージがあります。

逆に言えばかなり専門的な知識を要求されていたともいえるのではないでしょうか?

基本的には分厚い音を欲しい時に使っていたんじゃないでしょうか。(実は僕はこの機材も使ったことはありません。人の受け売りです。すいません)

ウェーブテーブル・シンセシス

波形テーブル上に1周期波形を複数並べ、キータッチや時間経過に応じて波形を順次切り替えて、音色変化を実現する方式。1980年PPGが採用し、後継のWaldorfに引き継がれた。 なおPPG Wave 2.xには、複数のソフトウェア・エミュレーション が存在するので、音源の仕組みは簡単に実地確認できる。
PPG Wave 3.V

PPG Wave 3.V

PPG Wave 3.Vは、1981年に登場した伝説のシンセサイザー、PPG Waveを現代のコンピューター上に再現したもので、普段お使いのDAW上で簡単にお使いいただけます。
PPG Wave 2シンセサイザーは、アナログフィルターを搭載した世界初のデジタルウェーブテーブルシンセとして、センセーショナルに登場しました。
このシリーズのPPG Wave 2.2/2.3を忠実に再現し、さらにソフトウェア版2.Vも再現。PPG伝統である太いサウンドをリアルに追求しています。
12dBと24dBのローパスフィルター、2つのビット可変オシレーター等によって、名機であるPPGの特長を十分に再現しています。
Windows版、Mac OSX版のハイブリッドで、Windows環境の場合はVSTインストゥルメントとして動作し、Mac OSX環境の場合はVST、またはAudioUnitインストゥルメントとして動作します。
出典http://item.rakuten.co.jp
どちらかと言うとアナログ的サウンドだったはずです。暖かい音色で太い音色。というのが感想ですね。

コントロールパネルもアナログチックで最初の印象は「これいつ頃作られたの?」っていう感じでした。でもそれが却って扱いやすいんですよね。

触ってみて初めて分かる良さ・・・でもあまり見かけなくて使う機会はほとんどなかったんです。

でも印象には残っている楽器ですね。

ベクトル・シンセシス / ウェーブ・シーケンス

2次元平面を直交座標で4つの領域に分け波形を割り当てて、例えばジョイスティックやエンベロープ・ジェネレータの時間変化に沿って座標を更新し、4つの波形の混合比を変える一種の加算合成。SCIのDave Smithが開発し、SCIやKORGの製品が採用した他、KAWAIやYAMAHAも類似した音源を発売している。

プロフェットVS

SCI Prophet VS

SCI Prophet VS

Prophet VSはウェーブテーブルまたはベクトルオシレータを使用します。このタイプの合成では、オシレータの波形は、必要なサウンドのテクスチャに応じて、ユーザが自由に選択できるテーブルにデジタルで格納されます。VSを使用すると、クラシック80のウェーブテーブル合成音をコンュータ内で再現することができます。

96個のデジタルサンプリングされた波形があります。最大4つのオシレーターを同時に使用し、ジョイスティックをスイープするか、5ポイントのエンベロープを作成することで、リアルタイムでミックスできます。Prophet VSは、独自の強みを持つユニークなサウンドをもたらしますが、同時にProphet5のものと相補的です。
何故かは知りませんが僕がバンドの仲間と行く練習スタジオに1台置いてあったんです。

なんか使い方のよくわからない奴で変な音しか出せなかった記憶だけが残っています。

あとで聞いたら100万円近くするそうでビックリしたのを憶えています。

サンプラー / PCM音源 (サンプリング音源、ウェーブテーブル音源)

1980年前後に、半導体メモリー価格の低下に伴い数十KB以上のROMやRAMの使用が現実的になると、1周期単位の波形ではなく数十ms~秒単位のサンプルを丸ごと使う サンプラーやPCMドラムマシンが製品化された。

Roland D-50

Roland D-50

Roland D-50

1987年発売。ローランド初のフルデジタルシンセサイザーであり、またLA音源を初めて搭載するシンセサイザーとして誕生した。
D-50は61鍵ベロシティ、アフタータッチ対応鍵盤を持ち、当時としては大型のLCDとジョイスティックにより操作性も高かった。当時の価格は238000円。D-550は2Uラックマウントタイプの音源モジュールで当時の価格は198000円。
音源チップにはLA32(MB87136)を、PCMを格納するROMには合計4Mbitの容量を搭載している。また、LA音源のコンセプトの1つであるエフェクトにも22bit内部演算、20bit出力という高品位なものが与えられている。
それまで誰も耳にしたことのない個性的な音がミュージックシーンに必要不可欠となった。現在も多くのミュージシャンが愛用している。
出典Wikipedia
やっとローランドも出したか!と言う位後発機種の感がありました。しかしその内容はかなりセンセーショナルなものだと今でも思っています。

やけに音が自分の頭の中の音にリアルなんです。操作感は他のシンセサイザーと変わらないはずなのに何なんでしょうね?プリセットの音もすごかったな~。

今の時代の最新式の機種ではもう当たり前にできちゃうことなんでしょうが、最初に出会ったあの時の感覚は今もまだ新鮮な気がするんです。

追記

マルチティンバー機能の実現に大きく寄与している。マルチティンバー機能は、それまで高価なシンセサイザーをパートの数だけ用意しなければならなかった音楽制作の常識を覆し、1台で複数のパートを演奏する事が可能となった。これにより、パソコンと組み合わせてデスクトップミュージックという新しいジャンルが確立されることになり、音楽制作現場の劇的な環境変化を生み出すと共に、多くのアマチュアが趣味として本格的な音楽制作に取り組むきっかけを作った
これってソロパートを別にすればだれでも安く、手軽に音楽を作り出せる環境になったっていうことですよね。一挙にプレイヤーの数を増やすという単純なことではなく、音楽自体の可能性を極端に大きく広げたと言えるものではないでしょうか。

FMシンセシス

1980年代にYAMAHAの製品で広く知られるようになったディジタルFMシンセシスは、YAMAHAの実装では「波形メモリ出力で、別の波形メモリを読み出す処理」として実現しており、波形メモリの応用音源と考える事が可能である。
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